(童話)万華響の日々

生活の中の多種多様な万華の響きを聴き、万華の世界を視ていてます 古稀1になりました、今だからできることをしたいと思います

川端龍子ー超ド級の日本画ー展 山種美術館 を観た印象

2017-08-09 17:33:23 | 展覧会

山種美術館(渋谷区広尾)で開催中の川端龍子展を観た、川端龍子 1885-1966 で没後50年の記念展だ、初期から晩年までの70数展が一挙展示というもの、チラシの「超ド級の・・・」に惹かれて観に行ったものである、その宣伝に違わない内容であった、

30歳半ばまでの絵本の挿絵、スケッチ、双六絵など龍子のデッサン力の卓越さが素晴らしい、「四季之花(1899)」、「機関車 (1899)」「金魚(19--)」、「火生(1921)」、「女神(19--)」、「花と鉋屑(1920)」など、

青龍社時代に至り大型の日本画の創作が目立ってくる、「鳴門(1929)」は今回の目玉の代表だ、青と白を主体とした六曲二双の屏風に描かれた渦潮、巻き込まれる小舟、宙を飛ぶ鵜の対比が面白い、「草の実(1931)」も大作、黒い背景に金色の秋の草が光を受けて輝きそよぐ、「請雨曼荼羅(1929)」も大作、枯れつつある池に横たわる鯉、赤黒く鈍く光る太陽と真っ白な鷺、茶色の日照りの中に枯れてゆく草、「黒潮(1932)」は「鳴門」に似た意味合いの作品か、そして「龍巻(1933)」は巻き上げられた魚やイカやクラゲが落下している構図、変わった構図だ、「香爐峰(1939)」は香爐峰をバックに飛行する軍機が何故か透明、大作である、「金閣炎上(1950)」はもの凄まじい大作、炎上する金閣寺を赤の炎、黒煙、、そして白い煙霧は龍のように見える、「夢(1951)」は中尊寺の藤原氏のミイラを見たときの幻想とのこと、幾多の蛾が棺から飛び立つ、

龍子はホトトギスの同人で俳句を終生よくしたそうだ、短冊に俳句と絵が優美に描かれたもの何点かあって興味を呼んだ、「年賀状 十二支」も面白い、「千里虎(1937)」は虎の頭部である、凄い形相が見事である、「萩の宿(1952)」は龍子自身であろう、「十一面観音(1958)」は墨一色で描かれたものと思う、作者の晩年の境地が描かれたものである、絵と文とがあるときは合体し、あるときは単独に自由自在に創作された龍子の画境に少しでも触れることができただろうか、感銘深い展覧会である

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« マイナンバーとAIを連携さ... | トップ | 核戦争の危機から足早に遠ざ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

展覧会」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL