思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

2月後半はタイミング悪く? 目白押し

2012-02-13 18:45:57 | その他趣味

何がというと、僕好みの旅とか山とかに絡む(絡みそうな)著名人の露出ぶりが集中して盛んらしく。
でも一般人の僕は今週から来週に沖縄県へ行くつもりなので、いずれもオンタイムで触れることができなくて、旬を逃してしまうタイミングの悪さに残念無念。
ということで代わりに日付順に、今回は主役の名前をあえて挙げずに(まあリンク先でわかるけど)、それらの予定を7つ挙げておく。


●16日(木)、最近も新聞やラジオの主にインタビューによる露出が増えてきた北極冒険家がいよいよ、最大の目標の北極点行きの本番のためにこの日に出発するそうで。さてどうなるかね。それで引き続きの問題が、特に行動面よりも資金面のほうで。
先日、本人から聞いた話では、計画遂行のためのスポンサー活動とともに今年に入ってから個人レベルの協力の呼びかけにもより力を入れていて、1口1万円で募っている「サポート隊員」は最近の媒体露出が効いたのか順調に集まっているそうで。このお金は主に計画後半のチャーター機の費用に充て、だからもし計画どおりに進めば4月の計画終了間際の時点に資金が整っていればよいため、今から応募してもまだ遅くない、とのこと。
今冬の北極海の氷の状態や気候など実際の行動にかかわる条件面は例年よりも良いらしいので、もし実現すると世界レベルの冒険行を少しは“共有”できるのかも。

●16日(木)午後、東京都・西浅草で登山界の革命児? が講演する。最近はビーコンやスノーシューのような積雪期の登山道具のレンタルも始めた本業に関する、ベンチャー企業の経営話だろうね。
登山中の直接的な行為の話、体験談ではないが、今後さらに普及を図りたいその間接的なインフラ整備? の話はまだ珍しくて当然興味はあるので、すんごい聴きに行きたいのだが。
無料の催しだからもう埋まっているかもしれないなあ。でも経営に関する人が対象だからそうでもないかも。客層がまったく読めないなあ。でもそれがむしろ面白そうだなあ。

●17日(金)、野宿界のアイドル? が2冊目の野宿本を出版する。徳間書店から。
この話は昨秋から聞いていて、そして先月にまた聞いた話よりも発行の時期が少し早まっている進行の進み具合にも驚いているが、ホントに出版だそうでなにより。
内容は、昨夏に休刊した自社の広報誌『本とも』の連載エッセイをまとめて(でも厳密には「ノンフィクション」ではない、らしい)、さらに書き下ろしや新撮の写真も多く加えたものだが、これが1冊の本にまとまるとどうなるのかは連載時から気にしていたので、実際にどうなったのだろう。
僕は先月からの旅の影響で金欠気味でこの本を買うのも来月以降になるが、でもまあ文字数は1作目の『野宿入門』(草思社)と同様に少なそうなので立ち読みで済むのかも。どちらにせよ近々、ある画策とともに改めて触れるかも。というか、質問のひとつにも挙がった点で物申したいことがあり、これは売り上げにかなり影響する一大事のはずだがなぜ安易? に変更しちゃったのだろう、もったいない、というふうに。
まあとにかく、うらやましいなあ、印税生活。

●18日(土)午後、埼玉県・狭山で自転車でユーラシア大陸横断中のチャリダーの講演が。
でもこれは旅の話ではなく旅の中断中の、昨年の震災後に福島県・新地の災害ボランティアセンターに立ち上げからかかわって長期間の運営に携わってきた経験を伝える、という趣旨の災害支援活動の話が主のようで。先月にウチの近所の会場でも同様の趣旨の催しがあったが、北海道へ行っていたので行けなかったのよね。
翌19日(日)午後の本庄市や、ほかの地域でも開催するが、なんか昨年からことごとくタイミングが合わなくて一度も行けないんだよなあ。
そういえば彼、今春に再開する旅からはモンベルがスポンサーに成ったそうで、となると会員数の多さも考えると今後さらに露出が増えて有名になるのかねえ。

●同じく18日(土)午後、長野県・茅野で「全国ロングトレイルフォーラムin八ヶ岳山麓」というフォーラムがあり、2日間開催のうちのこの初日に、登山や徒歩旅の著名人が登場する。なかでも注目はやはりこの分野の第一人者で(最近の情報提供は家人のブログのほうで)、現在は「書く」ことは困難になったが「語る」ことはできる、ということによる出演なのだろう。
特にプログラムの6番目のバックパッカー登山家との共演のトークショーは見もの、のはず。これにも行けないのが超悔しい。ちなみに、事前にこの展開を勝手に予想すると、もちろん主に八ヶ岳の登山(登山道・山小屋)の実情や山麓の移住環境について触れるだろうが、それに加えておそらく聴衆の年齢層が比較的高い場合は、三者が患ったことのある病気(ALS=筋萎縮性側索硬化症、突発性難聴、乳がん)のことも触れるかも。もしそういうことが起こったとしても、引き続き自然とどのように付き合って楽しんでゆくか、ということも。

●18日(土)夜、著名な野外系の人物が多数登場しているbayfmの番組『フリントストーン』に、近年は冬季カナダでの活動にこだわる冒険家? が出演する、らしい。
最近、『BE-PAL』12年2月号の連載「石田ゆうすけのリアル旅人図鑑」の取材をはじめ紙媒体への露出が以前に比べて盛んだが、国内のラジオ番組へ出演というのは聞いたことがないので気になる。
ウェブサイト上の日記やツイッターでも顕著で普段の特殊な人間関係からもよく見られる、世間を小バカにして自身の精神安定を図る? ようなおちゃらけた、それでいて(ひと昔前のアクの強い“山ヤ”のような)尖った物言いがそっくりそのまま出ているのか、それとも最近売れている野外系の書き手の角幡唯介氏が“尊敬する人物”に挙げるくらいに登山や冒険・探検的行為の玄人が好む、あえて生死の境ギリギリのところを進む人の本質を余すところなく語っているのか、どちらの側面が表れているのかを聴いてみたかったなあ。
まあこの番組特有の、放送後の文字起こしを楽しみにする。

●22日(水)、おそらく屠畜の現状に日本一詳しい女傑? が再び屠畜関係の本を出版する。最近、定期採用報道で話題の岩波書店から。
07年出版でヒットして昨年は角川書店で文庫化された『世界屠畜紀行』(解放出版社)にもある屠畜現場の取材からさらに踏み込んで、千葉県東部の“エエ市”の廃屋同然の物件に移住して(移住地の周辺の立地の描写から、以前にある仕事でこの街を出歩いた僕は“エエ市”はすぐにわかった)、そこで3匹の豚を名前も付けながら飼い、育て、立派に成長した3頭を食肉業者に精肉してもらって食べる、という一連の行為を自ら体験した話。
その流れはブログや『本の雑誌』の連載「黒豚革の手帖」などの寄稿でほぼ掴んでいたが、それが1冊の本にまとまり、一般に流通する食肉を扱うプロの酪農家や食肉業者ではないいち消費者目線の体験を通じて理解できるのは善いこと。現在の週刊少年サンデー連載『銀の匙』とかぶる部分も多々ありそう。
発売日以降に出版記念の催しがいくつか企画されて、まだ未確定で準備中の服部文祥氏との対談(屠畜対狩猟?)が最も気になる。3月以降であれば行けるかなあ。その前に閏日の29日(水)夜に都内でサイン会+イラスト・写真展示の催しがあり、それはひょっとしたら行けるかも。


気になることはほかにもまだあるが、どうせ挙げても行けないし買えないのでこのくらいにしておく。なぜこんなに同じ時期に集中してかぶってしまうのか。うーむ。
僕の代わりに、もし聴きに行ける、もしくは本を直ちに買える方はぜひ。
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2012年ザック買い替え問題

2012-02-12 23:59:11 | 登山

先日、もう13年近く愛用しているモンベル、というかゼロポイントの40Lのザック(モンベルの商品群の呼称では「バックパック」か)の左肩のほつれが酷くなったので修理に出してみた。雨蓋は昨夏に修理したけれども、今度は本体のほう。
その結果、無料で対応してもらえた、のは助かった。



写真は、上が修理前、下が修理後。

が、そのさいに僕も薄々感じていたことだが生地の劣化がかなり進んでいて、今回のような部位の修理方法も現行のザックはもう以前とは異なり、今回は特別に無料で対応したがその後の使用は保証できないと注意・指摘された。

昨年だか一昨年だかのある雑誌の登山道具特集でザックは5年程度で買い替えを、という記述があり、そんなに短いのはもったいないだろ、と正直思ったが、プロの山岳ガイドなどは使用頻度によってはそのくらいが妥当か、と改めて思った。でもこれはプロに比べたらそんなに連れ出していないから13年も保ったのだろうけど。とはいえ、標高3000m級の夏山縦走や沢登りから近所のフリーマーケットや古本市の出店のさいの荷物運搬まで、登板回数は常に多い。今度の沖縄県行きでも使うし。

