TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

ユーシン渓谷/紅葉の玄倉林道を歩く

2011-12-01 | 写真日記

ユーシンから蛭ヶ岳(丹沢の最高峰・1,672m)へ登ったのは、かれこれ15年前で、
当時はユーシンロッジまでクルマで入れた。
玄倉川に沿ってつづく未舗装の林道にはトンネルがいくつもあり、その一つ青崩隧道は
途中で曲がっていて、電灯のないトンネルは不気味なくらい真っ暗だった。
天井からは水がポタポタと滴り落ち、凸凹した道は水たまりができていて
ここを歩いて通るのは嫌だなぁ、そう思ったトンネルだ。

その青崩隧道にひび割れが見つかり、落盤の恐れががあることから2007年に
通行禁止となり、2009年から隧道新設工事がはじまり、林道は完全閉鎖された。
そして青崩隧道が新しくなった今年、歩行者のみ林道が通れるようになった。

そこで、11月21日、丹沢随一ともいわれるユーシン渓谷の紅葉を眺めつつ、
全長約7kmの林道をてくてく歩いてユーシンロッジまで行ってみることにした。
林道にはトンネルが9ヶ所あって、
青崩隧道はリニューアルされたとはいえ、トンネル内で
道がカーブしていて、電灯がなく真っ暗なのは変わりない、それがちょっと気がかり(-_-;)
なにしろ、狭いところと暗いところがめっぽう苦手なもんだから、、、。

地図のコースタイムでは、玄倉からユーシンロッジまで2時間40分、帰りは下りになるので
時間は短縮されるが、まぁ往復5時間はかかるということね。

 

林道入り口から車止めゲートのある場所までは 
いちおう舗装されているのだが、路面は凸凹もあって私のクルマには無理そうなので
林道起点をすこし入った路肩に置いて出発。
歩いていると何台かのクルマがゲートに向かって走り去っていく。ハァ~(´Д`)

 

玄倉川に迫る山肌、このあたりは地味な紅葉。林道は所々で工事が行われている。

 

   

30分くらいでゲートに到着。10台くらいはとめられそうなスペースがある。

 

  

ゲートから先はクルマもやってこないのでのんびり歩ける。色づきはじめた木々がきれい。
おやっ?逆さまに黄葉している木が、と思ったら、根元から折れて倒れている。

 

  

一番目のトンネル境隧道。トンネルを抜けると景色が一段とよくなる。

 

        

玄倉川両岸も色づいてきた。 湿り気のある林道の法面にダイモンジソウが一株咲き残っていた。

 

真新しいトンネルとなった新青崩隧道 
このトンネル通過には懐中電灯が必要。トンネル手前で単独のおじさんと一緒になったので、
ひとりで通過する恐怖(笑)は避けられた。入りはじめてすぐに中は真っ暗闇、慌ててライトを点灯。
トンネルは300mちょいの長さで、やがて出口の明かりが見えてきた。
トンネル内の床面もすばらしくきれいに舗装されている。これなら足元に不安がないので、ライトを
忘れた場合でも壁を手探りしながら進めば危険はない。けど、精神的に滅入るかもしれない。

トンネルは途中から洞門になっていて、出てみるとスゴイ崖につくられているのがわかる。

 

トンネル内の柱の間から下をのぞきこむと、こんなふうに見える。

 

青崩隧道から10分ほどで3番目のトンネル 
崩隧道。ここからのトンネルは出口も見えるのでライトは要らない。

 

さらに20分ほど進むと
前方に玄倉ダムが見えてきた。発電のための小さなダムで貯水能力はない。

 

 

ダム湖とその近くの水は、コバルトブルーというかエメラルドグリーンというのか、神秘的な色。

 

 

ダム湖のすぐ先にある4番目のトンネルは素掘りで名札はなかった。
ヘビ小屋隧道とか???

