BDNF

BDNF
2017/04/28
記憶力抜群の林修先生の出演していたテレビ番組で得た知識です。
　ボケは運動で治るそうです運動する筋肉でBDNFが産生され、それが脳神経細胞を成長させるのです。
　ウィィペディアでは、次のように解説しています。
　BDNFは、網膜、運動ニューロン、腎臓、唾液腺、前立腺にも作用する。
BDNFそれ自体は、長期記憶に重要である。哺乳類の脳にある大多数のニューロンは、胎児期に形成されるのであるが、成人の脳の一部分では、神経幹細胞から、神経発生neurogenesisとして知られるプロセスにより、新しいニューロンを成長させる能力を維持している。神経栄養因子は、神経発生neurogenesisを刺激し、コントロールする化学物質である。BDNFは、最も活性のある神経栄養因子の一つである。生まれつきBDNFを作ることができないネズミは、脳や感覚神経の発達障害を起こし、通常は出生して間もなく死亡する。このことは、BDNFが正常の神経発達に重要な役割を果たしていることを示唆している。[12] BDNFに構造的に関係している他の重要な神経栄養因子には、NT-3、NT-4、NGFがある。　
　テレビ番組の中の実験では、培養した脳神経細胞にBDNFを投与すると、細胞から突起が出て細胞同士が繋ぎ合う姿が出ていました。
　アルツハイマー病のある人では、脳の組織中のBDNFは低下している。研究によれば、神経栄養因子は、アルツハイマー病のβアミロイド蛋白の毒性に対して、抑制的に働く。
現在、BDNFに関しては自閉症や痛風との関係等、神経疾患治療に応用可能な蛋白質として着目されている。
また、広島大学の栗原英見教授らによってBDNFが歯の関連細胞や血管の増殖、分化を促進することが発見され、歯周再生への関与が見いだされた。すでに動物実験において、BDNFの投与した歯周病モデル動物が健常動物と同様の歯周の状態に回復させることに成功している。一般開業医でも可能な簡単な手術により、歯周病でダメージを受けた歯周を再生できる治療を目指し開発が進行中であり、国際特許を出願をしている。
又、番組の中で、二つのことを同時に行う運動が特に効果的だと、言っていました。ステップしながら、数を数え、３の倍数の時、手を叩くのは、コグニッション＋エクササイズ＝コグニサイズと名付けられるほど有効だそうです。
ぼけない食べ物としてカマンベールチーズは、脳細胞に付着したアミロイドβを除去する働きがあり摂取すべきと言っていました。