それに、これより上の60Lのサイズの18年使っているザックはさらに多くの問題があり、条件の悪い山へ行く場合は生地の薄さも含めてこれ以上ボロい状態で行くのはまずいよなあ、と先月の北海道で観念した。なので、山道具に関する緊急課題はザックだな、ということでこれらの買い替えを今年の大きな目標に掲げる。

最近、各誌で頻出するホーボージュン氏や高橋庄太郎氏など有名アウトドアライターは職業柄、毎年のように買っていていくつも所有しているから、そのひとつくらいは安く譲ってもらえないかなあと思ったりもするが、まあ僕はすでに欲しいモノのこだわりはあるので、今春以降の新製品の発売状況も一応は気にしながら、極私的な選択肢に邁進したい。


ああそういえば今回と関連のあることで、昨年末にザックではないがある衣類の修理を某有名メーカーに依頼したら(世間一般的にはモンベルよりも有名であろうブランドを抱えているところ)、そのジッパーのスライダー交換という素人目に見ても比較的簡単そうで早く済みそうな箇所だったのに依頼後の見積り提示などの連絡が一切なく、思いのほか時間もかかり(3週間くらい)、結果的には無料で済んだけれども全体的には腑に落ちない対応ぶりに落胆した。
それに比べるとモンベルは見積りの連絡も依頼から早ければ1日か2日で来るし、修理も1週間ほどで完了する。モンベルの段違いの対応の早さとともにメーカーごとのアフターケアの差異にびっくり。それは季節や依頼件数の多少にもよるのだろうが、社内の体制の問題もありそうな気がする。
ほかにも修理してほしい(騙し騙し使っている)モノはいくつかあるので、今度、ほかのメーカーのモノもいくつか試してみるかなー。
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「ウメサオタダオ展」を観に行ってきた

2012-02-12 00:00:39 | 他人の旅話

遅まきながら昨日、東京都の日本科学未来館で20日(月)まで開催中の「ウメサオタダオ展」を観に行ってきた。実は日本科学未来館も初訪問だったけれども。

祝日でやや来客の多いなか、展示に3時間以上食いついて、今更ながらとても良い勉強になったわー。
昨日はちょうど午前中に小長谷有紀教授の解説ツアーもあり、それも少し聴きながら拝見できたのも幸いだった。

故梅棹忠夫先生の本は過去にいくつか挑んだことはあるが、あの独特のかな表記の多い文章表現になんか慣れなくて挫折し続けてきた。
が、いち出版業界人としても、登山や探検にちょっとは興味関心のある者としても、先生の本は読んでおくべきことは重々承知しているので、今年から少しずつ読んでゆこうと思う。
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いよいよ12日(日)以降に「海のグレートジャーニー」をテレビで、そして新たな“友達”が増えて恐縮

2012-02-06 00:00:55 | 他人の旅話
かねてから触れている、探検家・関野吉晴氏の「新グレートジャーニー」の3本目の海上ルートを旅した「海のグレートジャーニー」の模様をまとめた番組が再びフジテレビ系列で放映される。タイトルは『新グレートジャーニー最終章 人類、日本列島へ 海上ルート4700キロ』として。
僕の住まいではフジテレビなので、12日(日)16時からの系列局のなかでは最初の放送をきっちり観る。それに今回はブルーレイ録画もできちゃうもんね。へっへっへ。実は昨年末にHDDレコーダー購入に力を入れた理由のひとつに、この番組をきっちり録画して残しておくということもあったから(私事だが今回偶然に、それで3番組同時録画ができる効果が存分に発揮されたりもする)。

そういえばこの旅に関連のあるところで、東京都墨田区の「すみだ環境ふれあい館」で企画展示が続いている「海のグレートジャーニー展」の開催期間が、今月中旬までだったのが5月13日(日)まで延長されたので行きやすくなった。当初の予定どおりに今週いっぱいまでだったら微妙だったので助かった。ならばぜひ観に行ってみよう。まだここの展示は観ていないのよね。

もうひとつそういえば、始めてから1か月経ったがまだ慣れていないフェイスブックで最近驚いたこと。関野さんがなぜか最近フェイスブックに力を入れているようで、先週には“友達”が1000人を超えていたりするが(まだ事情をよく知らんのだけど、この4桁人数って凄いことらしいね。しかも世間一般的に有名な芸能人以外では尚更)、地平線会議関係の共通の知り合いもちらほらいる影響なのか僕もその流れで関野さんと“友達”になってしまった。驚愕。でもまあ誠に恐縮なことで。
それにしてもこの“友達”という表現、まあ本家のアメリカからもたらされた? 仕組みだからfriendを単純に和訳した表現になったのだろうけど、今回の関野さんのように雲の上のそのまた上の層にいるような目上どころかそれ以上の位置にいらっしゃる方とつながってしまう可能性も実際にあるのだと今回改めて思うと、“友達”以外にも“先輩”や“後輩”や“上司”や“部下”や“師匠”や“弟子”みたいな、いかにも日本的な上下関係の表現というか分類も日本独自にあったほうがよいと思うのだが。ついそう思ってしまうのは(世界的にも珍しく? 人付き合いにおいての横よりも縦の関係を気にしがちな)日本人の性だが、全世界で8億人超が参画しているというフェイスブック上ではそんな細かいことは抜きにしてざっくり“友達”と統一しているのが複雑で、これが最もまだ慣れない点であるね。

本題に戻るが、まあとにかく番組は地理学的にも民俗学的にも日本史的にも芸術的にも教育的にも、と多角的に面白いはずなので、オンタイムでも録画でもどちらでもよいのでぜひ。
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登山者目線というか一般的な目線から、来客の少なそうな時季の野天風呂であっても節度のある入浴を

2012-02-05 18:45:00 | 良識

先月発売の『CYCLE SPORTS』12年2月号を遅まきながら最近読むと、石田ゆうすけ氏の連載「僕の細道」では僕の地元である埼玉県をいつものようにぶつくさ言いながら旅しているし、モノクロページの「実戦!道路交通法規サバイバル」では“軽車両”の乗り手として心得ておくべき行動と態度の指針となり得る興味深い記事だったし、といつになく読み応えのある内容が並んでいた。だがしかしそのなかで、むむむっ、と眉をひそめる記事があった。
それは、「鏑木裕のダートクエストIII 第二十二章」という、(以前に一度覗きに行ったことのある)神奈川県・青葉台の轍屋自転車店の店主の鏑木氏がオンロード偏重のあまたある自転車専門誌のなかにあってオフロード(とりわけ、いわゆる「ダブルトラック」≒林道)の自転車旅にこだわって紹介している連載で、毎号ここも興味深く読んでいる。で、今回は八ヶ岳の本沢温泉の野天風呂「雲上の湯」に入浴しに行く話だった。

取材は昨年? の12月中旬だそうだが(店のブログによると21日(水)みたいね)、仲間と麓からMTBでやや積雪のある林道を上り詰めて野天風呂を目指す、という今回の企画趣旨自体は良いと思う。
が、もう冬に入って気温マイナス8度のなか駆け上がってその目的地に辿り着いていざ入浴、でその最高潮? の入浴中の写真の見せ方がまずいだろ、と率直に思った。具体的には108ページと110ページにある湯船まわりの写真数点のこと。
記事と写真のとおりに4、5人でしっぽり入浴するだけならまだしも、そこに登山用の小型ガスコンロを持ち込んで、湯に浸かりながら湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、あらかじめ仕込んでおいたお汁粉を温めて食べたり、という写真もあった。それらの写真の注釈のひとつに「それ(=カップラーメン)を湯船に浸かって食べられるとは」ともあったが、その行為はどうなんだ?

その行為以前に、この記事の最初の掴みとして配置した108ページの大伸ばしの写真のように、野天風呂を完全に貸切状態で雑然としたというか私物化した状態はいかがなものか、と憤った。積雪期、直近では下の写真のように2年前の10年1月中旬に雪模様のなか登山の下山行程の道中に入浴しに行ったこともある、この風呂の愛好者のひとりとしては。



降雪がホントに多いときは自転車なんかでは到底入り込めない、雪山登山経験者が徒歩で膝ラッセル覚悟のうえで接近せざるを得ない状況のときもある野天風呂。まあそんなふうに、より面白い条件になるときもある風呂で、僕はその点も気に入っている。


この野天風呂、標高2150mにあって周りの景色は思いっきり野趣溢れる感じだが、一応はここから少し下ったところにある本沢温泉の管理下の整備された、600円の入浴料も支払うべき有料の外風呂で(でも記事中には料金の説明が抜けていたのも問題かなー。「ちなみに山小屋には内風呂もあるのでご安心を」という注釈はあったけど)、たとえ一時的に撮影のために貸切にできたとしても、ほかの来客の可能性を無視した私物化状態を見せつけるのはどうなんだろうね。
まあ場所が場所だけにそういうふうに羽目をはずしたい気分も、そこまで標高が上がると達成感からいくらか湧き上がるとは思うのでわからなくはないけど。でもべつにここは八ヶ岳の登山事情を知る者からすると“秘湯”でもなんでもない、(たしかに周りの景観はちょいと珍しい)特徴的な露天風呂ではあるが、そこまではずせるものなのか。

