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ゴールド、しぶとい。その心は

2014年02月24日 | 海外商品先物 価格情報 価格見通し
ゴールド、現状分析。

12月31日安値で半年サイクルの底をつけてリバウンドしている。

基本となる1年サイクルの大底ではないので、原則、8月28日の高値は抜かない。
既に前回の半年サイクルトップである8月28日からは6ヶ月を経過したので、いつ、サイクルトップをつけてもよいが、もうはまだなり、の状況にある。このため、10月末高値が戻り限界と見ているが、そうは決めつけられなくなっている。

リバウンドのレベルを越えるには、より能動的な強気材料が必要である。たとえばドル全面安。しかし、それはない。あくまでも、売り方の買い戻し、プラス値ごろ感による短期筋の買いに止まっている。いずれ、リバウンドは燃料切れすると思われる。

しかし、ごく目先的には、8月末のように、踏み上げによる急騰が発生する可能性がある。戻り売りしてきた売り方が、高値更新に慌てて損切りすること、買い方が図に乗って買いの回転を効かせる、そうなると、短期筋レベルの勝ち負け決着をつけるような踏み上げになりやすい。勿論、あくまでも短期の話である。

相場とは、楽観の錯誤によるバブル化と、その弾けと、悲観のスパイラルと、悲観し過ぎの反動が繰り返される。

リバウンドの天井を売るには、上値を見当付け、売り上がる戦法か、天井確認から追撃するかの、二通りがある。
途中の高値を見当違いして売ってしまい、慌てるケースも出てくる。そんな時は、どこまで売り上がるのか、一旦損切りをして売り直すのかの戦局判断に迫られる。そこでまた、見当違いを繰り返す可能性もあるのだが、そればっかりは致し方無い。相場は生き物であり、常に動き、新な環境変化に反応し続けるのだから、その時点では正しい見当でも、数分後には見当の変更を迫られる。見当そのものがリアルタイムで正しく相場について行かねばならないのだから、至難の技だ。
また、人は、一度下した判断を正当化したい欲求にさいなまれる。間違いを認めたくないものだ。それゆえ、状況変化を見誤った後には、自己正当化の誤謬に捕まり、見当違いを継続しがちである。
リスクを減らすには、常に、自分は間違える可能性があることを自覚し、それが早まった判断だったとしても自己正当化せずに、まずは損切りをすることだ。
たとえば、戻り売りを狙って失敗した場合、何故、売りと判断したのか、その根拠と計算を点検、総括しなければならない。戻り売りではなく、さらに押し目買いに環境は変化したのではないか?確認すべきだ。環境変化でないならば、戻りのレベルに対する見当を過小評価したことになるのだから、改めて見当を付ければよい。

見切り千両という。1987年のブラックマンデーしかり、2008年リーマンショックしかり。相場はたかをくくると、予想外の暴落や暴騰をやらかす。自分が負け始めた時に、たかをくくると、たかを越えられた時に取り返しがつかなくなる。だから、見切り千両なのだ。

筆者は、常に、上がると予想する場合には、何故なのか、どのレベルの上昇なのか、上値の目安はどこでいつか、と説明するようにしている。そして、ただし、こうなったら弱気転換とし、その場合は従来の想定とは逆にどこまで、いつまで下がるのかの見当を示すように心がけている。

買いだといい、上がっているうちは図にのり、増長してさらに上がると予想するのはよいが、それしか書かない予想家は、彼の予想が見当違いだった場合の対処、その判断目安、間違いを認めた事後の新な予想について準備せず、責任をとろうとしない。そうなると、祈るしかなくなり、科学的な予想アプローチではない、信仰の世界に陥ってしまう。科学的アプローチとは、データに基づき、普遍的な手法により、現状分析し、将来の推移を予測するものである。
テクニカル分析は、現状分析のツールであるが、将来の予測はしてくれない。そこで追加される手法が日柄と値幅計測、サイクルによる展開予測である。この、日柄と値幅を測定する、測ることで予測に挑戦するわけだ。
人が一喜一憂しながらやり続けるものだから、単純な方程式のようにはいかない。人が群集心理全開でやるのだから、規則性や循環性もちょいちょい脱線する。しかし、だからと言ってデータに基づく予測をやらないわけにはいかないし、やった分の成果はあるものだ。とにかく、データに基づく分析、特徴的なパターンの収集と定義化、変調にたいする危険度判定、なにやら地震予知みたいな話だが、分析を諦めてはいけないと思う。

人は、常に間違う。予想を的中させると、図に乗る、図に乗った段階でその先の判断は、冷静な分析と計算ではなくなっている。投資家にはそういう自覚が常に必要だ。ましてや、相場の推奨を業てしているものは投資家と一緒になってはならない。それが許されたのは株でいえば1989年バブル絶頂期までであり、ゴールドでいえば2011年9月までである。

なにやら、まとまりのない文章になったが、オヤジの墓参りに休暇とっても、相場のことを考え方ているしまつで、帰りの飛行機の流し目で、暇なもんだから、電波オフモードでメモ帳に書いたもんで、せっかくだから、ブログに載せてみた。
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