ワンデルング

山歩きとキャンプ、手ぬぐい、おいしいものを記録します

八ヶ岳 赤岳・硫黄岳テント泊

2014-07-31 22:49:54 | 登山とキャンプ
2014年7月26日(土)~28日(月)は南八ケ岳にいってきましたヽ(๑ ´ ᴗ ` ๑)ノ



美濃戸口に駐車。1時間林道を歩くと美濃戸登山口です



南沢を歩きます



こういう開けた場所でアブに何度も刺されました。痛かった…(´;ω;`)



行者小屋に到着(^-^≡^-^)



お昼はローソンのバンズを使って


ハンバーガーつくりました(*´∇`*)



小屋でも食事できます


食後に昼寝したかったのですが暑すぎてテント内に入れません(;^_^A



木陰を見つけて夕方まで涼みました


翌朝は、くもり。
さほど風は吹いていないので予定どおり5時前に出発しました



登りは文三郎尾根から



行者小屋がどんどん小さくなります



真ん中に鎖がついた階段
下りのとき使うと安全?



マムート階段

標高をあげるにつれて、少しずつ風が強くなってきました


キレット分岐

山頂直下の鎖場は40分連続…と身構えていたのですが、実際は最後の20分ほどでした



高い位置の鎖は冬用、下が夏用です





最後にハシゴを2つ登り、



赤岳山頂につきましたー*\(^o^)/*



山頂はいちだんと暴風で、かがんで歩かないとよろけそうになるくらい(・д・ = ・д・)



体が冷えてしまう前に、赤岳頂上山荘へ入ります



山バッジたくさん(*^o^*)

朝食を食べ終わっても風の強さはあまり変わりません。小屋の黒板に「午後から雷雨に注意」とあったので、早めの下山を決めました。



体をかがめて、鎖をつたって慎重におります。すごい風でした。



赤岳展望荘が見えました(・∀・;)



山荘前から振り返ると、ものすごい早さで雲が移動しています。そして今まで真っ白で見えなかった赤岳が… (・ω・)



見えたー(*^o^*)!!



左には富士山も!

そこにいた全員が歓声をあげてカメラを向けていたと思います。



今までいろいろな山から富士山を眺めてきましたが、その中でも特別な富士山に思えました(´;ω;`)



展望荘でも小休憩してから、地蔵尾根を下ります




下るにつれて風がおさまってきた、よかった~ ε=(・∀・)



無事に行者小屋に帰ってきました。
稜線の大嵐が嘘のように風もなく穏やかな天気…(゜ー゜*)


テントをたたんで、今日の宿泊地「赤岳鉱泉」へ移動します



ヘリポートを過ぎるとまもなく到着

引越しを完了させて小屋内でお昼をいただきます。

カレーは6種類ありました(ビーフ、タヒチ、マレーシア、バンジャブ、インド、ジャワ風)


私はマレーシアカレー(・∀・)※お味噌汁はたまたま残ってたみたいです


食べている途中、文三郎尾根で滑落された方を救助している無線が何度も聞こえてきました。テント設営中にも警察のヘリコプターが見えたり、血を流している方や救助隊におぶさっている方なども目にしました。強風だったのと午後からの大雨で特に事故が多かったのかもしれません…。
山の気象の凄まじさ、恐ろしさを改めて実感した日でした。


昼食後テントに戻って横になるとものすごい雨。床がウォーターベッドみたいにたぷんたぷんに…*\(^o^)/* なんとか浸水は免れました(;^_^A
※翌日聞いたのですが、稜線ではアラレになっていたそうです



夕方はお楽しみの赤岳鉱泉に入りました(*^_^*)山のお風呂ありがたや~


翌日の天気予報がいまいちなので、そのまま下山するつもりで眠りにつきます。もしも快晴なら、硫黄岳へ登ろうと決めて…


午前3時半、寒さで目が覚めました
(・ω・)
こういうときは、たいていガスや雲が晴れたとき(雲やガスに覆われるとテント内は暑くなります)


確かめたい気持ちでテントから出ると満点の星空でした Σ(・ω・ )



明るくなると稜線もくっきり。これは、硫黄岳行けそう(*^_^*)!



いそいそと支度をして5時過ぎに出発です



赤岳が見えてきました(^-^≡^-^)



遠くに見えるのは、甲斐駒ヶ岳?