社会人としてふつうに考えても、ほかの入浴客が訪れる可能性もある公衆浴場で入浴時に飲み食いするものかねえ。それと同じことだ。まあ旅館などの貸切状態の内風呂で、絵に描いたような盆を浮かべて熱燗をおちょこでたしなむ程度の状況であればまだよいかもしれないが、谷側に開けた場所のここでコンロを持ち込んで調理までするとはやりすぎだよなあ。しかもそれを全国的な月刊の商業誌であからさまに見せるだなんて。僕だってやりたくてもさすがにそこまではやらないぞ。せいぜい缶ビールかワンカップをちびちび呑むくらいに留めておくし、いつでもほかの来客があってもよいように脱衣場所もいくらか整頓したうえで入るわよ。たとえオフレコの入浴であっても。
しかも僕の場合、大学時代のワンゲルの春山合宿登山中にここに初めて入浴したときに湯あたりした経験から、ここではそういう余計なことはやりたくなくて、できるだけ入浴にのみ集中したい、という思いもあるし。

また、この企画の訪問時間は不明だが、一応は12月といえども積雪期の登山をやる人が登山または下山途中に入浴しに来る可能性は(無雪期よりも確率はかなり低いだろうが)ゼロではなくてあるだろうし、もし登山者の立場からこの私物化状態の人々と出遭ってしまうと混浴するのはためらわれる。しかも単独で来た場合や女性連れ、女性グループならば尚更。もし寒いなかここ目当てで行動してきたのに、辿り着いたらこういう雑然とした状態に運悪く出くわしてしまって落胆し、あとから来た人のほうが気まずくなる、というのはちと辛い。
いくら雑誌用の誌面的に映えそうな決めポーズの撮影であっても、ここに行ったことのない人がこの写真を目にすると、12月に限らずいつでもこういうことをやってもよいのかー、と誤解を招きそうだよなあ。
この見せ方によって内輪で“秘湯”に行く愉しみを伝えたかったのかもしれないが、人によっては入浴マナーがなっていない(お気に入りの場所を汚された感覚で見ている)、気分を害する写真にも映る。ものを食べる、それに湯船まわりがごちゃごちゃしている写真とその占有感たっぷりの雰囲気が出ていなければそこそこ良い記事なのに、台無し。

しかも、この調理して食事もできてしまう状況が成立してしまった背景を考えると、12月中旬というと年によってはまだ積雪量は少なくて気温もそんなに下がっていない頃で(ここでマイナス10度以上であれば暖かいほうだ)、まあ撮影日の天気も吹雪というわけでもなくてそこそこ良かったのも幸いだったのか、それでMTBでも本沢温泉まで上れて(元々、無雪期は東麓の松原湖方面から途中までクルマで乗り入れできるくらい道幅は広くて勾配も緩い林道と登山道なので、MTBでも当然行きやすい)、しかも登山者数は1年の四季のなかでも比較的少ない時季のためにこういった撮影がやりやすい、というある意味中途半端に自転車乗りでも気候的にギリギリ難なく上れる頃合にタイミング良く(狙って?)行って、かつ辛うじて食事もできる気温と天候だったのがまた悩ましい。ここは降雪と風が強くてホントに寒いときは上半身裸で長時間のコンロの操作なんてやっている場合ではない場所だから。でもまあ湯船に肩まで浸かって温まって、出て、を繰り返しながらであればできそうか。

この写真、自転車専門誌だから許されるという判断なのかね。編集部の意向なのか鏑木氏の意向なのかはわからんけど。自分が浸かれる湯船を掘るためのシャベルなどの道具を携行して人跡まれな山中に分け入ったり、またはガスマスクが必要で生命の危機は自己責任でなんとか回避するくらい難易度が高いような秘湯中の秘湯にでも行かない限り、ある程度管理された風呂では節度を、意識するよなあ。

この記事の特に写真は、この野天風呂が大好きな登山者にはあまり見られたくないよなあ。まあ自転車専門誌だから自転車に興味のない人には目に付き難く、僕のような登山も自転車も両方かじる者の目にしか留まらないかもだけど。
と締めようと思ったがよく考えると、でもこの場合は一般的な入浴マナーの良し悪しとして、登山者や自転車乗りや露天風呂好きおよびマニア以外にもむしろより多くの人々に見てもらって判断を仰ぐほうがよいのかもしれない。
次号の発売まであと2週間は書店や大きめの図書館に並んでいるから、手にとって確認してみてはー。

なので、サイスポは新年早々に良識を欠いた粗相をやらかした感がある。前々から“カブ”こと鏑木氏の書く記事はおおむね好んで読んでいるし、たまに個人ブログのほうも拝読しているが、今回の記事に限ってはがっかりで、かなり株を落としそうな気がする。
サイスポ、ここ数年は「俺チャレ」企画や読者投稿、それに安東浩正氏をはじめ僕の知り合いもたまに登場するJACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)関係者の活動もよく取り上げるくらいに同業他誌に比べて旅要素の強い自転車の楽しみ方を伝えているのは良い傾向だが、今回の記事はいただけないので今後の改善を期待したい。


※追記
6日(月)に若干、追記済み。
また、ホントにそんなに寒くて雪の多いときに登山者が来るのかね? と疑問視する方のために、比較的手にとりやすい参考資料を挙げておく。

新版 日本雪山登山ルート集
アルペンガイド 八ヶ岳

もちろん、節度と、この時期の雪山登山の用意(知識・装備・同行できる経験者など)があれば、真冬でも積極的に楽しんでもよい風呂だと思う。
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旭川といえば、ロータリー

2012-01-31 07:30:13 | 交通・地理

今回、旭川へ行ったのは4回目だったが、最初に訪れた1999年秋の北海道縦断自転車旅の途中に偶然出合って以降ずっと気になり続けていて、旭川に来るたびに「旭川常盤ロータリー」につい立ち寄ってしまう。国内のあらゆる道路に興味関心のある僕的には旭川の代表的な名所というと旭山動物園よりもここのほうが先に思い浮かぶくらい。
諸外国ではあっても日本では珍しい形状の道路だから。今回も日を分けて朝・昼・晩と3回もクルマの流れを観に行った。やはり写真中央奥の国道40号の通行が優先になっていた。
ここを訪れたさいは、至近にある旭川市中央図書館にも併せて立ち寄っている。

ロータリーといっても一応、信号はあるし、横断歩道によって歩行者もふつうに横断できるが、ウィキペディアの記述にもあるとおりに歩行者の立場からするとクルマの赤信号はあってないようなもので、朝夕のラッシュ時にはクルマがどんどん進入してきたりもする地元ルール? も相変わらずあるように感じるのは致し方ないことか。
しかも真冬のやや凍結気味の路面の場合、ストップアンドゴーがやりにくい(というよりもめんどくさい?)ために歩行者が横断歩道上に残っていても強引にロータリーの円形に突っ込んでくるクルマもままあるし。冬場のここを人力で訪れる場合は要注意。

という、冬は冬らしい交通の傾向もあることがなんとなくわかり、いずれの機会もロータリー中心部の“シンボルタワー”の気温表示を観ると毎回マイナス10度前後のなかで、合計で1時間ほど立ちっぱなしで写真や動画を撮っていると身体の芯まで冷えた。でもまあ、良いものを観ることができた。
今度はいつ再訪できるかなあ。
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スープカレー店巡りの結果

2012-01-30 23:59:41 | カレー
実際にはカレーを食べていたのは18、19、21日の3日間。
今回は下調べはそこそこにして、実際に北海道入りしてから漁った情報を頼りに巡ってみた。



1、札幌、「GARAKU」の「やわらかチキンレッグとやさい」1000円。
道内の情報誌で最初のほうに挙がっていた人気店で、バー兼用みたいな。大通とすすきのの中間の狸小路に近い立地なので、繁盛ぶりを見ると客層は30代以下の若者が多かったように思う。ポイントカードでは9の付く日はポイント2倍、みたいなことも実施していた。


2、札幌、「奥芝商店」の「ボトムからあげの巻」1000円。
古民家を改装して、靴を脱いで店内に入る感じの店。喫煙のソファー・カウンター席と禁煙の和室の座敷席に分かれている。メニューもキャラクターを仕立てていて? 面白い。
姉妹店の「ボトムカフェ」というバー? で鶏唐揚げが人気らしく、スープカレーに参入しても名物であるこのメニューを引き続き推し続けているので注文すると、唐揚げの1個の大きさが予想以上でびっくりした。
ここは2、3年前からだったか東京都・八王子にも「八王子田代城」という支店を出店しているので、近々そちらも行ってみたい。


3、札幌、「らっきょ本店」の「知床鶏のむね肉と干し野菜のスープカレー」1100円。月限定メニュー。
ここは古株で、僕も以前から店名は知っている店だが、今回初めて行った。東京都内にも出店して、その早稲田にある支店「東京らっきょブラザーズ」は約2年前に行ったことがあるのでメニューの傾向もなんとなくわかるが、でもやはり本店に行かなければ、とここは事前に狙っていた。
限定メニューに力を入れているらしく、ただ、今回は僕個人的な食感の好みにもよるがスープカレーにはむね肉は合わないように思い、通常メニューでもも肉にすればよかったかなあ、と思った。


