和姿きらり

きもののこと、日本の美しいもののこと

最も美しい仏さまに会いに行く ~2017年春、京都

2017-06-13 00:10:19 | 日本の美を巡る旅
天の橋立を出て、京都市内に入り太秦の広隆寺さんへ。
日本一美しいといわれる弥勒菩薩半跏像を拝観に。

広隆寺は、飛鳥時代に秦河勝が建立した京都最古のお寺。
境内の新緑が美しい。

弥勒菩薩半跏像 雑誌の切り抜きストックから


霊宝殿の前庭の椿。

霊宝殿の軒にかかったヤマボウシと楓。楓は竹とんぼのような形の赤い翼果をたわわにつけている。


霊宝殿では珍しいお仏像を拝観できる。

弥勒菩薩半跏像(みろくぼさつはんかぞう)
飛鳥時代の木造の菩薩さま。華奢で、女性的で優美な印象。片足を組み、右手を頬にあててうつむき思索するお姿は、泣き弥勒ともいわれる。秦河勝が聖徳太子から拝受し、広隆寺のご本尊とした仏さま。
体長1mと想像していたより小柄で、暗い霊宝殿内では、細やかな表情まではよく拝見できなかった。

不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりつぞう)
奈良~平安時代初期の木造の観音さま。3mを超す長身。
中性的な印象。すらりとした立ち姿、しなやかな柳腰、端正な面立ち。
私は霊宝殿での時間のほとんどを、こちらの仏さまの御前で過ごしました。このお仏像は写真うつりがあまり良くないようで、実物を拝観するほうがはるかに美しい仏さまです。

飛鳥時代から平安時代初期にかけて造られた、シンプルで曲線的で、すらりと頭身の高いお仏像を見ていると、現代の美意識に近いものを感じてほっとします。

京都で一泊し、翌日帰途につく前、東寺さんに寄りました。

5月の連休中は春の特別拝観で、五重塔の初層の内部・宝物館のお仏像や空海さんの法具・観智院の襖絵や宮本武蔵の書などを拝見する機会に恵まれました。
宝物館では、空海さんが身につけていた、赤いひもを通した水晶のお念珠にしばらく見入ってしまいました。

お庭の3色のさつき。

京都に来るたびに立ち寄る東寺。
密教の仏教建築は華やかで雄弁な感じがします。
空海が設計した講堂の立体曼荼羅の暑苦しいくらいの饒舌さと、金堂の薬師三尊像のどっしり落ち着いた厳かさ。
東寺さんで講堂と金堂・2つの異空間を体感するのが、私の京都での習慣になっています。
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