朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

テリアリノベーション

2017-02-23 21:00:43 | 21世紀
エリアリノベーター
2017/02/24
 NHKの朝のニュースで北九州市が褒められていました。
 それは、寂れ、人通りの少なくなった商店街「魚町」が、再生され賑やかになったことです。
 私はもう3年、街を歩いたことがありませんが、うれしいことです。
 この現象をエリアリノベーションと呼び、空き店舗や空きビルを安く貸し出し、商売したい若い人達に貸し、魅力的な商店街やイベント場所を作ることだそうです。
 岡山市では、街が寂れ、人通りも少なくなったのを、市役所が電線を地下埋設し、景観のよい通りにしましたが、人は集まりません。 明石卓見さんという市民が、問屋街にセンスのある空きビルがあるのを知り、格安で借り受け、よそで売っていないものを売る店など、特徴あるテナントを集め商店街を作りました。お客様が集まり出し、採算が取れるようになると、付近の空きビルに店を出す人が増え、益々人が集まり、名所になって、県外からも客が集まる商店街に成長したそうです。
 シャッター商店街の店舗オーナーは、皆、金持ちで、住宅街に家を持ち、悠々自適で、儲からないから店を閉めているのです。何処かが安く貸し出し、特別な店が出来て、人が集まれば、店の再開、商店街の活性化は出来ます。
 市役所が企画しても、上手く行かないことを、やる気ある個人がその気になると成功するのです。
大規模商店法ガアメリカからの要求で改正され、地方の駅前商店街はほとんどシャッター商店街になりました。自動車の普及と、駅前の駐車場難など理由はありますが、個人商店は儲けがなくなれば、店を閉めます。
 ダイエーが、まずデパートのような店で手広くやり、小規模商店を淘汰していきました。イオンが大きな郊外店を作り、ダイエーの足元を掬い倒産させました。現在は、コンビニが売り上げを伸ばし、イオンを攻撃します。通販がデパートの売り上げを奪い、デパートもアップアップです。小規模商店がシャッター商店街復活につながるのは、面白い回り合わせと感じます。個人の活躍がネットワークを活性化しています。ネットも実業も変化が大きく、個人が手腕を生かす時代です。21世紀は個人の活躍する時代と考え、勉強しましょう。
 大企業は、非正規社員・人材派遣利用で、日本発展の下請けシステムを捨てる時代です。個人が小規模商店やネット起業で、生きる力を発揮しなければ、日本は3流国に落ちてしまいます。エリアリノベーションも個人企業のための政策です。