4、札幌、「GOYEN」の「煮込みチキンCurry」950円。
札幌市の中心部からは少し南の月寒の住宅街にある店で、元は岩見沢市で営業していた店主が昨年に札幌市内にも出店したそうで。個人経営っぽい小規模の店で、音響設備と洋楽に力を入れているらしくて店主の趣味が全開という雰囲気の店内だった。ただこの、俺に付いて来い的な雰囲気は好みが分かれるかもしれない。
でもカレーは器を深めにしていて、スープを冷めにくくするために熱した石を入れる配慮もあったのは良い。
まだできたての店で今後は、岩見沢の店を知る常連さんと近隣住民以外の一見の客をどう取り込んでゆくのか、という点は気になる。


5、札幌、「lavilavi本店」の「カリカリチキン&ポークto野菜カレー」980円。本店限定メニュー、らしい。
2002年開店、と店の入口でもわかるようにしているのは、一時期のスープカレーブームのなかでも結構早い段階から参入しているということを知らしめる、自負の表れなのかねえ。
この本店とほかに4店舗の支店とすべて市内に出店しているが(来月にもう1軒増えるようだね)、先の投稿でも少し触れたが立地によって集客の差はかなりあるかもね。あとは限定メニューの扱い方にもよるか。
ここも、僕は複数の支店がある場合はできるだけ本店に行くことにこだわるので、ただこの系列店の味を確認するだけならば(先の投稿でも少し触れた)交通至便のJR札幌駅前のESTA(エスタ)店に行けばよいものの、地下鉄南北線の北24条駅から雪道を往復40分かけて歩いて、あえて本店に行ってみた次第。


6、旭川、「SPIKY」の「豚角煮&野菜」1080円。
ここは旭川空港の1階に置いてあったフリーペーパーで知った。旭川駅からは徒歩20分ほどかかるやや遠いところにあるカフェ・バー兼用の店だが、店内の設備は新しめ。内装は黒めなのに机は白、と洒落ている。
スープカレーで肉というと鶏肉が基本だが、豚肉もたまには食べたいのでこちらを選択したら案外良かった。あとは今回巡った店のなかでは唯一、木製のスプーンを用意していたこともポイント高し。スプーンのほかにフォークの代わりに箸(これは再使用できるプラスチック)を用意していたのも面白かった。
ネット情報では以前に別のカレー店をやっていた店主が、曲折があったのちに新たにここを開いた、らしいが、となると経営に関する蓄積はあるのね。今後も繁盛するかね。

スープカレーは以上の6軒で、ほかにも以下の2軒でふつうのカレーも食べていた。


7、札幌、「コロンボ」の「カツカレー」800円。
札幌駅に隣接するビルの地下食堂街で38年超続いている店で、以前も場所はチェックしていたが行きそびれていたので今回ようやく初訪問。食後のアイスクリームもある。道内でスープカレーではないカレーは逆に新鮮。


8、札幌、スーパー銭湯「北のたまゆら」の「カツカレー」450円。
ここ、スーパー銭湯なのだが食事のみの訪問も可で、しかもカレー以外にもメニューは豊富でドリンクも安価なため、案外豪勢な食事ができる。
しかもここは入浴も食事も、内地のスーパー銭湯というと大概は2、3時間の利用という時間制限があるが、ここは制限なしでゆっくりできるので、節度を気にしながらもちょっとした宴会もできるかも。


ちなみに19日は特異日で、その日1日で3・4・5・7・8を食べていて、だから1日5食カレーというふざけたこともやっていた。過去にも帯広や札幌や東京都内でも1日5食は数回やったことがあるが、固め打ちできるときはしておきたい。この日の摂取カロリーはわざわざ計算したくないくらい凄いことになっているだろうが、重ねて挙げるが今回の旅は昨秋に仕事を頑張った自分への褒美の意味合いで行っていたので、その点は一時目をつぶってたまにはカレー一直線もよいだろう、と。

そういえば、道内の情報誌やweb検索で掴んだ情報によると、現在は一時期よりはスープカレーブームは落ち着いていて出店でもいくらか淘汰もされているらしく、たしかに以前は書店でもカレー特集の雑誌や書籍が氾濫していたが今回はほとんど見かけなくて店を選ぶのが思ったよりも大変だった。だから結局、媒体露出が盛んな(道内においては)有名店ばかりになっちゃったけど。
その情報収集のなかで、ブームが落ち着いた原因のひとつに内地への進出があり、それよりも「白い恋人」のように道内限定の扱いで限定感をもっと前面に出して内地から足を運んでもらうように呼び込むほうがよいのではないか、という意見もあったが、まあそこは各店の経営者の思想の違いによるのでその線引きはいつの時代もどの地域でも難しいところだなあ。あと最近は商売を手広くする方法では、レトルトカレーの開発もあるか。3と5はすでに販売していて、東京近郊のアンテナショップや大型スーパーでも入手しやすい。

スープカレーというとおおむね1皿に鶏肉・玉ねぎ・人参・じゃがいも・茄子・ピーマンが入っている、スープ切れ次第終了、辛さは細かく増量できる、別料金のトッピングが10種類以上と充実、という基本的なことはどこも同じだが、そこからさらにどう個性を出しているか、が見ものやね。
個性的、という点では今回巡ったなかでは「奥芝商店」が最も際立っていて、和室でゆっくりできる点も含めて満足度もここが高かった。実際、満腹感もあって1時間以上滞在していたし。カレー店にそんなに長時間居座ったのは初めてだなあ。



また、5年前かそれ以前に巡ったときと異なると感じた、というか最近の流行り? の点は、入店時に店によっては下の写真のような荷物置き用の籠を出していること(特に冬季は足下が悪いために荷物を濡れ・汚れから防ぐため?)、上の2の写真にもあるがライスにレモン片を添えてそれを搾って食べてみてと勧めていること(前々から水差しにレモンを入れる店が多いがそれと同様に、良く言えば酸味を加えて味に幅を持たせる、悪く言えば道産米を使っているとは謳っていても古米であれば質をごまかすため?)、五穀米を出すところが増えたこと、基本的なチキンスープとは別に追加料金でエビスープを設定している店があること、リピーター獲得のためにポイントカードを発行している店も増えたこと、か。



まあ久々にスープカレーを中心に思う存分堪能して最近の傾向も掴むことができて、楽しめた。カレーに7000円超だから、今回の食費の半分以上をカレーに注いでいたことになるか。
ホントはもっと多く巡りたかったが、最も問題なのはやはりお金なんだよなあ。いつかの再訪のさいはもっ工面しておかなければ。

ああちなみに、僕は普段からカレー店をイチから探すときに「食べログ」と「ぐるなび」にはほとんど頼らないようにしている。たまに覗くにしても住所と営業時間の確認くらい。数多くの評価というか素人意見も貴重だが、最近よく取り沙汰されている恣意的で無理矢理な持ち上げ方みたいな問題はあるだろうと前々から睨んでいたから。
それよりはできるだけ労力をかけて取材したうえで紹介されている紙媒体で判断して、行くようにしている。
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冬季の旭山動物園

2012-01-30 00:00:45 | その他趣味
17日に6年4か月ぶりに行った、冬季の旭山動物園の写真を以下に20枚。


●ペンギン以外の動物や園内


動物園限定のガチャガチャ。


以前は見られなかったことだが、トイレや園内の奥のほうの室内展示の建物の出入口はだいたい自動ドアになっていて、ここ数年は潤っていて設備投資に力を入れている様子が窺える。


冬季の場合の営業時間は10時30分から15時30分で、10時30分の開園時間前は行列ができたりもするが、平日なので混んではいなかった。開園直後のスタートダッシュが済むと、こんな感じで案外空いている。まあ平日だったからでもあるか。


ホッキョクグマ。近年、本場の北極圏で毎年のようにもっとホンモノの野生の個体にばかり遭遇している、旭川市の隣の鷹栖町在住の北極冒険家によると、これで体格は小さいほうらしいが、それでも動いているのを間近で観ると迫力はある。


文章による解説の展示とともに絵による解説も各コーナーで多い。


戯れるエゾシカ。


エゾサンショウウオ。北海道の固有種。


オランウータンのいる建物内。だが端のほうで昼寝? でまったりしていて、このときはまったく動きはなかった。遊具の一部として、壁にはフリークライミングの人工壁用のホールドが付けられていたなあ。昇り降りするところを観たかった。


キリン。これがホントの冬麒麟。


ゴマフアザラシ。午前と午後の1日2回、「もぐもぐタイム」で魚を食べるところを見せている。


●ペンギンの散歩


午前と午後の1日2回、決まったコースを10数羽が300m強、前後に配置された飼育員の誘導のもと、歩く。この動物園にはキングペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギン、の4種類いるそうで。こうやって見世物として出演? しているのはキングペンギンのみ。


これはズームで撮ったわけではなく、個体によっては興味本位? で向こうから近寄ってくることもある。その場合は手で触らないようにと飼育員から注意が飛んでくる。触りにいったり目の前で急に立ち上がったりすると驚いて、くちばしで攻撃してくる恐れもあるのだとか。


