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  理阿弥の 題詠blog投稿 および 選歌・鑑賞など

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羽うさぎさんのうた

2009年06月19日 | 八首選 - 題詠2009
羽うさぎさんの歌から8首。


094:彼方
彼方には波のくだける音のして夜には海をおさえきれない

080:午後
長雨に空気ふやける午後のバス傘はひとしく手すりにゆれる

062:坂
坂ひとつ越えてたたずむ今だから言葉が棘をもつことを知る

044:わさび
わさび田にほたる飛びかう星月夜だいじなものはかすかにひかる

036:意図
敬語にて疎外する意図はなかったが寂しく感じていたことを知る

034:序
天を裂くあの雷鳴は序奏だろ本気で歌え土砂降りの中

031:てっぺん
てっぺんに誰かがいつも座るからジャングルジムは守られていた

008:飾
七夕の飾りを子供が見上げれば竹ざわめいて天に落ちゆく



8番。七夕飾りを見上げている子供を、作者が見ている。
と同時に、子供の視点と一体となって、満天の星空が見える。
その星の海に吸い込まれるような感覚が詠われた、映像的な一首ですね。
雪が降るとき、地球が上昇しているような感覚に陥る、
という池澤夏樹の作品の一節を思い出しました。
お気に入りの一首です。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (羽うさぎ)
2009-06-19 19:09:15
理阿弥さま

はじめまして。
選歌ありがとうございます。
完走してホッとした反面、少し寂しい思いもしていたのでとても嬉しいです。
丁寧に読んでいただいてありがとうございました。
こんにちは。 (理阿弥)
2009-06-19 20:54:10
羽うさぎさま

完走お疲れ様でした。
走っている最中って次のお題、次のお題と夢中になって、
気がつくとあっという間ですよね。
いいお歌を読ませていただいて、ありがとうございました。

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