多数決は悪い事？

多数決は悪い事？
2015/09/11
　安保法案が衆院通過した時の、新聞の見出しは、多数決は悪い事と印象つけるものでした。「数の暴力」「強行採決」「国民の支持ないまま」「国民は納得していない」
　「全員賛成でなければ法律を議決してはいけない」といっているようです。
　地方議会では足して２で割るという妥協が良く行われ、何かピントのはずれた結論を出すことが多いですが、国会でもそうあるべきだと民主党は望んでいるのでしょうか？
　多数決は数の暴力でしょうか？　民主主義の基本と思いますが、マスコミは多数派が正しいと思う政策を進めることは、暴力だと言います。
　義務教育では、そう教えるのですか？
　ギリシャでは、議会で緊縮策を実行する法案が可決されると、反対派は火炎瓶を投げ反対デモをしていました。国民投票では緊縮政策反対ですから、民意に反する政策です。あんな抵抗方法を日本でも行うのでしょうか？
　中国は共産党独裁ですから、民意は共産党の解釈次第で、共産党の政策に異を唱えることは禁止されています。あんな政治体制が正しいのでしょうか？
　アメリカでは、大統領は民主党出身ですが、議会の多数派は共和党で、大統領の提案する政策は、多く否決されます。多数決は「国民の支持無いまま」などと批判されることはありません。
　民主党が政権にあるときは、強行採決は当たり前のように行われ、各内閣とも10回程度の強行採決を行いました。自分がする強行採決は正しく、自民党のする多数決は横暴と決めつけるのは、どんな基準で言っているのでしょうか？　元自民党にいた、小沢や松野も党利党略で、すべて政権に反対ですから、変な話です。
　新聞報道では、この安保法案に抵抗するため、スト権の投票をし、ストライキをするそうですが、いよいよギリシャに似て来ますね？
　経営者の評伝で、取締役会で全員賛成の方針は、その社長は「皆の賛成する意見など陳腐だ」と採用しませんでした。逆に「皆の反対する方針は斬新だ」と採用し、成功したそうです。多数決に従わない、このような例もありますが、政治の場では、多数決で決めるのが正しい方式でしょう？
　民主主義の根本は、昔であれば世襲の王様を、選挙で決め、政治をしてもらうことです。その政治が、汚職したり、権力の乱用があったりすれば、次の選挙で落とせばよいのです。
　民主主義　否定するのは　民主党　　　　　多数決　気に入らぬのは　幼児症

海外進出人材の養成？

海外進出人材の養成？
2015/09/10
　日本人学生の海外留学が減少している。「今の若い人は内向きで海外に出ようとしない。韓国・中国の留学熱はすごい。日本はグローバル化の時代に遅れを取る」として、福岡県知事が学校関係者・父兄を集めて、留学をあおっていました。
　外国はどこも若年者失業者が多く、国内で就職出来ないから、海外で就職しようとしているのです。　そんなところに日本人新卒が行って、良い報酬を得られるのでしょうか？　現地人並みの給与しか貰えないのではないかな？
　フィリピンでは、英語で教育され、英語を母国語のように話す若者が多いです。彼等が外国でしている仕事は、船員・ボーイ・女中奉公などです。英語が出来てもそんな仕事しかないのです。
　輸出しなければ日本は食えないというのは、嘘です。より利益を上げるため輸出しています。日本のGDPののうち、輸出によるものは、他国よりはるかに少ない比率なのです。原料輸入する費用くらい輸出しておれば、日本は内需で食えるのです。
　グローバル時代と、現代の世界のあり方を、近代的な新しい方式だと推奨するマスコミは多いですが、結局は、強い者が勝つ方式、安い工賃で加工し、安く売る競争を世界で行うことです。日本のコメも、安く作るアメリカや中国に淘汰されることです。牛肉も乳製品も外国産の安い製品に日本の製品は負けるシステムです。
　グローバル時代はアメリカ・中国・韓国に都合の良いシステムのようです。
　グローバルシステムに海外で働くことは、賃金の安い国で工場を経営し、その国の人を安く使うことです。そんなやり方で生きるより、腕を磨き、良い製品を創り出す方が、人類のためになります。海外進出人材を育てるより、技術を極める人材を育てる方が日本のためです。
　日本は人口減少時代になります。国内に留まる人材を育てることが。必要と感じます。
　現在の義務教育は、勉強の押し付けから勉強嫌いを作り、不登校・イジメ・非行・不純アルバイトなどの問題が多いです。勉強がしたくなるような、昔の寺子屋・松下村塾の教育で教師の人格的教育を基本にすべきと感じます。本人が目覚めて学ぶとき、優秀な人材が育ちます。明治時代の教育が良かったから日本は発展しました。押し付け教育では試験秀才を作るだけで実用人間は育ちそうにありませんね?
　海外で　卑しい仕事の　韓国人　　　仕事なければ　仕事作ろう　国内に