キングペンギンの雛もいた。なのにほかのペンギンと変わらないくらいの大きさ。


コースは最初のほうは混み合うが、少し進むとこのように先回りして観る・撮るのに良い位置をペンギンたちが移動するごとに見つけられるので、シャッターチャンスは結構多い。客の見物は赤線の外側、急に立ち上がると驚くから通過してから飼育員の後方をゆっくりと、などと見物するさいの注意をしきりに促していた。そりゃそうか。


飼育員の誘導によってほぼ縦列で進むが、なかには途中ではみ出てなかなか進まないやつも出てくる。


コースの中盤以降に上り下りがあるが、このようなペンギンの山下り、というのも珍しいか。


大人も多いが、この日は地元? の保育園児か幼稚園児の団体も。ペンギンと目線の高さが近いので、お子様は同類に見られるふしもあるのかも。


物欲しげ。コース終盤に自動販売機があり、数羽はここで止まって、鳴きながら人間の味をせびる。というのが日々の散歩のお約束らしい。


お勤め終了。ちゃんと頭を屈めて通過する。


無雪期の行動展示はこのように泳ぐほうを観るのが中心。ペンギンたちにとってはこちらのほうがラクなのだろうか。


やはり、冬の目玉の「ペンギンの散歩」によって、行動展示の幅は間違いなく拡がったことが今回よくわかった。老若男女楽しめる。
ほかの動物は冬なので寒くて活動が滞りがちで、もうちょい動いてほしかったという思いもあるが、そこはまあ仕方ないか。冬はペンギンとアザラシだけでも充分な気がする。
1000円の年間パスポートを買えば入場2回で元が取れるので、地元民は何回も通いたいところか。
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北海道旅の目的と成果

2012-01-29 00:00:19 | 自分の旅話(非日常)
先日はほぼ旭川・札幌市内の“観光”とは言いつつも、まあ1週間以上出かけるのは久々だったので旅と称したいが、それで今回は何をやりたかったのか、何をやってきたのか、について優先順位順に軽く触れるくとおおまかには以下。


●冬季(積雪期)の旭山動物園に行く

05年9月、夏季の真っ只中ではかったが通常の時期の旭山動物園を観に行った。そうなると冬季はどうなのか、ここの売りの「行動展示」であっても動物たちの生態にも変化があるのか、と冬季の状況も知りたくなった。それに噂はちょいちょい聞いていた、ここの冬季限定の催しでペンギンの雪上歩行が見られる「ペンギンの散歩」を1度は観てみたい、というのが実は今回の第一義であった。ホントに。
これについては別投稿で写真多めで触れる。


実は北海道入りの前に1か月ほど、北海道観光関連の雑誌で最近の情報は掴んで軽く予習していたが、旭山動物園を“旭川動物園”と書いていてうろ覚えというか勘違いしている誤記も散見されたのがあちゃー、という感じなのだが、入口のこれを見れば「旭山動物園」だとよくわかるでしょ。

●最近の札幌界隈のスープカレー事情を把握する

近年は東京など内地への出店も年々盛んになってきた北海道産のスープカレーについては、僕は03年から触れていて、だからここ数年は全国区で活躍? している(今年はまず今クールのフジテレビ月9ドラマ『ラッキーセブン』に出演している)大泉洋が、内地での活動時はその広告塔みたいな役割を担う前から知っているが、北海道自体が5年以上ぶりなのでその間に流行り廃りもあるだろうから現状はどうなのか、というのが気になっていたので巡ってみた。
ただ、スープカレーは1食あたり900〜1300円程度とやや高めなので経済的な問題により、今回はスープカレー専門店は1週間の滞在で旭川も合わせて6軒しか行けなかった。でもそれだけでもだいたいのことはわかった、つもり。
これも写真付きの別投稿で。


札幌市内に5店舗展開中の、2002年開店で道内のスープカレー店としては古株の「lavilavi本店」。郊外型の店舗となると冬場の店前の道路はどこもこんなふうにぐずぐず。
そういえば、19日(木)夕方に客は僕だけで閑散としていたここに食べに行った1時間後に、札幌駅近接のビル上階にある支店のひとつのESTA(エスタ)店をちらっと覗きに行くと、交通の利便性では数段上のそちらは観光客を中心にほぼ満席状態で、やはり人通りの多いところ、つまり立地の優劣は重要なんだなー、とも感じた。まあ積雪の有無(足下と路面状態の良し悪し)で集客というか客の流れはまた違いがあるか。

●書店巡り

といっても主に気になっていたのは札幌と旭川のジュンク堂書店で。ほかにも地元の小・中規模の書店もいくつか行ってみたが、僕が普段から行き慣れているここの池袋本店や新宿店よりは売場面積はやや小さいとは思うがそれでも同等に近い規模の書店が進出すると、地元の書店としてはかなりの脅威かなあ、とはうっすら思った。まあ消費者としてはここ特有のかゆいところに手が届く品揃えの豊富さはとても助かるか。
また、文化的に道内の版元からのいわゆる地方出版も盛んだが、ジュンク堂に限らず規模の大小を問わず道内産の出版物は僕は10年ほど前から購読している(『北海道いい旅研究室』の)海豹舎の出版物も含めて、相変わらずどこも良い扱いになっていた。


ジュンク堂書店旭川店。は、この建物の奥半分で、5階層。当たり前だが近年、全国各地に出店して勢いのあるジュンク堂ではここが日本最北。

●市街地を歩く、見る、撮る

まあせっかく約8年ぶりに冬季に行くので、冬らしい街並みや道路事情も知っておかないと、と思い、旭川−札幌間の往復移動と札幌市内で1日のみ札幌市営地下鉄の一日乗車券を利用してカレー店巡りをした以外はほとんど、街は徒歩で移動していた。雪道なので凸凹やツルツルの箇所はたしかに面倒ではあったけど(でも注意深く歩いたので、尻が着くほどの大転倒はなかった)、冬の北海道を体感するにはそれが最も手っ取り早いから。
で、8年前は旭川市街はそこそこ歩いたが札幌市内は疎かになっていて、だから今回は札幌を重点的に視た。やはり県庁所在地なので幹線道路はどこも除雪が進んでいたが、下の写真の2枚目のように大きな道路から2、3本離れた細い道路に入ると、道路脇に除雪した雪が山脈のように積み上がって道幅も狭くなってクルマがすれ違うのも困難で、しかも歩道の段差も激しくて歩行者としてはちょっとした冬の登山道を歩くかのような箇所も案外多かった。札幌の中心部でもこうなるのね。しかも視界が狭まっていると、交差点で左右からのクルマの往来も確認し難いし。これは旭川も同様で、というか旭川のほうが積雪量は多いために雪の壁もまた一段と高いので、より歩くのは難儀する。

札幌市内に限って言えば、昨年12月で開業40周年の札幌市営地下鉄が広範囲に発達していて、朝夕のラッシュ時の通勤風景も眺めてみたが、その利用率の高さもよくわかった。これが冬季は交通の混雑緩和にかなり役立ってきたんだろうなあ、と改めて実感した。
それから、そんななかでも札幌で除雪の進んでいるところやロードヒーティングで完全に雪が解けている箇所では自転車の通行も結構多かったが、やはり速度は控えめだった。


札幌。札幌市電の通行する幹線道路や国道は、車道も歩道も雪はほとんど解けていて進みやすい。


札幌。でも細い道路に入ると、このような立派な雪山があちこちでできあがっている。しかも、路面の汚れも跳ねたせいであまりきれいではないやつが。これは独立峰。どちらかと言うと数m連なっている連峰のほうが多く見られる。


札幌。大通公園では毎年2月恒例の「さっぽろ雪まつり」の準備が進んでいたが、まだ始めたての頃だったか。


札幌。冬季の交差点によくある、スリップ防止のために撒く砂の袋の置き場。


札幌。夜の除雪車。道内の道路では絶対的な存在なので、路上駐停車の車両(写真右)も強気で蹴散らしてゆく。


旭川。16日の徒歩移動中に偶然立ち寄った、日本最北? のヴィレッジ・ヴァンガード。店内のあの整然としていない陳列も内地の店舗同様になっていた。それにここの支店には大概置いてある、あの野宿本の在庫もあった。この時期にその需要があるか否かは不明。


旭川。建て替えて昨秋に改装されたJR旭川駅
高架化にもびっくりで、以前の平屋の駅舎の面影が完全に無くなっていて、ちと寂しくも思った。以前の駅舎では駅寝するさいのお気に入りの場所があって、そこで通算10泊くらいしたことがあってそれなりに思い入れもあったから。でもまあ時代の流れか、と受け止めておく。


旭川。17日朝7時台の平和通買物公園。寒いときはこんなもの。


旭川。細い路地も除雪は入っているが、雪が解けないと路面はツルツルテカテカ。


旭川。JR旭川駅から徒歩で行くと25分ほどかかる、旭川市科学館「サイパル」。21日午後に行って思いのほか楽しめて、ここだけでもひとネタできるが、長くなるので割愛。

●飛行機に搭乗する。

本来はリッチ? な乗り物で、いつも貧しい僕としては旅の移動手段のなかでは最も手をつけ難く、08年10月に沖縄県に行ったとき以来3年3か月ぶりの飛行機だったが、今回はこれが大きな鍵となった。
というのも、元は今回の北海道行きを決めたのは、昨年10月下旬からスカイマークで成田国際空港(以下、成田。第2ターミナル発着)と札幌・旭川・那覇を結ぶ「成田シャトル」という路線が始まったのだが、その就航キャンペーンでwebからの予約限定だが最安で980円から搭乗できる、という大盤振る舞いの企画をやっていて、それに便乗したから。たしかこの3路線は来月末まで搭乗分だっけか。これはNHKなどのニュースでも軽く報じられていたな。ある乗客は旭川−成田(乗り継ぎ)−那覇を980円×2=1960円で移動できたとか。
で、座席予約は2か月前からだが、そんな価格破壊ぶりでは競争率も当然高く、毎日の発売日の発売時間の9時30分から1分も経たないうちに毎日限定20席ほどらしい980円の座席はすぐに売り切れていた。そのほかに3800円、5800円、7800円、の予約対象もあるがそれでも普通運賃よりは断然安いのでそれらの座席も連日10時頃までにはどんどん埋まってゆく。まあスカイマークの場合、成田は羽田国際空港(以下、羽田)よりも便数が少ないし、ただでさえ機体が小さいから競争もより激しくなるのだけど。
というなかで、僕もそれに乗っかって今月は暇になることが事前にわかっていたので2か月前だから昨年11月中旬から試しに仕事の合間にその航空券獲得競争に挑むと、旭川線で往路は3800円、復路は980円、の往復の座席が取れた。これがもし取れなかったら、行かなかっただろうね。
あ、ちなみに道内では新千歳空港は数回、帯広空港は1回利用したことがあるが、旭川空港は今回初めて利用した。

特に復路の980円が大きく、もちろんこんなふざけた? 運賃で飛行機に搭乗したのは初めてで、特別な商品といっても僕の旅経験のなかでもかなり革新的なできごとで、不意討ち的に頭を後方から殴られるくらいの衝撃価格だなー。
でも今後は、最近は東南アジアの国際線を中心に話題のLCC(ローコストキャリア)の路線が国内にも昨年から徐々に飛び火しつつあるので、今回のように3桁金額まではいかなくても国内線・国際線ともにひょっとしたら現行の普通運賃もその半値くらいまで値下がったりして価格競争は熾烈になるかも、と思った。たしかに国内の1、2時間程度かそれよりも短時間の移動であれば過剰なサービスは要らないし。
ほかにも成田−福岡線も来月から、成田−神戸線も3月から就航するので、それらの3月搭乗分のキャンペーンは今も続いていて、その路線も数回試してみたがダメだったので競争は今も激しいみたいね。

だから実質、航空券も含めて自宅−成田−旭川(空港)の往復移動にかかった支出は航空券の計4780円も含めて、約7700円だった。空港からの連絡バスで旭川駅まで往復しても1万円はかからなかっし、なんだこの金額は。でも、すんごい助かったけど。


往路。3800円の航空券。当たり前だが荷物の機内預けもふつうに行なえる。


往路。3800円の眺め。北海道の南岸。


往路。旭川空港。タラップからして旭山動物園推し。


復路。旭川空港の搭乗前の検査時の手荷物の小物入れは、木製のものもある。


復路。980円で成田到着。

おおまかには以上の5点だった。
このほかにも、札幌・旭川の代表的な登山用品店の秀岳荘(5年ぶり)など少し気になっていた店も軽く巡ったり、節約のために連日氷点下のなかで野宿したことによってしぜんと耐寒訓練になったり、というのも一石二鳥や三鳥の良い経験となった。


17日(火)のJR旭川駅付近の朝。滞在中は最も寒いと感じた日で、気象庁による旭川の記録を見ると、5時台はこの日の最低気温のマイナス19.7度だった


自分の記録的にまたお金の話になるが、北海道入りのための交通費も含めて今回の総支出額は約3万6000円だった。今回は食事は火器は携行せずにすべて買い食いと外食にしたのでちと高くついた。それに一部、交通費でPASMO、食費でWAONを使って支払っていたので、どんぶり勘定になってしまったのはやや反省。
僕の近年の旅にしてはかなりの出費で、今回だけで旅1年分くらいの費用と労力がかかったが、まあ昨秋に仕事ばかりで何もできなかったぶん発散? して、旅人としての勘は少し取り戻せたかも。

この勢いで、来月は気候も体感気温もガラッと変わってしまうがなんの脈絡もなく沖縄県へ行く予定。ちなみに来月も復路は羽田だが往路は成田からなので、なぜか成田へ2か月連続で行くことになるが、まあいいか。
そういえば、成田では駅を降りるときに提示する身分証明証も必要。これ、国際線ならばパスポートで充分だが、国内線の場合は運転免許証などより証明しやすいモノが無い僕のような場合は健康保険証くらいしか持っていないので、忘れないようにしないと。
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北海道を“観光”した

2012-01-23 23:00:18 | 自分の旅話(非日常)

先週も触れたとおり、16日(月)から22日(日)まで、久々に北海道に行ってきた。
しかも冬季は約8年ぶり。

ただ、今回は移動型の旅というよりは完全に僕の個人的趣味を追い求めるための滞在型の“観光”という体だったので、向こうに滞在中は心身ともにゆるゆるだった。
ただ、泊まり方は先に触れたように節約のために6泊すべて野宿だったので、そのうち旭川市内での3泊はすべて久々に気温マイナス10度以下の野宿を強いられた? ので、そこだけは厳冬季用のダウン寝袋などしっかり準備して臨んだけれども。
この野宿も、雪山登山が最近ご無沙汰の身としては今冬に再び山へ出かけるための寒さへの感覚を取り戻せて、結果的に良い準備となったか。一石二鳥。

そのなかで唯一旅っぽかったのは、16日に空路入りした旭川空港から(昨年に改装が終わったらしくてえらい様変わりしていた)JR旭川駅まで徒歩で移動したことか。上の写真がその道中の国道237号。
このときも気温はもちろん氷点下で、寄り道も含めて約20kmを7時間近くかかったが、たまに青空が見えたと思ったら一転して雪模様に変わるとクルマの車列からの雪煙で前方が一瞬見えなくなる、みたいな北海道らしい雪道と雪景色をこの日は最も堪能できた。
しかしそのホントの動機は、空港から駅までの連絡バスの運賃570円を節約したかったからだが、でもいつかは今回と似た気象条件下の長距離の北海道徒歩旅も一応見据えている人力派としては、雪道用に用意した靴などの装備面の良いテストにもなったので良い経験であった。

この翌日以降の細かいことは、また後日。
この1週間でなぜか写真を1300枚以上撮ったなかからブログ用に選ぶのが大変。相変わらず撮りすぎ。




















軽く次回以降の予告みたいな。1枚のみ。


KARAよりも本格的なペンギンダンス。旭山動物園にて。
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北海道に

2012-01-19 09:45:39 | 自分の旅話(非日常)
16日(月)の午前から来ている。でも今回は昨秋にまったく旅らしいことができなかった代わりの、自分への褒美みたいな感じで。
それに主に旭川と札幌の市街地にしか行かないし、登山とかスキーとかには行かずに趣味的なことにしか触れないけど。
5年3か月ぶりに来てみると、その間に変わったところが多いなー。

ちなみに、泊まりは節約のためにすべて野宿で(もちろんテントなしで)、特に16〜17日は旭川駅前で寝たが、朝方の気温は−17℃らしかったが、久々にしびれたなー。

予定では22日(日)の午前まで。

写真付きの報告はまとめて、また来週以降にー。


札幌市内より。
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初電から終電まで時間帯を問わず見放題の、日本橋の地下の地図展

2012-01-13 21:45:39 | 交通・地理

今週、先月末から今月29日(日)までの会期で東京メトロの三越前駅、具体的には同駅の銀座線と半蔵門線の各駅の乗り換えや、そこから日本橋三越を訪れるときに通行する地下歩道(国道4号の下)の一角で開催中の『地図展 日本橋と五街道』を観に行った。
この催しは昨年に日本橋の架橋100周年を記念した催しの一環として行なわれているようだが、現在は日本の道路の基点・起点のこの橋とその近辺の地域の歴史を顧みる催しは、地理・道路好きとしては興味深い。

地下通路で、江戸時代から現代にかけての日本橋とその近辺の地図を、歩道内の16本の角柱の4面ずつを使って、日本橋、五街道、海図、大災害、とテーマ別に展示している。

日本橋や(日本橋から延びる)五街道に関する古地図や昭和時代以前の歴史に絡めた地図は(僕も以前に明治・大正時代の地図を触ったりという仕事の経験が多少ある)人文社のような古地図に強い出版社からの出版が近年相次いでいるし、最近ではNHK『ブラタモリ』(現在は第3シリーズを放送中)のような古地図ありきの街を深く掘り下げる番組も生まれている影響もあってかこの分野はなかなか好調のようで(ただ、取り上げる地域が東京中心になるのは致し方ないか)、懐古趣味? からくる古地図好きの多い年配の方に限らずこれを目にする機会は各種媒体で年々増えているが(近年、古地図好きのタモリの影響力はやはり、僕と同世代およびそれよりも若い世代にかけては絶大)、なかでも僕個人的には海図や大災害の地図はこれまであまり観る機会がなく、興味深く観た。ここ数年は地図関連の仕事からは遠ざかってご無沙汰になった、地図・地形図好きにはお馴染みの東京都目黒区の(財)日本地図センターにはこれらも常にあるんだっけか。