稜線にでました。
左から御嶽山、乗鞍岳、北アルプスが見えます(^-^≡^-^)


硫黄岳



阿弥陀岳の向こうに南アルプス、となりに中央アルプスも見えました

景色に夢中になりすぎてなかなか先へ進めません(^-^≡^-^)


硫黄岳山頂 *\(^o^)/*



雲海(*^_^*)





爆裂火口



硫黄岳山荘に立寄ってから下山しました



赤岳鉱泉に戻って朝昼兼用ごはん


テントをたたんで、美濃戸口までは北沢コースを歩きます



沢沿いの道を何度も振り返りつつ、無事にゴールしました。


* * *


美しい森とかっこいい岩稜に夢中になった、夢のような3日間でした。また何度も通っていろいろな八ヶ岳を知りたいです(*´∇`*)



【登山ポスト】
八ヶ岳山荘前とやまのこ村売店内にありました。


【その他メモ】

《行者小屋》
*テント泊1人1泊1000円(水無料)
*冷やしきゅうり100円
*八ヶ岳農場アイス500円
*コーラ500ml 400円

《赤岳鉱泉》
*テント1人1泊1000円(水無料)
*鉱泉入浴1000円
→せっけん類は使用できません
*カレー800円
*牛丼800円
*アーモンドチョコ300円
*コーラ500ml400円

《赤岳頂上山荘》
*カップヌードル400円

《赤岳展望荘》
*コーヒー500円
*ホットカルピス500円

《硫黄岳山荘》
*チップスター小200円
*じゃがりこ300円
*コーヒー500円

《やまのこ村》
*ソフトクリーム350円
*タコ焼き450円

《八ヶ岳山荘》
*入浴500円
*おにぎりセット昆布と梅500円
*フライドポテト500円

*各山小屋にバッジや手ぬぐいなどがいろいろありました


【コースタイム】
2日目:
04:50 行者小屋
06:40 赤岳山頂
06:50 赤岳頂上山荘(朝食)
07:20 赤岳頂上山荘発
07:50 赤岳展望荘(休憩)
08:15 赤岳眺望荘発
09:40 行者小屋(テント撤収)
10:10 行者小屋発
10:50 赤岳鉱泉

3日目:
05:10 赤岳鉱泉
07:00 赤岩の頭
07:30 赤岩の頭発
07:50 硫黄岳山頂
08:00 硫黄岳山頂発
08:20 硫黄岳山荘(休憩)
08:40 硫黄岳山荘発
09:00 硫黄岳山頂
10:15 赤岳鉱泉(朝昼食 テント撤収)
11:30 赤岳鉱泉発
13:00 やまのこ村(休憩)
13:30 やまのこ村発
14:10 美濃戸口

至仏山テント泊+尾瀬ヶ原

2014-07-19 19:40:49 | 登山とキャンプ
2014年7月12日(土)~13日(日)は尾瀬にいってきましたヽ(๑ ´ ᴗ ` ๑)ノ

【1日目】

鳩待峠から入山です



至仏山登山口。登山ポストは用紙があふれそうになっていました。



歩きやすい道がしばらく続くのですが、寝不足と暑さではじめからかなりバテバテ( ;´Д`)
足どり重くゆっくりゆっくり進みます



樹林帯を抜けると風が涼しくなってきました(^-^≡^-^)



燧ヶ岳も見えて少しずつ元気回復(*^_^*)



雪渓添いの涼しい道、川のように水が流れる道、階段などを越えていくと



湿原に出ました



池塘がきれいー(๑ ´ ᴗ ` ๑)



小至仏山が見えてきたところでひと休みします。ベンチからシナノキンバイをはっけん(^-^≡^-^)

ほかにもあちらこちらで高山植物を見ることができました。
今回至仏山で見つけた花です↓

イワカガミ/ハクサンイチゲ


ツマトリソウ/シナノキンバイ


オゼソウ/タカネシオガマ


ホソバヒナウスユキソウ/ギンリョウソウ(ユウレイダケ)

私はあまり花に気づかないほうなので、やる気のある人ならもっと発見できると思います…(^^;)




ベンチを越えると大きな岩が増えてきます。滑るとうわさの蛇紋岩、普段より慎重に歩きました。



稜線に出ると北からの冷たい風。
涼しいを通り越してちょっと寒いくらいです(^o^;)




小至仏山頂から、至仏山




小至仏から歩くこと45分、至仏山頂につきました~*\(^o^)/*



燧ヶ岳と尾瀬ヶ原



こちらは越後三山



360度すばらしい眺めでした(*´∇`*)

食後にコーヒーを沸かしてのんびりしているともう13時過ぎ。鳩待峠を目指して下山開始です




小至仏山に再度登ります


下りはさらにツルツルに感じる蛇紋岩。一歩一歩気をつけてなんとか転ばずに歩けました。

が、岩場が終わった途端、足をひっかけて大の字に転んでしまいました( ̄▽ ̄)
難所のあとは気がぬけて事故が多いといいます。どんな道でも気をつけねば~


ダンナさん昼寝中

無事、鳩待峠に帰ってきました。


鳩待山荘に預けていたテントなどを受け取り、今度は山ノ鼻を目指します。

鳩待峠~山ノ鼻はほとんどが木道のやさしい道ですが、ザックが重くなったことでとても長く感じる(;^_^A

下山後で足もヘトヘトでしたが山荘での外来入浴時間が終わってしまうので休憩なしでがんばりました。



見覚えのある大きな川を渡ると間も無く山ノ鼻に到着ヽ(๑ ´ ᴗ ` ๑)ノ

至仏山荘でテント泊を申し込み、お風呂に入りたいのですが…と言うと

「すみません、きょうは小屋泊の方でいっぱいなんです」

Σ(・ω・ ) がーん


楽しみに歩いてきたので、少し残念…でも仕方ない~( ´・∀・`)



気をとりなおして花豆ソフトいただきます。美味しい(^-^≡^-^)!!



