思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ凡人の日々

「旅」も「仕事」だ、とか吹聴しちゃっている頭でっかちな“自称旅人”による、日記よりも少しはましな報告とか記録とか。

第八回文学フリマの出店はまあまあ、そして野宿系冊子もなんとか間に合った

2009-05-11 23:55:00 | 出版・言葉・校正

10日(日)、9日(土)の告知どおりに東京都・蒲田の「大田区産業プラザPiO」で開催された「第八回文学フリマ」に出店してきた。G-15のブースで、屋号というかサークル名は一昨年の第五回の出店と同じ「人力旅人の旅文学」とした。

第五回と同様に当然ながら拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)を軸に販売した。というか、拙著を売りたいがためにこの催しに参加し始めたのだが。
さらに、会場来場時にもらえるこの催しのサークルカタログ向けに書いたとおりにミニコミ誌『野宿野郎』関連の委託販売も少し行なったことも含めると、売り上げ金額は計5600円となった。
先週と先々週よりはましな金額となったが、しかしこの催しの出店料は4000円と高く(今年から1000円値上げした)、蒲田への往復交通費の計1440円も差し引くと、出費は5440円となり、実際の利益は160円にしかならなかった。蒲田、思ったよりも遠かったなあ……。

会場全体の印象を振り返ると、昨年までの秋葉原よりもたしかに広くなった。でも各ブースへの机・椅子の備品の貸し出しの質は同じで、出店スペースも1ブース90×45cmだった。
会場内のブースの塊をA〜Gに分けて、そのうちA以外は大きな長方形に囲むように机というかブースが並び、そのあいだの通りも広くなり、来場客の流れも昨年までに比べると格段に良くなった。それに出店者のほうも椅子の後方の空間が広く取れて、複数人の出店でも交代しやすいし荷物もそこそこ置きやすいし、と、会場の環境は客目線からも出店者目線からも改善された。

カタログの冒頭にある、文学フリマ事務局の代表・望月倫彦氏の言によれば、この会場で催すことが6年前からの宿願だったようで、たしかにその意図もわかる良い会場であった。そうなると、各ブースの出店料も4000円になってしまうのも仕方ないのだろうか。でももうちょい安く上げられそうな気はするのだが。
なお、第九回が今年の12月6日(日)、第十回が来年の5月23日(日)に同じ会場で開催することがすでに決まっている。

で、僕は毎度のごとくひとりで出店し、またもや終始ひとりきりで5時間の商いを営んでいたのだが、(たぶん今回の全出店者のなかでも特筆すべきところだと思うが)左隣のG-16が「葬&ロスジェネ&フリーターズフリー」というみっつの媒体が合同出店していた。『ロスジェネ』と『フリーターズフリー』も立ち読みしてなんとなく知ってはいるが、そのうちこのブースの核で昨年末に創刊して、先月3日深夜にはフジテレビで放送された『東京マスメディア会議4』でも早速取り上げられていた(これの2と3には『野宿野郎』のかとうちあき編集長(仮)が出演していた)、「フリースタイルなお別れざっし」と謳ってここ数年の葬儀の実態というか葬儀屋の裏事情ばかりを取り上げている『』が特に気がかりだった。というか強力だった。

『葬』を編集する葬儀屋上がりで現在は出版業界に転身しているおもだか大学編集長、直接話をしたのは昨日が初めてだったのだが、実は知り合いの知り合いで、昨春あたりから『葬』の制作前から間接的につながりはあり(というか、最近のミニコミ事情や不忍ブックストリートに薄くでもかかわっていると、そういうつながりはしぜんに形成される)、彼女の素性は実名や普段の仕事柄も含めてちょくちょく聴いている。
また昨年にある催しでも直接話しはしなかったが見かけてもいて、僕のほうからおもだか編集長のことは一方的に聞き知っていた。

そのテレビ番組と、このミニコミ誌の趣旨にバッチリ合う映画『おくりびと』が今年の米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した影響によってか、『葬』は間断なく売れ続けて、先月発行の2号も好調で人気? で、会場に持参していたぶんはほぼ売りきっていた模様。僕は1号を先月に買って読んでいて、今回は2号をおもだか編集長から直接買ったので(なんせ偶然にもブースが隣同士だったもので、現金のやりとりも座りながらやっていた)、近々早めに読むつもり。若者目線で読みやすいし。ちなみに、おもだか編集長には逆にこちらの『野宿魂』をお買い上げいただいた。

