TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

杓子山~鹿留山

2011-05-19 | 写真日記

富士山の眺めがよいことで知られる杓子山(1,597m)、その南東に位置する鹿留山(ししどめやま)
との間にキスミレが咲くというので行ってみることにした。
杓子山へのアプローチはいくつかあって、忍野・鳥居地峠から高座山のコースをたどる人が多く、
眺めのいい草原の道は魅力なんだけど、高座山直下の急登を思うとしんどいので、
不動湯から大榷首峠(おおざすとうげ)まで林道を行くコースを選んでみた。
約2時間の長い林道歩きだ。

大明見(おおあすみ)から不動湯へ。

  橋を渡ると、田んぼと川に挟まれた細い凸凹した道になって
この先大丈夫かと不安になったけど、山に入ると道はぐっとよくなって不動湯に着いた。

 

   

不動湯はアトピーなど皮膚病に効果があるそうだ。 温泉客用の駐車場だと思うけど、他に止める場所
もないので、そっとここに置かせてもらう。 ま、平日なので、、。
で、歩きだしたら、この上の方にも駐車場があったのだけど、お腹を擦りそうな急坂のタイトなコーナー
その上にあるのでこれもダメダメ。 でも4躯のクルマなら、林道をずっと行ったゲートまで入れる。

 

  歩きはじめは杉に囲まれた薄暗い道だけど、
林道の縁には早くもスミレがお出まし、さっそくしゃがみこむ。

 

        

マルバスミレエイザンスミレ、そして3つ目のこれは~??

 

  おお!そしてこれはスミレのプリンセス
と言われるヒナスミレじゃないだろか? 上品なピンク色した美しいスミレ

あっちにもこっちにも、林道はスミレの花盛り それもいろんな種類が咲いているので、
歩きだしてはすぐにしゃがむを繰り返してノロノロ進む。

いちばん多いのはタチツボスミレ、こんな団体さんも~

 

薄紫の縁どりに紫のラインがオシャレ  
 

 ナガバノスミレサイシン

 

  温かみのあるピンク、ふっくらした花の形、
葉より先に花が咲くのが特徴のアケボノスミレ、かわいい~

 

ヒトリシズカだけど、集まって賑々しく咲いている(笑)

 

  

不動湯からのんびり歩いて45分、車止めのあるゲートに着いた。
向いの高座山越しに富士山が望める。山頂に着くまで見えていてほしいな。
ゲート横のまだ新しい道標には、大榷首峠まで50分とある。 

 

この辺りはようやく芽吹きが始まったばかりで、林道は明るい緑のトーンに包まれ
ところどころに咲くフジザクラやキブシがほんのりアクセントとなって見せる
優しい色あいがなんともいえない。 

 

   

花目線で歩く林道、スミレが途切れることなく咲いて楽しませてくれる。
距にうぶ毛があるスミレはアカネスミレかな?  右のシックな紫色のスミレは???
スミレを見分けるのって、ほんと難しい。。

 

 

     

林道の終り近くでは、早春の花アズマイチゲが咲いていた。このあたりの標高でも、下界と比べたら
ひと月ほど差があるのだろう。 10:30、高座山からの道と合流する大榷首峠に到着。 
スッキリとはいかないが、富士の眺めが素晴らしい!

展望が広がる峠の片側はハンググライダーの飛び台になっていて、
その横に杓子山へ35分の道標があった。ここから登山道になる。

 

 

ちょうど体験飛行の男性が教官と一緒に飛ぶところで、飛行前の注意を受けている。

 

斜めになった助走台を駆け下ると一瞬で風に乗り、空中にフワリ。

 

あれよあれよという間に、風を孕んだ翼は二人を連れ去っていく、気持ちよさそう~

 

民家が並ぶ上空で右に方向を変えると、あっという間に二人は遠ざかり、山の向こうに消えた。

飛んでいる時間は長くても7分くらいだそうだ。
でもでも、鳥になった気分を味わえる数分間が人生に一度くらいあってもいい。
体験飛行は誰でもスグにできると看板に書いてあった。料金¥13,800、お試しも悪くない。。

さてさて、飛び立ったハンググライダーを後に杓子山への登山道を登る。
松林の中の坂道を直登。フジザクラが行く手を彩る。


そのあと道はなだらかに折れながらつづき、フジザクラが道の両側に咲いて目を楽しませてくれた。

  

