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FM音源ドライバ「FMP」で作成した曲を公開しています。
FMP7の使い方からMMLによる曲データ作成の方法も掲載!

SSG、PCMって何?

2011-05-28 00:34:04 | FM音源って何?

自分がニコ動やYouTubeで投稿している曲の紹介の所で「FM32音+SSG16音+PCM6音」とか書いてます。
FM音源って何?は前回書きましたが、今回はSSG音源とPCM音源って何?っていうお話になります。


FM音源はおさらいすると、周波数を変調させて音を作り出すシンセサイザーです。
昔デジタルシンセサイザーブームを巻き起こしたYAMAHAのキーボード「DX7」はFM音源を搭載したことで有名です。

SSG音源は、FM音源よりさらに古いシンセサイザーです。
PSGとも呼ばれ、ファミコンや初代ゲームボーイのピコピコ音はまさにこの音源なのです。

そしてPCM音源は、楽器などの生音をデジタル録音しておいたものを再生する方式の音源です。
最近の携帯にはPCM音源を搭載していますので、着メロはより生楽器に近いリアルな音が出せます。

FMP7は、FM音源を32音・SSG音源を32音・PCM音源を32音も搭載し、この中から64音を同時に発音させることができる凄いドライバなのです。

自分のデータは、FM音源で、ピアノやギター、ベースなどを発音させ、SSG音源で伸びやかなボーカルや綺麗にハモるコーラスパートを担当させ、PCM音源でドラムなど打楽器をリアルに再生させてます。
便宜上、これらを全部ひっくるめて「FM音源」と呼んじゃってますが、正確にはこの3つの音源を融合させて曲を鳴らしているのです。


FMP7でデータを再生してみよう!

2011-05-22 18:06:11 | How to FMP7

今回はFMP7データの再生の仕方をご紹介します!

(1)FMP7本体をダウンロードする
 まずは、FMP7本体をダウンロードします。
 http://archive.fmp.jp/
 上記サイトにアクセスして、「Program」→「FMP ver7.10f」を選択
 ※ver7.10f以降の最新バージョンがあれば、そちらをダウンロードして使用してください

下の図の赤枠をクリックしてダウンロードしてください。

 

(2)FMPデータをダウンロードする
 同じサイトの「Music Data」をクリックすると、たくさんのオリジナル楽曲がダウンロードできます。

 また、私のデータもサンプルで公開致します。

 Brave Song (Gldemo ver.)
 Download

 Alchemy
 Download

 

(3)FMP7を起動して演奏させる
 ダウンロードしたzipファイルはすべて解凍(展開)しておきましょう。
(下の図はver7.10fのものですが、他のバージョンでも操作は同じです)

 解凍(展開)したFMP本体も、FMPデータもすべて、同じフォルダにコピーしておきましょう。

 解凍(展開)したファイルの中から「FMP7」のアイコンをダブルクリックして起動させましょう。

 起動するとバーが表示されますね。
 ここで、バーの上で右クリックして「ファイル」→「開く」を選択し、好きなFMPデータを選択してみてください。

 どうですか?演奏できましたでしょうか?

 PCのスペックが足りないと音飛びを起こす場合があります。その場合は、オプション設定を色々弄ってみて下さいね。

 ここでは、文章で説明しやすい使い方説明になっていますので、バー上にあるボタンの機能や、オプション説明は以下ヘルプを参照してください。
 http://fmpdoc.fmp.jp/fmp7/

 


FM音源って何?

2011-05-14 18:30:57 | FM音源って何?

FM音源とは何か?

FM音源(エフエムおんげん)は、Frequency Modulation(周波数変調)を応用する音色合成方式を用いた音源のことを言います。

難しいお話は置いといて、簡単に言えばケータイの着メロとか、ファミコンのピコピコ音だと思って下さい。
その方がわかりやすいかと。(^-^;

そんなFM音源を使って曲作りができる。しかも無料で!
それがFM音源ドライバー「FMP7」です。
http://guu.fmp.jp/archives/493

必要な物はフリーでダウンロードできるFMP7本体と、Windows標準の「メモ帳」だけ。
あとは気力と根気でいろんな曲が作れちゃいます。

なぁんだ、着メロかぁ~最近じゃ、もう「着うた」だよ!とか言わないで、まずは聞いてみて下さいませ。


【化物語】FM音源版「君の知らない物語」

2011-05-14 17:28:29 | FMP7データ

【化物語】FM音源版「君の知らない物語」
 

アニメ「化物語」よりEDの「君の知らない物語」です。
supercellの2ndアルバム「Today Is A Beautiful Day」にも収録されています。
Windows上で動作する音楽ドライバ「FMP7」を使用し、FM32音+SSG16音+PCM8音で構成されています。
PCMに8音も使っていますが、すべてドラムで使用していますので、FM音源では再現が難しいピアノもPCMに頼らず頑張って鳴らしています。