出店中に彼女ともう少し話ができればよかったかな。そういえば、名刺交換するのを忘れた。まあ、『野宿野郎』のかとう編集長(仮)と同様に、近々またどこかの場で会うはず。ふたりとも、完全に天然キャラクターとまでは言わないが、世間体目線で見ると結構な高学歴のわりにはちょっと抜けていて不可思議な雰囲気を醸し出している部分も酷似しているし。最近、ひと味ふた味どころかそれ以上変わっていてぶっ飛んだ(僕としては恋愛対象にはならない)おかしな独身女性と出会うことが多いのはなぜ?

それから、上の写真にあるのが今回の僕の出店の全容だが、扱った媒体を全部挙げると、『野宿野郎』の4〜6号、『風呂なし野郎』、『野宿魂』、それに「第8回植村直己冒険賞」受賞の冒険サイクリスト・安東浩正さん(本ブログ左にブックマーク済み)の『チベットの白き道』(山と溪谷社刊)も実は一昨年から委託販売していて(しかもサイン入りで)、さらに拙著も、という感じだった。
そして、これまでにも告知してきた、写真中央にあるのが僕が制作して今回の出店になんとか間に合わせた野宿系冊子。昨秋にかとう編集長(仮)が手がけて発行して、でも僕的には不完全燃焼に終わってなんとかその不出来ぶりを挽回したかった『野宿魂』の完結編のような冊子で、その書名は、

『野宿塊』

である。
読み方は『野宿魂』を「のじゅくだましい」と3文字目を訓読みにしているのに合わせて、「のじゅくかたまり」とした。両方の字面が似ているのは、もちろん狙っている。

ただ、『野宿塊』については各種媒体でも触れていない、僕も、これに頻繁に登場しているかとう編集長(仮)も意図的に出していない個人的な情報も一部含まれているため、インターネット利用で手広くは通販しないつもり。具体的な内容も基本的には公表しない。売り方は今後もっとちゃんと考えてゆくが、ひとまず文学フリマのような手売りの機会でのみ販売していこうかと。まあそれでも興味のある奇特な方は、問い合わせを直接いただければ対応するかも。
ちなみに、これは会場では1部の定価は150円とし(表紙はカラー印刷にしているわりには安すぎ?)、結局は7人に計8部売れた。まだその程度しか世に出回っていない。もっと売らないと赤字ですなあ。
でもこれはできれば、昨秋以降に『野宿魂』を購入した方に優先的に読んでいただきたい。その続編というかそれを補完するカタチにまとめているから。

そんなわけで、今回の出店は全体的にはまあまあの結果だった。でも一応は微々たる金額だが利益は出て、しかも拙著も2冊売れて、さらにはおもだか編集長と少し話ができたので、良しとするか。
コメント (5) | トラックバック (0) | この記事についてブログを書く |   | goo

5 コメント

Unknown (mog)
2009-05-13 00:10:28
野宿塊買いたいです
次回地平線の日にでも売ってください
えー (わたる)
2009-05-13 01:51:48
その前に、『野宿魂』は読みました? まあそれを読まなくても単発でもわかる内容にはしてあります。
ただ、見方によっては女子が読むと少々嫉妬する冊子かもしれません。

そういえば、認証で制限かけちゃいましたね。うーむ。週3くらいで覗きたいのに。
では今後は、地平線通信のほうにびしばし書いてください。
Unknown (moog)
2009-05-13 22:40:08
魂のほうは読みましたよ。

ブログごめんなさい。
でも藤本さんには私もここを読ませてもらってるし、教えます。
おー (わたる)
2009-05-14 02:30:32
冊子はともに、『野宿野郎』に比べるとどちらも僕の人間性と同様に面白味はほとんどないはずですが、
それらを通して何事かの思索にふけっていただける、買って損はしない内容にはなっていると思います。
買って得か損か、あとでこっそり教えてください。

ブログのほうはいえいえ。では楽しみにします。
あれ? (わたる)
2009-05-14 02:48:44
よく見ると、o が1個増えていますね。これは感情の起伏を表現しているのですか?

まあいいや、某バイト先の裏事情も含めて、引き続きびしばしてきぱき書いてください。

コメントを投稿

 ※ 
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL