
ファンの視線とカメラの前を ユキチャン堂々駆けぬける
行ってきました、川崎競馬場。
サラブレッドでは極めて珍しい白毛馬「ユキチャン」が出走する「関東オークス」が昨日開かれました。
2番人気に推されたユキチャンは武豊騎手を背中に積極的にレースを引っ張り、最後の直線では他馬に「影すら踏ませない」一方的な強さを見せつけ、終わってみれば8馬身差の圧勝、大楽勝。
みごと、日本初の「白毛馬の重賞制覇」の大記録を達成しました
それにしても、川崎競馬場の「ユキチャンフィーバー」は凄まじかった…
パドック(下見所=ファンが出走する馬をいちばん近くに見られるところ)には数多くの横断幕が飾られ、十重二十重につめかけたファンは、前のレースのパドックが終わってもその場を一歩たりとも動かず、ひたすらユキチャンの登場を待っています。
最前列のファンの中には、おそらく開場直後からずっと「場所取り」をしていた人もいたのでしょうか、中には「疲れた〜…」感のあふれる表情も見受けられました
前のレースが終わると、奥の通路から「関東オークス」出走馬がいよいよパドックに登場です。
13番目、ユキチャンが姿をあらわすと「黒山の人だかり」になったパドックには、どよめきのような、ため息のような、何とも表現しづらい声があがりました。
午後8時近くになって、辺りは陽も落ちて真っ暗。
その中をライトに照らされた真っ白な馬体のユキチャンが周回するのですが、その美しいのなんの。
本当に、神々しいほどの美しさでした
我々を含め、パドックがカメラのシャッター音、ケータイの「チロリロリ〜ン♪」というシャッター?音に包まれたのは言うまでもありません
ユキチャンをはじめ出走馬がパドックから姿を消すと、パドックに詰め掛けたファンは一斉に馬場へ「場所とり」に走り出しました。
場内には、このユキチャン人気を警戒?してか「ユキチャン単勝馬券専用窓口」が設けられていました。
以前、ハルウララが武豊騎手騎乗で出走したときに「単勝馬券専用窓口」が出た…という話を聞いたことがありますが、おそらくその時以来2例目となる「専用窓口」の設置は、ユキチャンのアイドルぶりを如実にあらわしています
我々は記念の「ユキチャン単勝&複勝馬券」を「専用窓口」で買った以外は、ケータイからの馬券購入にしておきました。
ケータイで買うと馬券が手元に残らないため、ちょっと味気ないのですが、この混雑の中では仕方ありません
いよいよレースのスタート。
ゴール前をはじめ、馬場に近づくにつれて立錐の余地もない人だかり。
我々はスタンド端っこからの観戦になってしまいました。
ユキチャンが鮮やかにゴールを駆け抜けると、場内は大歓声、大拍手

スポーツ新聞によると、
・関東オークス(44回目)の売り上げレコード
・関東オークスの入場者数レコード
・走破タイムの関東オークスレコード(現行の2100mになった98年以降)
・2着馬との着差8馬身(1.4秒)差は関東オークス史上最大
などなど、記録づくめの「ユキチャン劇場」でした。
もちろん、さきほども書いた、日本初の「白毛馬の重賞制覇」が最も「偉大な記録」なのですが。
レース後の興奮がおさまらず、結局もう一周して帰ってきたユキチャンは、ファンの大歓声にちょっとびっくりして、スタンド前の直線入口で「いやいや」していましたが、直線の先に大好きな厩務員さんを見つけると、やっと走り出し、豊騎手といっしょに「ウィニングラン」。
川崎競馬場がふたたび大歓声と大拍手に包まれました

ほとんど「逃げ切り勝ち」だったので、ユキチャンの体はそんなに汚れることもなく美しいまんまの姿で完走できましたし、口取り(記念撮影)の写真もきれいに撮られていたようです。
これまで「逃げ」る展開のなかったユキチャンの「大逃げ」には「大丈夫?」とも思いましたが、終わってみれば圧勝。
まさか豊騎手が「ユキチャンをあんまり汚さないように」なんて気遣っての「逃げ」ではないでしょうが、初めて乗るユキチャンをパーフェクトに操っての勝利は「さすが!」の一言でした
次は7月9日の「ジャパンダートダービー」(大井競馬場)に出走するか、「夏休み」に入るかは未定だそうですが、これだけ頑張ったんだから、ここいらでちょっと「ゆっくり」してほしい気持ちもあり、ファンとしてもちょっと複雑です
でも、出走したらまた観に行くんだろうなぁ…










