TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

晩夏の花

2011-09-19 | 写真日記

日中は30℃を超す暑さでも、吹く風と日暮れの速さからは秋の気配が濃厚。
そんな季節の狭間に咲く花、レンゲショウマとサガミジョウロウホトトギスを探して
黒岳と丹沢を歩いてきた。

レンゲショウマは、夏の終りに毎年楽しみにしている花で、今年は黒岳を選んだ。
天気はイマイチだったけど、登山口までクルマで上がれば山頂まで1時間という
手軽さなのでゆっくり出発。 新道峠を目指す。

  

林道わきで目を引くピンクの花はジャコウソウ

 

登山口駐車場    
途中の凸凹した道とはえらく違うきれいな路面。 なぜか林道は下の方より上の方が道がいい。
ヨツバヒヨドリに群れるアサギマダラがいっぱいの駐車場、その奥に整備された登山道。

 

     

10分ほど登ると新道峠。トレイルにはソバナがお出迎え。。
目的のレンゲショウマはここまで来るあいだにもちらほらあったが蕾が多かった。

 

峠から黒岳に向かう森のなかに点々と咲いているレンゲショウマ、心なしか花は小さいめ。
もう時期が遅いため? でも蕾のものもけっこうある。

 

   

午後からは雨の予報が出ている曇り空の日だけに、山は訪れる人もいなくて静まりかえっている。
そんな静けさのなか、薄暗い森のなかで見かけるレンゲショウマはいっそう魅力的で、
まさに森の妖精毎年見ずにはいられない花のひとつ。

 

 

樹林に囲まれたトレイルの何ヶ所か眺めのよい場所があって、眼下に河口湖が望める。
陽当りのいい斜面には、タチフウロ、シラヤマギク、タムラソウ、トネアザミ、ヤマハッカなどが咲いて、

花にはクジャクチョウが群れていた。

 

 

時刻は13時をまわっていた。陽射しを遮るところもなく暑かったけど、ここで昼食。
おにぎりを食べていると、登山道の方から女の人の笑い声が聞こえてきた。
こんな天気でも来る人がいるんだなどと思い、草の間から覗いてみると、20代前半といったふうの
カップルだった。山歩きというより、ドライブがてら登ってきたというカンジで、男の方の話し声は
聞こえないのに、女の笑い声だけが絶えず聞こえてくる。二人は山頂へと向かっていったが、
カノジョのヘラヘラ笑う声が、静かな山中にいつまでも不気味に響いていた。

空の様子を気にしながら、私もカップルの後を追うように登ってみたが、暗い雲が広がってきて
雨粒がポツポツ落ちてきたので引き返すことにした。
駐車場にもどり、クルマに乗り込んだとたん、ザァーと雨が本降りになった。
さっきの二人はどうしただろう。この雨じゃかなり濡れてしまいそうだ。

山頂まで短時間の黒岳だが、前に来たときも途中で雷が鳴りはじめたので慌てて引き返し、
寸でのところで雨に濡れずにすんだ。なぜか同じパターンになる黒岳、ピークを踏めずにいる。

 

                                   

 

暑い時期に丹沢を歩くのは避けたいのだけど、9月に入ると丹沢だけに咲く花があって、
今年は見にいかなくちゃと表尾根を登ってみた。

 富士見橋にクルマを置いて薄暗い樹林の中を登りはじめる。

 樹林が途切れると大山が見えた。

 

 

このあたりまでは青空が広がっていたものの、徐々に雲がでてきて二ノ塔に着いたときは

陽射しはちょっぴり 
後ろに見える三ノ塔もガスに隠れがちとなった。それでも蒸し暑いのは変わりなく、やたら喉が渇く。

 

 見晴らしのいい三ノ塔は残念なことにガスガス。

 

200m先で烏尾山への急下りがあって 
お地蔵様が見守るように立っている。 うへ~こんなに下っちゃうのぉぉ゜(゜´Д`゜)゜ 

 

