「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

なぜ、今藁の家を・・・09

2005年06月29日 00時13分14秒 | なぜ、今、藁の家を?
朝10:00から18時まで仕事して、20:から26時まで仕事して・・・そんな2年間だった。
過酷な勤務時間だったが、楽しかった。若さで何とか乗り切ることが出来たのだろう・・・
世間から一歩離れたところで仕事をしているような気分だった。
ちょうどこの時、やたらと少年犯罪のニュースが多かった。連日事件が起きていたような・・・
ニュースの度に心を痛めていた。なぜこんなに子供が残酷になるのか?
僕自身、建築の仕事をしている場合じゃないのでは?とも考えた。
教育に関わる仕事をしたいとも考えた。真剣に保父への転職も考えたこともあった。
とにかく異常な事態だった。そして犯罪を犯した少年少女たちの弁護を担当した弁護士が書いた本読んだ。
少年犯罪のほぼ9割は家庭環境・親子関係に問題があると分析していた。
その本を読むと事件の「加害者」が「被害者」に思えてしまった。
家庭環境?親子関係?
よく理由はわからないが、建築で解決できるのでは?と考えるようになった。それがどのようにしたら良いのかは全く分からなかった。
また、とある建築家が書いた「家族」について書かれた本。
「家族」と「家」の関係について分析した本だった。

「家」は単なる「物体」ではなく「心のヨリドコロ」。

この時に、僕の中で何かが繋がった・・・



・・・次回へ


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なぜ、今藁の家を・・・08

2005年06月24日 17時05分43秒 | なぜ、今、藁の家を?
その後、転職した設計事務所は僕の人生を大きく変える場所となった。決して金銭的には裕福ではなかったが、仕事で十分に満たされていた。
担当するプロジェクトで使用する材料は片っ端から調べたおした(成分・長所・短所・価格・スペック)その中でベストのものを選択しお施主さんに説明をする・・・なぜコレを選んだのか?を。
今までの一軒の住宅にかける時間とは比べ物にならないほど時間をかけて、線を引き、何度も模型を作り、検討し変更し、完成させていく。
こんなにじっくり家を作る方法もあるんだ!と気づかされた。
早ければいいのか?なるべく手間を省略することがいいことなのか?こんなことを立ち止まって考えることが出来る仕事環境だったのだ。

使う材料を一個一個検討するとき、常にこの家に住む家族の顔を想像しながら決定していきます。
現場には毎日足を運び、一日の大半を現場で過ごす。
自分の家を作っているような錯覚になることも多い。
現場に身をおくことで学ぶことも多かった。
こんな仕事場だから(?)
給料は正直・・・少なかった。でも嫌にはならなかった。
このときに参加型建設の手法や。ワークショップという言葉と出会い、参加し、
感動する。

人とつながる心地よさもこのときに知る。


・・・次回へ

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神戸・セルフビルドプロジェクト(仮称)

2005年06月23日 01時09分13秒 | 神戸セルフビルドプロジェクト
神戸・セルフビルドプロジェクト(仮称)

ストローベイルハウスとアースシップの工法を参考にし、完全セルフビルド
で快適なミーティングルームを建設します。

公園開園後はモニュメントにもなるように素敵なものを目指して作りましょう!

工期:2005年8月~2006年3月頃まで、週末を利用してコツコツ・・・と。
場所:神戸市にある2010年開園予定の(国土交通省)国営公園内。
工法:(参考・ストローベイル工法+アースシップ工法)
今回の施主様(ストローベイルプロジェクトメンバーです)はこの公園内でパーマカルチャーを主体とし
たエコビレッジプロジェクトを現地の人達をまとめながら進めているお方です。
現場へは何度か足を運びましたが、非常に気持の良い環境が残されている場所です。
かつては農業でなりわいを保っていた場所です。

僕も、計約10回程度の現地講習を行う予定でスケジュールを決めています。
コンクリートを使わない基礎工事からスタートし、木構造工事、アースシップ工法、
ストローベイル工法・・・と進めて参ります。
また、アースシップに詳しい方とも連絡がついたので、さらに具体的な打ち合わせを進めることが出来ます!

おそらく今回の工法は日本では珍しい試みで、そのような前例が少ない行為を、建築基準法
を定めている国土交通省のお膝元で実現させてしまおう!!という図々しくかつ、大
胆なプロジェクトですが、今後の日本の建築業界に対する強いメッセージを持ったプ
ロジェクトでもあります。

詳しいスケジュールについては後日お伝えしますね。
このプロジェクトへ参加してみませんか?



・・・次回へ

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キャンドルナイトしました!

2005年06月21日 03時02分45秒 | 「藁の棲」プロジェクト
先日、円頓寺で行った(2004・冬至、2005・夏至)2回目のイベントでしたが、
商店街+13人の参加者+中日新聞で「藁の棲」でひそやかに行いました。
キャンドルナイト事務局に登録されていた名古屋で行われる19日のイベントは「藁の棲」だけでしたが、
今日の中日新聞を見たら、名古屋市のテレビ塔やJRセントラルタワーズなどなどの
市内の施設が一斉にライトダウンしたようです。
全国でも2万施設のライトダウンが行われ、このように行政からも積極的にこういったイベントに
賛同して、広がっていくのもめずらしいな~と思って新聞を読んでいました。

100年前と全く同じ製造法で出来た幻のワインとギターリストが奏でる音と新たな出会い・・・
ストローベイルに囲まれた空間でろうそくの灯りだけで2時間を過ごしました。
ギターの曲を聴きながら、ワインを片手に環境問題についての話
もあり、ストローベイルハウスの研究・普及を心の中で願う私でした。

コメント (2)
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キャンドルナイト:「陰翳礼讃カフェvol.002」

2005年06月18日 21時08分39秒 | 「藁の棲」プロジェクト
6月19日、「藁の棲」では2回目になるキャンドルナイトのイベントを行います。

■「陰翳礼讃カフェvol.002」
場所:藁の棲
時間:20時~22時
持物:うちわor扇子、マイコップ、お勧めの酒、つまみ。
内容:ギターリストによる演奏と、100年前と全く同じ製法(電気を使わない)で出来たワインと陰翳を
   蝋燭による灯りの中で楽しみます。

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