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  理阿弥の 題詠blog投稿 および 選歌・鑑賞など

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ぽたぽんさんのうた

2009年09月19日 | 八首選 - 題詠2009
ぽたぽんさんの歌から8首。


095:卓
父の背が小さく見えてくるにつれおとなしくなる隅の卓袱台

078:アンコール
最初からプログラミングされていたアンコール残し客席を立つ

066:角
人生がとり残してきたものたちがひしめいている三角コーナー

052:縄
兵十が火縄銃持ちごん撃ったときの気持ちになったさよなら

039:広
明日急に黒い背広が必要とテレビの話のついでにきみは

034:序
順序よく植えたつもりの球根のひとつひとつに個性がありき

033:冠
「定冠詞!」「不定冠詞!」と先生の熱心さだけが心に届く

027:既
「もう既にタカシはいないものとして暮らせている」とうわずった声



66番。三角コーナー。
これ、お題にあったらいろいろ面白い歌ができそうな単語ですね。
結局は捨てるモノを、一時的に溜めるためだけの場所。
ほんとは、もしかしたら必要なものかもしれないけど、
でも一度そこに入れてしまったら、もう取り出して使う気にはなれない。
さっきまで有用だったものの一部が、あっというまに「ゴミ」に変わる所。
放置してたらどんどん溜まるし、しかもなんだかニオイもしてくる。
狭いシンクの中で、無視できない妙な存在感のある、それが三角コーナー。
だけど、悲しみとか恥とか、そういうものを沢山ひしめかせているほうが、
味のある人になるのかもしれないなぁ、とも思ったりします。
私はほとんどゴミに出しちゃいました。
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