山ノ鼻には3つの山荘のほかに避難小屋、ビジターセンターがあります。



蛇紋岩の体験コーナーも(^-^≡^-^)



この先がトイレ


避難小屋にはツバメの巣が20以上!
近くにテントを張るとフンが落ちてくるみたい。ベンチに座っていたら私の足にも落ちてきたーっ(^o^;)



山ノ鼻の至仏山登山口
※のぼり一方通行



そしてテント場はこちら。フラットで石も少なくぐっすり眠れました(・∀・)


【2日目】

きょうは尾瀬ヶ原を歩きます(*^_^*)

朝ごはんを食べて、6時前にテントを出発(^-^≡^-^)



歩きはじめてすぐにワタスゲの群生がありました。



しましまが不思議



カキツバタきれい(●´ᴗ`●)



朝早いせいか、人が少なく贅沢な景色です(*´∇`*)



逆さ燧





竜宮小屋

このあたりでは
オゼヌマアザミ/ハクサンチドリ


オゼタイゲキ/トキソウ
などを発見(^-^≡^-^)



だんだん燧ヶ岳が近づきます(๑´ᴗ`๑)



「見晴」まで来ました。
立派な山小屋がたくさんで、どこで休憩するか悩みます(^-^≡^-^) ※写真は尾瀬小屋


私が第二長蔵小屋で手ぬぐいを選んでいる間、ダンナさんは小屋のご主人との燧ヶ岳談義に花を咲かせていました。2人ともとっても楽しそう(*^_^*)



弥四郎小屋でコーヒーをいただきました。「弥四郎清水」という湧水を使っているそうです。ほっとできて、美味しい~(^^)


群馬県、福島県と歩いてきて帰りは新潟県を通ります。



クマがでそうな道…(・∀・)
地図上にもツキノワグマ出没注意と書いてありました



東電小屋では歩荷体験ができます。と言っても撮影用なので軽い( ̄▽ ̄)



本物の歩荷さん



クマに通過を知らせる鐘



ニッコウキスゲと燧ヶ岳

7月なのでミズバショウの花は、咲いていな…

Σ(・ω・ )

咲いてた!

かろうじて白い花が見えるものを2つだけ見つけました。

今度はミズバショウの季節にきたいな~(*´∇`*)…いやまた夏も、秋もいいな~

などと考えながら歩いていると
いつの間にか燧ヶ岳は遠く彼方。至仏山ふもとの山ノ鼻に戻ってきていました。



お昼ごはんは至仏山荘で牛丼をいただきました。コップがミズバショウでかわいい(*^_^*)



のんびり昼寝をしてからテントを片づけ、山ノ鼻をあとにしました。


* * *


3度目の尾瀬ではじめて至仏山に登り、雄大な景色を堪能してますます尾瀬が大好きになりました。またテントを持って、いろんな季節に出かけたいです(๑ ´ ᴗ ` ๑)


【山小屋メモ】

《鳩待山荘》
*手荷物預かり 200円/1日

《至仏山荘》
*テント1泊1人800円(水場無料)
*花豆ソフトクリーム 500円
*ビール(アサヒスーパードライ)450円
*牛丼700円
*塩カルビ丼700円
*たこ唐揚げ300円
*外来入浴500円
せっけん類は使用できません。混雑により入れない場合があります。

《弥四郎小屋コーヒースポット》
*ブレンドコーヒー400円
ケーキは売切れでした

※尾瀬小屋、第二長蔵小屋、尾瀬ロッジに小屋製手ぬぐいありました

※山バッジはたくさん種類があります。同じものでも小屋によって価格がかなり違いました

※トイレはすべて100円。至仏山登山道に小屋やトイレはありません


【コースタイム】
◉1日目
9:00鳩待峠→10:40テラスベンチ11:00発→11:30小至仏山11:35発→12:20至仏山(昼休憩)13:15発→15:20鳩待峠(テントつめなおし)15:40発→16:20山ノ鼻

◉2日目
05:45山ノ鼻→牛首→竜宮小屋→見晴→尾瀬小屋→第二長蔵小屋→弥四郎小屋(喫茶で休憩)→東電小屋→ヨッピ吊橋→牛首→尾瀬ロッジ→山ノ鼻小屋→10:30至仏山荘(昼食)→キャンプ場(昼寝、テント撤収)12:10発→13:00鳩待峠


【アクセス】
戸倉第2駐車場(1000円/24時間)に駐車。
バス(片道930円)で鳩待峠まで約30分
※マイカー規制あります