インフルエンザ治療薬タミフルが効かない耐性ウイルスが今季、5人から発見され、集団感染によるものとみられることが、横浜市衛生研究所の調査でわかった。
耐性ウイルスによる集団感染事例の確認は、国内では初めてである。タミフルはインフルエンザの治療薬として備蓄されているが、別の治療薬の備蓄増など計画修正も迫られそうだ。
5人の患者は、いずれも同一区内で1月28日に受診した8~13歳の男女でタミフル服薬前の検体から、耐性ウイルス(Aソ連型)が検出された。
一定の地域内で今季、耐性ウイルスによる小規模な集団感染があったとみられる。
今季のインフルエンザ流行はピークを過ぎており、差し迫った危機は薄いが、耐性ウイルスが広がれば、感染力が強く致死性が高い新型インフルエンザが発生した際に、最初から耐性を備えて流行する恐れが高まることになる。
WHOによると、欧州などでは、従来は1%未満だった耐性ウイルスの検出率が、今季、ノルウェーで66%、フランスで39%などと高く、広がりが懸念されている。
日本の場合、ラムズフェルド元国防長官が関与するギリアド社と厚労省の天下りの利権がらみで、大量のタミフルを備蓄し、副作用の少ないリエンザの備蓄は極端に少ない。
(記事)
タミフル効かぬインフル、国内初の集団感染 5人確認
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