ちなみに海図は東京湾のものが主で、まだ台場や羽田空港あたりも港湾として整備される前のしぜんな状態の海岸線や水深を表した地図は今観ても面白いし(羽田沖で海苔の養殖をやっていた頃の様子もわかるし)、大災害のほうでは具体的には戦前の関東大震災と東京大空襲の頃のものだがその被害状況を色分けで表した地図というのも興味深い。併せて空襲前後の航空写真の展示もあった。災害となるともちろん、昨年の東日本大震災に関する記述も少々あった。

ただ、この通路は僕も東京メトロの乗り換えでたまに通行するが、この場所での展示は29日まで毎日、初電から終電まで観られるといっても特に朝夕のラッシュ時は通勤客の往来がただでさえ激しい場所なので、その時間帯に行くのは足音が多すぎるし通勤客とぶつかる可能性も高まって観るのに集中し難く、おすすめできない。できれば平日であれば朝は初電から7時頃、夜は22時から終電頃、もしくは土・日の10時から20時以外の朝晩の時間帯を狙って行くほうがより落ち着いて観られるかも。ちなみに土・日は物販も行なっていて、東京スカイツリー関連のイラスト地図のようなものも買えるらしい。

(一応は全国的にも地理学に強い立正大学の地理学科出身の)学生時代のような地図への感度を取り戻すために、終了間際にもう1回観に行こうかなー。
今後の仕事面を見据えても、この得意分野については特にものを知っておくべきだしなー。
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今年の抱負というか展望というか

2012-01-05 09:00:30 | 本ブログの能書きと自己紹介

本ブログ開設から今日で6周年で、もう7年目に入るんだなあ。
ということで、毎年の節目の今日恒例の、今年の所信表明やら変更点やらについて5点挙げておきます。

●三回りめの年男でさらに「社会人」を意識

まあ過去にも触れていますが今日は誕生日で、しかも36歳の辰年。つまり年男なわけで。
いよいよそこまでトシを食ったんだなあ、四捨五入したらもう40歳だなあ、と昨年からは嬉しさよりも落胆のほうが大きいのですが、まあここ1、2年は格好や経済力は大学生レベルのままなのはやや凹むものの(自業自得)、人付き合いでは歳相応に扱われる機会も増えてきて、いろいろな局面で責任感が強くなることもあり、いち「社会人」として恥ずかしくない言動・行動を、という思いは年々強まっています。本ブログに書くことも同様に。
例えば昨年もあった実例では、普段の街なかでふつうに歩道を歩いている最中に暴走自転車と接触したとき、大概は防御の意味で瞬間的に手や足を出したりしながら説教することが多いのですが(逆走や夜間無灯火や並進ならば尚更)、今後はもう少し手足は抑えて受け流す程度にしながら説教中心にしたいところです。

今年こそは、というわけでもなくこれまでどおりにそんなに変わらずだけど、例年以上に自然体でいくことにします。

●思考を5割から7割に

昨年途中から本ブログのタイトルを一部変更しましたが、今日から元に戻します。思考が7割に戻るということですね。
だからといって昨年の東日本大震災に関するあれこれから遠ざかるというわけでもなく、結局はどこへ出かけてもやはり被害の甚大な東北地方の太平洋岸の話題は出てくるだろうから、頭の片隅にはいつも東北のことを、と、生活するうえでの姿勢はあまり変わりません。ただ、本ブログでは僕の本分である旅に関するあれこれについての割合を増やしていこうと思います。

ちなみに、昨年はほとんど旅らしいことができなかったので、今年は勘を早めに取り戻すという思いもあって、ひとまず2か月連続でちょいと出かける、とたまには予告します。今月中旬に(5年3か月ぶりの)北海道、2月中旬に(3年4か月ぶりの)沖縄県、とそれぞれ1週間前後。それで3月は東北か雪山登山かな、と。

●「被災地」ではなく「地域」を旅人として

それで、今年も東日本大震災で被害の大きかった地域を気にし続けて、時間とお金のタイミングが合えば随時、東北へ出かけようと思います。昨年末にも思ったことですが、やはり特に僕の守備範囲? の仙台以南の地域を中心に。しかも福島県に力を入れようかと。東北の山への登山も例年以上に前向きに考えていて、ぼちぼち資料を集め始めてもいますし。
それで、東北について(ただ昨年は上越や紀伊半島の夏場の被害も多かったので東北に限ったことでもないですが)行ったり言ったりする場合、今年からは被害の大きな地域を「被災地」と言うのはやめて、各地を訪れるときもふつうにしっかり各地の地名を認識してから、旅人として行くつもりです。
考え方や意識の持ち方は人それぞれですが、僕の場合はこのまま東北を「被災地」という殊更に非日常の場所の扱いにし続けるのもどうかと思い(各地域の復興や自立の機運に水を差しそうなので)、それに各地では他所へ避難したり仮設住宅に入ったりで昨年3月上旬までとは一変した生活になった地域の人々が多いですが、それでもどっこい今を生きている、今後も他所へは移らずに生き続けたいと思っているはずの日常の土地なので、彼の地もそろそろふつうに旅人として接しようと思いました。さすがに震災直後はそんなことは言っていられなかった状況でしたが、震災から9か月以上経ってそう切り替えてもよい時期に来たと思うのでそうします。

昨年末に宮城県南部へ行ったときも、例えば瓦礫もまだ多少残っていたり空き家の多い一帯をロードバイクでツーリングの自転車乗りを数人見かけ、JRの駅前や市場では商売も再開されていて賑わっていて、という日常の動きも出てきたのを見かけると、落ち込んでばかりもいられないですし。もちろん頭の片隅で「復旧」や「復興」は意識し続ける必要はあり、今後も風景や人を視るさいはそういうところに目がいきがちになるでしょうし、いざその話題になればやりとりできるように常に情報収集も怠ってはならないと思います。今後の備えの意味も含めて。
ひとまず僕のできることとしては、これまでどおりに旅を続けて、旅することによって他所の土地の日常を、とにかく目の前にある現実を見つめてゆく、という震災前と同様の姿勢でいこうと思います。

●フェイスブック(Facebook)を始めました

昨年あたりから僕の周りでも世間一般的にも話題に上がる回数が徐々に増えてきたフェイスブック(Facebook)を、遅まきながら今日から始めます。
なぜ今日かというと、やはり僕にとっての節目の日から始めるほうがキリが良くて「誕生日に初めてやることシリーズ」に入れたかったこともありますが、これをどう活用してゆくかを1年近くかけてじっくり考えたかったこともあります。

それで、基本的に実名登録でやるというこのSNS、本ブログでも実名で続けているので僕としては今更べつに抵抗感も何もないのですが、ブログとは違う使い方をしたいなあ、とずっと考えて、結局は交流用というよりは仕事用にすることにしました。だから出版、とりわけ校正のことが主で。
本ブログでもたまに旅とは無縁の仕事の愚痴? みたいなことは出しますが、それよりもさらに突っ込んだ、もっと専門的なことというか生活するうえでのお金絡みの生々しいことはこちらでやろう、と、方向性のみ決めました。
まあもちろん、ブログやツイッターはやっていなくてもフェイスブックはやっている、という限定感のある人もいて、それらとは別の、良い意味で限定的な接触の仕方というか交流にも使えるようで手始めにはすでに始めている普段の友人知人とのつながりが主体になりますが、慣れてきたら仕事のことのみ、になるでしょう。
その一例として、昨年末の投稿の「2011年の旅・登山関連の誤植実例」みたいなのを発見するたびに適宜出してみるとか。

●それぞれの媒体においての立ち位置

今回フェイスブックを加えたことで僕の所有する媒体は、ブログ、ミクシィ(mixi)、ツイッター(twitter)、計4つになりました。ああ、あと出版物も、拙著『沖縄人力紀行』も加えると5つか。
その5つの今後の利用頻度というか優先順位はおそらく高い順に、

ツイッター>ブログ>フェイスブック>ミクシィ>拙著

となると思います。
やはり日々のあれこれはすっかり慣れたツイッターが主で、旅好きを自認する僕の肝となる場所はやはり最も長く続けているブログで、仕事の話はフェイスブックで、ミクシィは昨年からやや使いにくくなって普段の日記を書くのも月1回程度に減ったもののなんとなくは続けていますし、当然ですが拙著はまだまだ売ってゆきたいですし。
ああそうそう、もうひとつ出版媒体として『野宿塊』も早めに増刷分を出したいなあ。オンデマンド印刷みたいな現況のこれは僕のやる気の問題なんだよなあ。できるだけ早めに。

それで、自分のことのほかに他者との交流を持つ、という点で各々に取り組む場合の姿勢を腐女子用語? の「攻め」と「受け」で考えると、ツイッターは「攻め」、ブログも当然「攻め」、でもミクシィはそんなに積極的につながりをあえて持たないようにしたので「受け」(しかも昨年から使い難くなりましたし)、拙著も自分の主義主張の塊のようなもので「攻め」。そんななかフェイスブックでは「攻め」と「受け」を両方のつもりです。


まあこんな感じで、7年目は昨年以上に旅に関すること、これまで以上に他者との接点を持つこと、を意識しながら進めます。


※7日(土)の追記

実は5日(木)の夜、東京都内某所の某飲食店にて、身近な友人知人4人に半ば無理矢理に? 誕生日を祝ってもらったのです。



まあ僕のこの節目の日にかこつけて行きたかったのだろうけど。かく言う僕も一度は行ってみたいなあ、と昨年からうっすら思っていたところなので、まあ結果的には良いタイミングだったか。祝ってくれてありがとう。この恩は一生忘れません(たぶん)。
それで参加者全員、良い(大人の)社会科見学という体になり、とても有意義な時間だったと思います。
今回参加した皆様の各方面での活躍も期待します。僕の5倍や10倍は稼いで、再びたくさんおごってください。


なお、併せて追加した上の写真は、地元の材木店で毎年三が日に材木にその年の干支の絵を描いて展示しているのですが、今年は辰年(龍)なのでやはり年男としては、例年以上に思い入れは深くなり、写真をばしばし撮りたくなるものです。
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謹賀新年

2012-01-01 23:45:36 | 普段の生活(日常)
昨年はホントに世界的にも日本的にも例年以上にいろいろなことがあったが(実は私生活でも震災とは別にいくつか新たな動きはあったが)、今年はとにかく昨年以上に自分も周りも復旧というか改善して前を向いていかないと、と思う。

ひとまず、昨年末にやり残したことを済ませて(ブログの更新とか)、年越しで抱えている仕事も片付けて、早く自由の身になりたい。

本ブログとそのほかの今年の展望とかについてはまた5日に。ひとまず上半期はやるべきことがだいたい決まっているから。

では今年もよろしく。


※5日(木)の追記

今年も多摩川で初日の出、と思ったが、4年連続4回目は雲がかかってもやっとした現れ方であった。
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いろいろなことを想うために、ようやく20km圏へ

2011-12-31 20:30:00 | 東日本大震災

年末なので仕事も含めてやることはたくさんあるが、いろいろなことを一時止めて27日(火)から30日(金)まで東北へ8か月ぶりに、具体的には福島県北部と宮城県南部の被災地を観に行ってきた。

当初掲げた主な目的は、

1.福島県在住の知人に会う
2.常磐線の亘理不通区間の周辺を歩く
3.東京電力福島第一原発の20km圏内へ行く
4.亘理町への8か月ぶりの再訪
5.仙台空港周辺および仙台市内へ8か月ぶりの再訪
6.微力ながら、地域の物産展で買い物
7.宮城県今後の移動経路の確認

3泊4日にしては掲げすぎできつく、やはり結局は時間が足りなくて5と7が無理だった。あわよくば石巻や東松島あたりにも行こうと思ったが。まあそれは来年以降にまわす。

結果を順番に簡単に。
1。3年ほど前からか、本ブログの関野吉晴さん関連の投稿がきっかけでたまに連絡を取るようになった、福島県と縁があって、でも育ちは埼玉県で、就職では福島県に戻ってきて、という高校教師の知人とオフ会的に初めて会い、福島駅前で手短にだが情報交換してきた。
まあ福島県というと震災というかどうしても放射能関連のことが主になり、福島市内在住だったが原発の事故以降そして現在も親類のつてで会津地方に家族ごと避難というか移住して、クルマで市内の勤務先の高校に通っているという現況を聞いた。福島市内の放射線量も今も3月からたいして変わらず、市の中心部で1μs/h前後らしく。以前にいわき市内の高校にも勤めていたのでそちらの事情にも詳しく、先日も行ってみたら放射能の影響は少なく、逆に原発関連の復興特需? で賑わっていて今後伸びるのではないか、という推測も聞いた。いわきは来年行くつもりなので、そのへんも確認しておきたい。


やや積雪のあった27日(火)のJR福島駅。

2。4月に行った宮城県亘理町のJR亘理駅以南で運行している、福島県相馬市の同相馬駅までの不通区間の代行バスに乗りまくり、不通区間内の駅とその周辺の土地もおおまかに視てきた。特に海から近い坂元駅と新地駅の周辺は言葉が出ないショックな光景であった。半径数百mは人けと音が無い(あるにしても重機の動く音と波音くらいの)野原という感じで、線路もおおむね撤去されて雑草が生えまくっていた。線路を内陸に移設する案が出ているそうだが、どちらにせよ運行再開までかなり時間はかかりそうだなあ、少なくとも来年と再来年は代行バス頼みで続くかも、と歩いてみて実感した。
代行バスは4月に比べて運行本数が増えて駅(停留所)も軽く整備されて、あとは地元民以外の他所者が利用するさいの細かい対応の仕方を改善すべき。


28日(水)朝のJR新地駅。というよりも現在はその跡地。

3。べつに僕が行ったからといって何もできないし何か起こるわけでもないのはわかっているが、なんかここを自分の目でたしかめておかないと年を越せない気がしたので常磐線利用で、あの無意味な? 同心円で区切っている原発から20km圏の、北側の規制の検問まで行ってみた。福島県南相馬市原町区の。
上の写真が国道6号のそこで、28日(水)の午前。原発関係者や地元住民? のクルマの出入りが数分おきにと案外多かった。ちなみに、このとき規制の任務に就いていたのは千葉県警察だった。近県で持ち回りなのかね。
にしても、クルマやオートバイのような動力利用ならラクだろうが、僕のように人力(徒歩)と公共交通の利用のみで北側のここまで行く場合、1日がかりで時間かかるわ。東北本線と常磐線を乗り継いで、亘理駅から代行バスで相馬駅まで行き、相馬駅から原ノ町駅まで21日(水)に運転が部分再開した常磐線に乗って原ノ町駅へ、それでそこから徒歩で、でホントに1日かかる。福島駅と原ノ町駅を結ぶ路線バスで東西にショートカットしてもたいして変わらないか。
南側の広野町のほうは頑張ればウチから日帰りできる距離なので、近々行ってみるつもり。来年はこの規制線がもっと後退するといいけど、どうなるのだろう。
そういえば原ノ町駅に、行先表示が上野駅のままの特急「スーパーひたち」が1編成停まっていたのがなあ……。あれはどうしようもないよなあ……。動かさないと線路と同様に錆びてしまうかも。


JR原ノ町駅のきっぷ券売機の運賃表。常磐線沿線や仙台周辺の駅の運賃表は不通区間の目隠し状態が続いている。いつまで続くのか。

4。4月に災害ボランティア活動に参加して訪れたその元本部や町役場、それに津波の被害の多かった仙台東部道路の東側も歩いて、4月に視たところも再訪しながら各所をしっかり確認してきた。まあ大概は瓦礫の撤去が済んで、視界が開けてしまった野原というか更地ばかりだが。鉄柵や崩落した道路の法面や傾いた電柱などの優先順位の低そうな手付かずのところもまだまだたくさんあり、前回から時間が止まっているような感覚も。
それから、その頃は規制していて入れなかった「鳥の海」や荒浜港の周辺も行き、海岸で海水にも触ってきた。土のうをずらっと積んだ防波堤付近は高いところでは10m以上積まれた瓦礫置き場になっていたけど。
亘理町では多少、それよりも南の地域ではもうちょい多かったが、津波で被災した家でも、空き家が多いところでも電気が通って住めるところでは戻っている家庭もあるし、同じ場所に家を新たに建て替えているところもあり、と対応は家庭によってまちまち。これは各家庭の経済力の差や保険の掛け方にもよるのだろうか、とも思った。


堤防の左側が鳥の海。右の陸側は崩壊し、このへんの水たまりの大半は、海抜ゼロメートル地帯のために津波の海水がまだ引かずに残っている。
ちなみに、この道路の崩壊箇所をどのように通ったかというと、写真右の更地のほうから回り込めるがそれが面倒で、ショートカットで堤防の上を通った。ただこのときは風が強くて直立歩行の通過ではよろけてどちらかの側に転落しそうだったので、四つん這いで。車両は通行止めでも人力移動ならばなんとか通過できる、という箇所もまだまだ多い。

6。3食の食事に案外費やしてしまったため、当初よりも予算的には少なめだったが、買い物は主に福島駅前の物産店「コラッセふくしま」と、亘理の荒浜港前にプレハブで仮設した「鳥の海ふれあい市場」で。後者はまあ大概はクルマで訪れる観光客だが結構賑わっていた。やはり今後はボランティア活動以外でできることはお金を落とすことかな。亘理も漁を再開しているし(品揃えを観ると、亘理あたりはカレイがよく獲れるみたい)、内陸のほうでは名産の苺のビニールハウスも時折見かけるとちゃんと育っているところもいくつかあったので(今年の出荷量は例年よりも少ないのはしゃあないが、来年以降は盛り返すか)、今後の支援は買い物主体にしてゆくか。


「鳥の海ふれあい市場」。

震災以降、僕の周りで被災地への活動等で赴く人の大半は仙台以北に行き、このへんを担当? している人がいないので、僕だけでも来年以降も基本的にはこの亘理町を中心に仙台以南の地域を特に気にし続けることにする。
来年は他地域も観に行かないと。
微力ながら、来年も東北への支援はまだまだ続く。
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