オオ・マイブッダ ~不良家改メ~

雑記。
元 初代不良家

 あ々絶望のプリンス

2016-10-14 22:37:26 | よその国
タイのプミポン国王が永眠した。
かの国の友人にお悔やみの電話をした。「アリガト」おどおどした口調に深いかなしみを痛感した。
在位70年。タイの国民にとって小宇宙のような存在だった。

アメリカ生まれでスイスに留学していたときに18歳で王位についた。第二次世界大戦がケリがついたそのあたりだ。
近代化に向かう途上とあって、西欧を体感した彼のバランス感覚はタイの希望の星だった。
国内巡幸のときにはいつだって胸前にカメラがあった。ヨット競技に参加する、ジャズが好きでサックスは吹く。作曲だってしてしまう。
日本のジャズメンがその曲を演奏するほどだ。

身についたスマートな欧米のセンスでひらかれた王室をアピールした。日本でいえば江戸末期まで奴隷制度があったお国柄だ。
時代を先取りする温厚な人柄は市民にとって絶対のスーパースターだった。
度重なるクーデター騒動の際には、軍配を持った式守三太夫の役割りを果たした。

タイをバスで流浪していた頃にチロっと見かけたことがある。突然バスが止められて路肩に寄せられた。すると先導車がびゅん。
間もなくひとりでラウンドクルーザーを運転していたオジサンがびゅん。時速150キロぐらいでびゅん。キングだった。
親しみ感があるなあと得心した。

敬愛されるひとつにワイフひと筋だったことだ。「大奥」はなし。彼の父親は先王の69番目の子どもだった。
そんな王室の伝統!とは無縁だったことが、あまねく女性のハートをつかんだ。
「タイの男は浮気もの。それにひきかえて女性はせっせと働く」これが定説になっている国民性が背景にある。

ところが。
タイのひとたちはかなしみのなかで不安感情が底流している。王位継承の問題だ。
なにしろ長男のワチラロンコン皇太子が圧倒的に不人気。離婚回数3という数字ばかりではない。スキャンダル・メーカーとして国際的に認知されている正札つきの大物!
♂丸出しのプリンス。国民にとっては門外不出を祈願するワルガキ。
先代が明星だけれども・・・真っ暗。

不敬罪が厳しく適用される国事情とあって市民は三猿だ。話題にすることすらない。悪口をこくとお縄をちょうだいすることになる。
そんな状勢のなかで救いは次女のシリントン王女の存在だ。
かなり前から国王代理のような存在感で、王室行事の中心軸にいる。毎日のようにテレビ露出しているプリンセスの徳望は篤い。

人気の王女、不人気の皇太子。いまのところ一応は皇太子がキングを継承するような流れになっているが、先行きは不透明だ。わからない。
不敬罪覚悟で予想すると、プミポン国王の後継を賭けるとしたらシリントン王女。確率75%。
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