朝礼の話題

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肝硬変

2015-11-09 23:19:52 | 21世紀
肝硬変
2015/11/10
 人食いバクテリアは、肝硬変の人を狙います。同じ生魚を食べても、正常な肝臓の持ち主は、どうもないそうです。
 肝硬変(かんこうへん)は、肝臓病の一つである。慢性の肝障害の進行によって、肝細胞が死滅・減少し線維組織によって置換された結果、肝臓が硬く変化し、肝機能が著しく減衰した状態を指す。 肝炎は可逆的であるが、肝硬変は非可逆的である。
 ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、アルコール性肝疾患、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、ヘモクロマトーシス、自己免疫性肝炎、Wilson病などの慢性肝疾患が原因となり、あるいはこれらの疾患が進行した終末像である 日本には40万人の肝硬変患者がおり、60%がC型肝硬変、15%がB型肝硬変、12%がアルコール性肝硬変である(新臨床内科学 第8版)。かつては日本でも日本住血吸虫の有病地において、虫卵と栄養不良を原因とする肝硬変もみられた。最近ではメタボリックシンドロームに関連した非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) が原因として注目されている。(以上・ウィキペディア記事)
 大林組に勤務していた時の上司、堀緑郎所長は、定年後67才で、肝硬変と診断され亡くなられました。
 現役時代の堀所長は、タフな人で、疲労など感じない人でした。2日ぐらいの徹夜でも屁ともなく、「眠たい・きつい」という私達若手に「たるんでいる。やる気がないからだ」と発破を掛けていました。現場ですから、徹夜麻雀も良くありましたが、堀所長の独壇場でした。
 亡くなられた後、奥さんの話では、「手術の時、胆嚢などとつなぐ管を縫い付けようとしても出来ない。差し込もうとしても、固く刺さらない」と医者が言ったそうです。
 タフだと自信のある人、それは、疲労感などを感じる感覚がマヒしているだけかもしれませんよ。
 強いということは、弱さに気が付かないことでもあります。 もう一人の私の知っている肝硬変患者はミツワ製作所の田原さんです。腹部に血管が渦を巻き、掌が赤く腫れ上がっていました。60才前で亡くなられました。
 ウィキペディアでは病気の所見をこう記しています。
 • 皮膚にはクモ状血管腫(vascular spider:前胸部にできやすい)、手掌紅斑(palmer erythema:手のひらの小指側の丘が紅潮する)を認めることがある。
• 黄疸の出現にともない眼球結膜は黄染し、進行すれば皮膚も黄褐色からややどす黒い色調を示す。(偽性黄疸との違いは、眼球結膜黄染の有無である)
• 肝臓左葉は腫大し、硬く、鳩尾(みぞおち)付近に結節性の辺縁を触れることがある。門脈圧亢進に伴い脾臓も腫大する。
• 門脈圧亢進症に伴い、食道静脈瘤、腹部の静脈の怒張(「メデューサの頭」, caput Medusae)や痔核を認めることがある。
• 末期では腹水、胸水、むくみ(浮腫,edema)、下腿の点状出血(紫斑,purpura)を認める。
 肝硬変 より怖いのは 頭硬変     タフなのは 弱さに気付かぬ 病気かも