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  理阿弥の 題詠blog投稿 および 選歌・鑑賞など

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新田瑛さんの百首から

2010年10月23日 | 五首選 - 題詠2010
024:相撲
 指相撲しようよまるで行く先を忘れかけてる天使のように


085:訛
  各地から訛りを乗せたトラックが来ては幾らかこぼして帰る
030:秤
  吐き出した声の重みを示すため秤に乗ってみようじゃないか
022:カレンダー
  先月のカレンダーから液体が染み出してくるので剥がせない
010:かけら
  サイダーの瓶を揺すればかけらかけらきれいな骨の鳴る音がした


忘却は美しい。
悲しみは、忘れ去られる側のみに残り、涙もまた同じだ。
老人の目は子供と同じ色をしていて、
それは多くのしがらみを持つものには、
残酷な光を放って映る。

二人連れの天使はどこへ?

生まれ持った残酷さで、偶然にすれ違ったものたちへ、
気まぐれに矢を射掛けながら、どこまでも堕ちていく。
手に手をとって。

無邪気な戯れは、きっと長くは続かないことだろう。
外界は、何人にも無垢で居続けることを許さないのだから。

  楽園はまだなの八十七発の雨がそそげば遊戯もおわり   理阿弥
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (新田瑛)
2010-11-04 23:31:32
お礼が遅くなりました。
今年も無事完走できたことが何よりです。
今後ともよろしくお願いします。
こんにちは (理阿弥)
2010-11-05 18:18:36
新田さん、完走お疲れ様でした
今月で題詠2010もおわりなんですね・・・
時間の経つのはホントはやいです。
もう来年のお題が楽しみになってます。
またよろしくお願いします。

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