パート割りを紹介しておきます。
【FM部】
・ベース 2音
・ボーカル 2音
・コーラス 2音
・ピアノ 10音(内ディレイ用に5音)
・オーバードライブギター 8音(内ディレイ用に4音)
・ディストーションギター 8音(内ディレイ用に4音)


【SSG部】
・ボーカル 2音
・コーラス 2音
・ピアノ  10音(内ディレイ用に5音)
・効果音系 2音


【PCM部】
・ハイハット 1音
・シンバル 1音
・バスドラム 1音
・スネアドラム 1音
・タム 1音
・ハイハット(間奏用) 1音
・バスドラム(間奏用) 1音
・スネアドラム(間奏用) 1音

 

--ここから、君の知らない物語にまつわる小話--

原曲は2009年8月12日に発売されたものです。
かなり古いですね。(^-^;
でも、2011年3月16日に2ndアルバムが発売されて、そこにやっとこの曲も収録されているので、発売記念としてもちょうど良いかなと思ったり。

supercellは、もともとニコニコ動画で初音ミクを用いた楽曲を公開していたのですが、ボーカルにnagiを起用した1枚目のシングルがこの「君の知らない物語」というわけです。

自分は、nagiをボーカルに起用したsupercellから入ったクチですので、それ以前の曲は実はあまり知りません。(笑)


データのほうですが、前回のfuture gazerよりしんどかったです。

テンポ165で、5分38秒もある曲。(future gazerはテンポ138で4分3秒)

1コーラス目と2コーラス目で、全パート違う(future gazerはほぼ同じ)

唯一、future gazerより構成楽器が少なかったのが幸いしました。
そのため、今までやりたくてもできなかった「ディレイ用にチャネルを贅沢に使う」をやってみました。
ベースを除く、ほぼ全パートにディレイチャネルを設けてます。
ゴージャスです。(笑)
おかげでピアノが良い感じに鳴ってくれました。

SSGでもピアノパートを設けてますが、これはFMのピアノにほんのちょっとだけノイジーな感じを加えたかったので、付けてみました。
なので、ほとんど聞こえないかもしれません。(爆)
この「ご飯の上のごま塩」程度の微妙さ加減が好きなもので。(^-^;

ということで、「聞こえる音」としては、圧倒的に「future gazer」が上です。
今回はとにかくチャネルを贅沢に使ったカロリー喰いな曲を作ってみたかったので、そういう意味ではホントお腹いっぱいになりました。(^_^)


【Angel Beats!】FM音源版「Brave Song (Gldemo ver.)」

2011-05-14 17:27:49 | FMP7データ

【Angel Beats!】FM音源版「Brave Song (Gldemo ver.)」


アニメ「Angel Beats!」よりEDの「Brave Song (Gldemo ver.)」です。
コミックマーケット79で頒布された「Viva la FM musica!」に収録されたものとは別バージョンで、FMドラムをPCMドラムに変更し調整し直しています。
Windows上で動作する音楽ドライバ「FMP7」を使用し、FM13音+SSG10音+PCM6音で構成されています。  

パート割りを紹介しておきます。
【FM部】
・ベース 1音
・オーバードライブギター 6音
・ディストーションギター 6音

【SSG部】
・ボーカル 3音
・サブボーカル 2音
・ギター(重ね用) 5音

【PCM部】
・ハイハット 1音
・シンバル右 1音
・シンバル左 1音
・バスドラム 1音
・スネアドラム 1音
・タム 1音

FMP7データをダウンロードできるようにしました!こちらからどうぞ!

 

--ここから、Brave Song(Gldemo ver.)にまつわる小話--

この曲はエンディング主題歌になりますが、実際アニメは多田 葵さんが歌っています。
それをバンドアレンジしてLiSAさんが歌い直したものがこの曲になります。

ボーカルで3音、コーラスで2音とディレイを贅沢に使っているのでサビのハモリは綺麗に聞こえるかなと。
聞き所が2コーラス目後からの「風はやがて凪いでた~」のフレーズですね。
そこから一気にラストの大サビまで盛り上がっていきます。

ドラムのほうはPCMにしたことでやっと満足できるものになりました。
FMドラムver(コミケver)もノスタルジー感があって個人的に結構好きなのですが、やはり少し軽いですね。
当時はPCM素材が用意できなかったので、致し方なかったのですが。(^-^;;

公開順番が都合により変わっていますが、これがFMP7初データになります。(笑)
FMPv4の時はPC-98とWindowsという再生環境の違いからバランス調整に難儀していましたが、FMP7では再生環境が統一されたので
バランス調整が幾分楽になりました。 
あと、チャネルの多さとパンポッドの多段化で、表現力もグンっと上がりました。
まだまだ、そのポテンシャルを使い切れてないですが、それは課題として今後精進致します。(^-^;;