空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

全てのものが媒介物によって関係付られる

2017年04月18日 | 読書・TV感想
●「こころの時代」新シリーズ 唯識に生きる「唯識の歴史と基本思想」

縁起という関係性によりラッキーではあるがハッピーではない。
座席に座れたという成功は誤解を生む。(上図)
  


全ての人間は関係性に生かされてある



全てのものが唯識によって関係付けられる



全ての力が、媒介物によって関係付けられる


 縁起・唯識から主体的にとらえて楽しむ


感想:
陽陰二元論的思考(仏教でいう分別)には、
善と悪、便利と不便、美と醜のように、片方を区別・排除しようとする弁証法的なものと、
色と空、迷いと悟り、ラッキーとハッピー、成功と幸福、安全と安心、量と質などのように
双方の二相的概念によって、お互いが見える化されるものとがある。
それによって誤解や錯覚が防がれるために、実生活においても必要な概念であろうと思われる。
また、波と粒子、、実数と虚数、需要と供給のように二相系によって、はじめて概念が成り立つ
ものもある。
そもそも目に見えない「風」を表現するには、風速と風向き(強さと方向)によってはじめて意味付される。
また回転は右と左のように、ベクトルの内積と外積のように、右手と左手では握手できない様に
日常生活の中で、二相系によって誤解や錯覚しないための概念も数多くあって、必要なものである。
これらはどちらかの排除ではなく一体化すること、即ち双方の調和によって、あるいはバランスによって
成り立つ基本要素である。

一方の唯識では文字通り「言葉で考えられたものは全て存在しない」であって仏教の原理思想である。
むろん二元性、二相系の見える化やプロセスの概念はなく(分別そのものが錯覚であって)、
唯一深層心(種)の浄化を目指すものだ。

そこで二相系での方程式を読み解いてみると、一つの解だけでなく二つの解をどうするかが観えてくる。
即ちウィンウィンの形での思想そのものが見える。
お互いの存在を認め、相互に生活が成り立つようにして発展する大乗仏教の姿が成立してゆく。

双方が必要なものだから、今では限られた空間(茶室)や限られた時間(ヨガ)に唯識という純粋性を
探究する方法もある。


三木清 人生論ノートより
混合の弁証法 感情(ラッキー)と知性(ハッピー)の関係

二相系の実体・縁起という関係性から、ラッキーからハッピーを導く。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 成功と幸福は別物である---洋... | トップ | 次の記事へ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。