TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

石老山

2012-01-08 | 写真日記

2012年、お初の山は石老山(694m)からスタート。
新年早々に登る山にしては陰気くさい名前が気になるところだけど、
相模湖手前と近く、道路の凍結も心配しないで行くことができるし、さらに
この時期ならではのシモバシラが見られるかもと、楽しみに出かけた。

 コースは顕鏡寺から山頂へ上がり 
大明神山を経てねん坂へ下る一周コース。


 顕鏡寺下にある相模湖病院の
駐車場を利用。ここは登山者用のスペースが設けてある。ありがたや。。
病院敷地内にある道標に従い石老山へ。

顕鏡寺へと至る山道は、杉や樫の大木が繁るなかに、云われのある大きな岩がごろごろあって、
それぞれの岩は、駒立岩、力試石、文珠岩、鏡岩、小天狗岩などと名前がついている。

  

左の巨岩は文珠岩で、説明板を読むと、岩のように重い罪も文殊の知恵はこれを救うと
いわれて、参拝者は岩肌に触ってあやかるとある。高さ12m、幅17m。
いくつもある岩を見上げ、それぞれの云われを読んでみるのもおもしろい。

 

  

山道から古びた石段を上がると寺の境内で、石段の正面に杉の御神木が立ち、
その根は大蛇が地を這うように横へ伸びている。

 

顕鏡寺山門前を通り過ぎ、石段を左にのぼっていくと登山道になる。

 

石段の先にある岩屋の洞窟は岩窟といって、道志法師、源海法師(顕鏡寺を建立)が住居とした
そうだ。岩窟の中には、福一満虚空蔵尊が安置され、顕鏡寺の寺宝となっている。
この地はかれこれ1000年以上も昔の歴史を秘めていて関東ではめずらしい。

 

  

登山道となってからもいくつか巨岩が点在し、飯綱権現神社の小さな祠に覆い被さる岩が最も
大きく、高さ22m、幅19mの擁護岩(雷電岩)。見えにくいが、右写真の参拝者と比べると
その大きさがよくわかる。

 

  

祠のある岩を過ぎると明るい樹林になって陽射しが舞い込むようになる。
ところどころ杉の植林帯もあるけど、それほど暗さを感じない。シモバシラがないかと
あちこち目を凝らしてみるが見つからない。もうとけちゃったのかな?でも地面はカチカチに
凍ってて、ときどき靴底から霜柱がバリバリと崩れる音がする。

 

顕鏡寺から1時間弱で融合平見晴台に着いた。杉の樹林が広がる山腹にあり、
相模湖が見下ろせる。日陰なので寒く、すこし休んですぐ出発。

 

見晴台から30分くらい登って山頂到着。
テーブル兼ベンチとベンチだけのがいくつか置かれた広い山頂には、単独2人と
親子連れ一組が休んでいる。風もなく静かな山頂だが、ここも木陰になるためちと寒い。

 

 正面からすこし右方向に富士山が見えた!

 

  

山頂からは大明神展望台を目指して下っていく。

 

半ばあきらめ気味になっていた 
シモバシラをようやく見っけ

 

秋に小さな白い花を穂状につけるシソ科のシモバシラは、冬には氷の花を咲かせる。

 

  

地上の茎は枯れても、根は水を吸い上げるので、その水分が茎の裂け目から滲み出て
冷たい外気にふれ、凍っていろんな形になる。こんな繊細な仕組みだけに、雨や風の強い日
はもちろん、気温は氷点下にならないと氷の花はできない。

 

ここにあったシモバシラの氷柱はどれも小さかったので、そろそろ終りの時期ではないかと思う。
何度か氷の花がつくられるうちに、茎が傷んで小さいものしかできなくなるという。

 

さて、石老山は8年前の3月にも登っていて、顕鏡寺や平で長細い山頂、大明神展望台が
しっかり記憶に残っていたものだから、地図も持たずに気楽に来たものの、それ以外はさっぱり
思い出せず、大明神に向かう道ではこんなとこ通ったかなと不安に思えるほどだった。
またそのときは、カメラを持たずに行ったので写真もなく、記憶の定着が行われなかったせいも
あって、断片的な記憶しか残っていなかったことを知ることになる。

 

  

石老山から岩と根っこまじりの急坂を下り、小さくアップダウンをくり返しながら進むと
大明神山に着く。

関東ふれあいの道だけあって、ところどころに道標もベンチも完備されている。

大明神山からの展望。プレジャーフォレストの観覧車が見え、その向こうには
高尾山から景信山へと連なる山。

 

 そうそう、アレアレあの展望台!
もっと石老山から近いと思ってたらそうでもなかった。大明神山まではずっと樹林が
つづいて、展望も木の間ごしにしか望めないが、大明神の山頂を下るとすぐに
樹林が途切れ大展望が広がる。

展望台の下には陽だまりの 
テーブルベンチがひとつ、ごゆっくりどうぞと、、、いやぁ~サイコー

 

限られたスペースに貼るパノラマ写真はガクンと小さい、トホホ

 

富士山はだいぶ雲に隠されてしまったけど、右手に南アルプスの白い峰がチラッと見える。

 

反対側には青い水を湛えた相模湖とその真上に景信山、右に小仏峠。

 

  

下山は展望台下のねん坂と書かれた道標が指す道へ下っていく。
赤松の明るい尾根道はほんのわずかで、すぐに暗い樹林となり、岩ごろごろの急坂を
枯れた沢沿いに下りていく。

  

こっちを登りに使いたくないと思うほど道は急でしかも暗い。登山口には杖にする枝が
山のように積み上げられていた。 30分ほど下ったところでキャンプ場のある林道に出る。
あれ? こんなとこあったっけ?? ここも覚えてない(´Д`)

キャンプ場入口から車道に出て右へ下っていくと、集落と畑が広がる風景になった。
うん、ここは見覚えがある。 やがて渡し船と書かれた立て札があって、さらに進んだところに
右へ入る道があり、ここに顕鏡寺と書かれた道標がある。
畑と民家がいくつかある道を行くと東海自然歩道の看板の先に石老山の道標、
細い踏み跡のような道は斜め上にむかい、笹薮の中をしばし進んだら、

林道を横切って山道に入る。
道標は顕鏡寺と書かれてなくて石老山。
道は東海自然歩道なのだが、ややわかりにくい。

 

  

枯れ草に覆われた小沢からチョロチョロ水音が聞こえ、まわりに積もる落ち葉は
フローズン状態になっている。葉脈が白く浮き彫りになった枯葉は、まるでチョコレートに
粉砂糖をまぶしたようだ。 シモバシラもそうだけど、冬の自然が見せる小さなアートは
美しくて可愛らしい。

 

山道からまた林道に出ると道標があり、
とにかく石老山の方向へ進む。(林道を行っても同じ道に着く)

 

  林道のゲートをすり抜けると
石老山入口のバス停がある車道から入ってくる道に出る。ここから駐車場まで5分。

 

かなりゆっくりペースで歩いても4時間、フツーに歩けば3時間のコース。
山頂からは誰にも会うこともなく静かな山道だった。
低山ながらそこそこ変化があって、とても楽しく歩けた。人気があるのもわかる。
桜が咲く頃は、石砂山とセットで歩くハイカーも多く賑わうそうだ。

 

そうそうこの日見かけた小鳥さん 
一枚しか撮れなくてイマイチだが、エナガのようだ。

 

つい寒さに身を縮こませがちな冬、でも山を歩けば寒さを忘れさせてくれる
太陽の温もりが、冷たく乾いた大気も気持ちよく感じることができる。
たのしい冬の低山歩き、太陽の恵みに感謝!

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