のぼり返した先のピークに、烏尾山荘がぼんやり見える。
ガレた傾斜地にはフジアザミが大きな花をつけ、うなだれている。

ほんのちょっと触れただけでも痛いフジアザミのトゲ。こんなの投げつけられたらたまらないね~
しかし、茎だけが残っていて花の部分がないのもいくつもある。シカが食べてしまったらしい。

トゲトゲのフジアザミも、こうなってきた 
花弁の部分を触ってみると、柔らかすぎず硬すぎずキモチよい肌触り、
メイクするときのパフがわりにしたいくらい(n‘∀‘)η

 

 ガスの烏尾山、眺望ゼロ。

まぁだけど、晴れていたら暑さにやられそうなのでガスっててちょうどいいかも。

下からどんどん上がってくる風と霧が 
暑さを和らげてくれる。

 

お目当ての花は何処に、、、岩場のところでカメラを手にしたおばちゃんがいたので
訊いてみると、この下の方に咲いているとおしえてくれた。わぁ、よかった~
どこかなどこかなとキョロキョロしながらいくと、ありました!
丹沢の貴婦人」ことサガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑)の黄色い花が、
岩壁にはりつくようにして垂れ下がって咲いていた。
しか~し、花に近づくには転がり落ちそうな急斜面を横切って岩壁に取り付かなくてはならない。
どうしようかな…行っちゃおうかな、けど、
キケンアブナイ、、、叫び声とともに谷底へ落ちていく自分を想像゜(゜´Д`゜)゜ 、、ソク諦める。

そこへさっきのおばちゃん二人が登場。命を賭けて行ってくるわと壁に向かって行った。スゴイ~~
おばちゃんたちは花を前にせっせと写真を撮る。いいなぁ~

ズームレンズでもこの遠さ 
「あ、こっちにはもっと咲いてる」おばちゃんがうれしそうな声をあげる、、いいなぁ~(・。・;
そこへもう一人の同行者であるおじちゃんがやってきて壁に向かうというので、すかさずコンデジを
渡して撮影をお願いしてみた。すると、無理しないほうがいいですよと快く引き受けてくださり、
数枚の貴婦人ショットをカメラに収めてきてくれた。もうもう、ありがたいやらうれしいやら

  

 

丹沢山地の一部のみに見られるこの花は 
険しい岩場の崖から垂れ下がるように咲く。沢筋の崖にも見られるので、書策さんがまだ存命の頃、
咲いている場所へ案内してあげると言われ、その機会がないままになってしまった花でもある

 

    

一方、コチラのホトトギスはやたら咲いている。  白い距が四方に広がる様子は船のイカリに似て、
独特な形をしているハナイカリ。 白い距の先っぽに蜜が入ってる。これでもリンドウの仲間。

 

さて、きょう目当ての花はもうひとつ。
その花のことを写真を撮ってくださったかたに言うと、それなら来るときの岩場にありましたよと!
それで3人のかたたちに同行して花の場所へ向かった。とても親切なかたたちで、岩場を通過するさい
にはストックを持ってくださったりと、優しくしていただいた。感謝!!!

 岩の隙間に咲くビランジ

 

この花も盗掘によって数少ない花となってしまったそうだ。岩の隙間から真横に咲く美しいピンクの花!
山の花の健気さに拍手を送りたくなってしまう。 この場所なら人間は近づくことができないから、
盗られる心配もないけど、崩れ落ちる岩や土にどうやって種を残していけるかと気がかり。

 

 

一輪だけ咲いていたイワシャジン。秋を感じる花。

 

野菊のなかでもノコンギクの、淡いうす紫色の 
花びらは美しく、見かけるとつい立ち止まってしまう。

 

お目当ての花を見れて満足の一日。
山は8月半ばには秋の花が咲きだす。とはいえ、今年は9月に入っても残暑が厳しく、
秋の花も場所によってはこれからが本番となりそう。
夏の名残りと、来る秋を感じつつ歩く9月の山は、季節の狭間なりのよさがある。

風が変わって今夜は涼しい。
明日からは暑さも遠のき、季節は秋へ秋へ。。

 

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