平成19年12月の話です。
当会の会員が、二州健康福祉センター(旧敦賀保健所)の譲渡会に用事で出向き、帰ろうとした時に、「ワン!、ワン!」という声がセンターの中から聞こえてきました。
センター職員さんに「あの声は何ですか?」と問い合わせたところ、職員さんは「明日処分される成犬です」と言いました。
それを聞いた会員はそのまま放って帰れなくなり、明日引き取りにくるので生かしておいてくれるよう職員さんにお願いしその場を離れました。
次の日その犬を引き取り、その会員宅で保護することになったのです。
その当時推定年齢3~4歳、オス、柴犬系MIX、首輪をしていました。動物病院での健康診断の結果、フィラリア症にかかっていました。
病気が回復するのに2年間毎月定められた日数で薬を与えなければならないとのことでした。
その後、ポスターなどで飼主探しを行ないましたが、2ヶ月ほど経過しても結局飼主希望者は現れず、保護していた会員が飼う事になり、今はとても幸せに暮らしています。
後でセンターの職員さんから聞いた事ですが、北陸自動車道敦賀インターのサービスエリアあたりでウロウロしていたところを捕獲され二州健康福祉センターに収容されていたということでした。