 

 

素掘りのトンネルを過ぎると渓谷の紅葉は色づきも深まり、林道には陽射しが降りそそいで
歩くのがとても気持ちいい

陽当りのいい林道脇でひっそり咲いている 
イワシャジンを見つけた。この一輪だけ咲き残っていてくれた。

 

ひときわ目を引く大きなカエデは紅葉真っ盛り。

 

谷間の紅葉も素晴らしい

 

5番目のトンネルは名無し 

 

 

 

6番目のトンネルも素掘りの洞角隧道。トンネル内の壁はゴツゴツしていてワイルド。

 

7番目のトンネル名は、そのまんま7号隧道

 

このあたりまで来ると山深さも増し、丹沢の秘境と呼ばれるのも頷ける。

 

  

落ち葉の積もる林道、見上げる木々は美しく紅葉して、静けさとともに在る。

 

 

林道は玄倉川沿いに続いているが、川原に降りられるようなところはほとんどない。
それがめずらしく川原に降りる道ができていたので、広い川原に降りてみた。
夏の頃なら、水遊びするのにいい場所だ。

ここで景色を眺め独りロマンティック、、、
怪しげな雲が広がってきているが、それ以外は解放感あふれる寛げる場所。
時計を見たら12時近いので、お茶とおにぎり、チョコなど食べつつマッタリ~

 

  

林道にもどり歩きだす。赤い実をいっぱいつけた木がある、何だろう?
葉と実が艶々と明るく輝いている様子がとてもきれいで、しばし見上げてウットリ
リンドウもいくつか見かけたけど、どれもまだ蕾で開店準備中。

 

  

おっと忘れてた、いちばん数多く咲いていた花、野菊なんだけど名前は?。

玄倉から8km、ユーシンまで0.4km地点まで来た。ゴールまでわずか。
スギが植林された斜面には、雨山峠へ向かう登山道がある。
雨山峠を経て、茅ノ木棚沢ノ頭から鍋割山に至るルートを以前に歩いたことがあるけど、
丹沢の山深さを味わえる、静けさに満ちたとてもいいルートだった。

 

  

分岐を左に行くとユーシンロッジ、直進すると林道最後のトンネル9号隧道があって、
大きな素掘りのトンネルだそうだが、確認していない。
沢に架かる錆びた橋を渡り
、檜林(神奈川の美林50選)を通り抜けると、奥にロッジがある。

 

ユーシンロッジ到着、12:50。 林道閉鎖によって営業休止中のロッジだが、トイレや
一部施設は使用できるようになっているとか。さびれた様子もなく、きれいに手入れされている。
ベンチに一組のハイカーがいるだけで、あたりは静まりかえっている。

 

 ロッジ周囲の紅葉が見頃
休んでいるうちに4組くらいのハイカーがやってきた。さぁ~て、林道をもどって帰るとしよう。

 

 

長い林道歩きの往復となると、たいていはゲッソリするものだけど、
紅葉の美しい時期、渓谷美を堪能しつつのんびり歩く林道は悪くない。
往路と復路では目にする景色も微妙に違い、新しい発見があったりする。
陽の射す方向によってコントラストが強い渓谷は、時間帯によって景色の見え方が
ずいぶん違う。上の写真のブナ?の木(川原にブナって妙だけど)も、往路では日陰に
なってとくに目立たなかった。ところが帰りには陽が射して、白い木肌に紅葉が鮮やかに
映り、あいだにあるカエデも輝いて美しい。

帰り道、ロッジから一緒になったおじさんと、「綺麗だね~!」を連発しながら歩いた。
真っ暗な青崩隧道も、行き帰りともうまい具合に連れができて不安なく通過。
トンネル前でおじさんがザックから出したライトは、赤い家庭用の懐中電灯だった。
デカイわりには闇を照らす光量は乏しく、50円玉ほどの光が灯るばかりで、足元の一点を
照らすのがやっとだった。私のLEDヘッドライトの光はトンネルの奥の方まで明るく照らす。
こんなにも違うんだ…地震に備えるのもヘッドライトがベストね。

 

色づきはじめたゲート手前のモミジ。 
ゲートからはおじさんのクルマに乗せていただき、ラクに早く出発地点にもどれた。
ありがたや! 15:10着 往復6時間を費やしての林道歩き、この時期ならではの
渓谷美に、少しも退屈することなく楽しく歩けたユーシン渓谷、よき一日に感謝!

 

 そうそう、この日はさらにオマケ付きで、、、
川原で見たあの怪しげな雲は、天気雨となって追いつき、東名を走っていると、
空に見事なダブル レインボーを描いて見せてくれたヽ(゜∀゜ )ノ  ― 完 ―

 

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