左写真に黄色の花をつけている木はアブラチャン、枝は燃えやすく焚火のときに重宝する。

  

林床にはエイザンスミレやアケボノスミレが咲いて、とびきり綺麗なエイザンスミレを見っけ

 

山頂が近くなってくると、道は土が剥き出しになった急坂になりロープが垂らしてある。

    

最後のひとふんばりだが、なかなかキツイ
この急坂が始まるところに笹薮の中に踏み跡があり、下山はこっちを使ってみた。

右の広い道は急登、左の笹に入る細い道がぜんぜんラクだった。

 

  

11:35 杓子山頂(1,597m)着、誰もいない山頂、キアゲハがクルクル飛んで迎えてくれた。
うわぁ~ 富士山がよく見える! ベンチに腰をおろして昼食、なんか楽しい~

 

  

あれが鹿留山かな?標高1,632mで、ここより高い。 どんな音がするのだろうと鐘を鳴らしてみると、
思った以上に大きな音がしてびっくり。 
今日の大目的はキスミレちゃん、咲いているかしらと、ソワソワしながら山頂を後にする。

 

   

鹿留山へは尾根を登り下りして40分。 まだ芽吹いていない木々に囲まれた道は太陽サンサン。
右写真、登山道を塞ぐ大岩を乗り越えたところが展望がよい。

 

  

左端に杓子山頂があってそれに続く稜線、富士山の左下には山中湖が見える。

 

お目当てのキスミレを見逃さないようにとキョロキョロしながら歩くも、いっこうに花はなく、
あらら、、咲いてないのかなぁと気持ちがしぼみつつあるところに、
地面にへばりついて咲いている花を見つけ、ミツバチグリかなと期待せずに近づくと、
ジャ~ン、キスミレでした

   

日本海側で見られる葉の大きなオオバキスミレに対して、太平洋側のそれも限られた場所に生える
キスミレ。 初のご対面で嬉しやうれしルンルン

 

  尾根道に点々と  

ときには群れて咲いていてくれました。よかった~

 

鹿留山を目指して進んでいくと道が分かれ、立ノ塚(たちんづか)峠へと書かれた道標があるも、
鹿留山への案内が見つからない。道はどちらも下っていて、はてどっちだろう?
ここで地図をひろげて見ればよかったものの、目的のキスミレを見られたことでピークへの
こだわりが薄れたのか、分岐手前にあった字の
消えた朽ちた道標を見て、ここが鹿留山と
思ってしまい、さらに杓子山から来た男性に聞いてみると、その人も、たぶんそうでしょなんて
言うもんだから、アバウトな登山者2名は、勝手にここを鹿留山のピークと決めつけてしまった(笑)。

この朽ちた道標がある場所、あとで地図を確認したら「子の神(ねのかみ)」というピークで、
鹿留山は分岐を直進して10分のところだったのだ。

なんかヘンだなとは思ったけど、本日の予定を終了して下山。
帰り道も、見逃した花はないかと花目線になって歩いた。

鹿留山のピークは外したものの、 キスミレはじめたくさんのスミレが見られ、
スミレ・ロードを行くといってもいいほど、楽しい花山行になった。 
富士山も最後まで雲に隠れることなく見えたこともうれしい。
良き一日に感謝!
 

 

 

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-05-20 19:38:34
スミレってこんなに種類があるんですね!
キスミレ 新鮮ですぅ~

先日歩いた森の中で見つけた白いお花の
名前がわからなくてwakangaさんにお聴きしようと思っていたのが、、、
アズマイチゲでした!
白いちっちゃなお花ってたくさんあるんですね~

富士山もずっと眺めていられたなんて
至福の時間でしたね
たのしい花探し (wakanga)
2011-05-21 22:59:10
そうなんです、どれも同じように見えてしまうスミレの違いを見分けるのって難しいです。
エイザンスミレのように葉に特徴があるのは別ですが、それ以外は葉の形も似ているし、花の色も微妙に違っていたりしますからね~
でも、スミレって愛すべき春の花ですね。

アズマイチゲとキクザキイチゲとよく似ていて、花なんてそっくりだけど、葉の形が違う。よ~く観察しないと間違えてしまう花も多いですね。

花を見つけながら歩く山道、出会えたときの嬉しさったらないです。やみつきになりますね
富士山が見られることも、山歩きの嬉しいことのひとつ、どっちも思うようにいかないだけに運まかせですから。。

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