相変わらず、24時間テレビはラストのマラソンのゴールだけを観て感動しました。
オープニングのころにやっていた、「初めてのおつかい」も良かったです。
なぜ、良かったのかなと思いながら1日を過ごしていたら、「バリバラ」が、答えをくれました。
寝たきり芸人のあそどっくさんが、熊本の3333段の階段を登りたいと言って、現場まで行ってどうするのだろうと見ていたら、ストレッチャーから担架に乗り換えて、担いで登ってもらうという事でした。
ヘルパーさんやスタッフだけでは担ぎ上がるのは大変です。一般の方々が少しづつお手伝いして、リレー形式で登って行くのですが、スタッフとの会話がいい。障害者に「頑張ってください」と一般の方は声書けるのですが、スタッフが、「何もしていませんよね」当の本人も「僕は何もしてないですけど」みたいなことを言っています。
結局、偶然トレーニングで通りかかった高校のサッカー部が頂上まで担ぎ上げてくれました。もちろん、帰りもお願いしていました。そこで漏れた笑いは、何を意味したのでしょうか?
前夜の感動の理由が、この時にわかりました。
障害者も頑張ってもいるんたけど、その人を取り巻く多くの人達も頑張っているんだという事でした。
おそらく、担ぎ上げてくれた高校生は、特別なことをしたなんて思っていないと思いました。お手伝いが当たり前に出来る社会になればいいのではないでしょうか。
24時間テレビは、障害者の頑張っている様子を見せるために、健常者が我慢しているように見えてしまうのです。バリバラは、お互いが出来ることをして、出来ないことをフォローしている。だから、楽な気分になれるだと思うのです。
障害者は可哀想なのではなく、健常者よりも出来ないことが、2つ3つ多いだけなのですよ。たぶん。
だって、障害者よりも出来ないことが多い人もいますよ。