オオ・マイブッダ ~不良家改メ~

雑記。
元 初代不良家

 よるの醜女ガールズ

2017-08-08 20:54:26 | 意味不明
その麻雀屋の近所に料亭があって、午後には女将さんや老朽化した芸者がたむろしていた。
彼女たちの花札小バクチのゆろっとした賭場だった。
おれたちの他者のカネむしりの戦場であった。徹夜でやるから歯ブラシが林立していた。*
「なによ、あなたたち。日中だってのに遊んでんじゃないよ。会社に戻って仕事しなさいよ」
うるせー、バサマの雑音コキどもめ。悪態コキとして憤然と反撃した。
「なんだよ。ハエがぶんぶん婦人会」

「ん?」「ほら汚物にたかる・・・ハエ。褒めコトバです」
なぜか好評だった。「ふん、どうせわたしらはハエよ。ハエで悪おうございましたわね」
朝の築地で仕込んだシャケのルイーベをもらった。うまかった。

先週は「醜女ガールズ」の飲み会。旧知のおねーさんたちに命名した悪態コキの作品だ。
彼女たちも「醜女会」と名乗っているくらいだから、認知されている。
ネーミングの屁理屈は広言してある。

「おれは、ほんとうのブスのひとを醜女呼ばわりするほど命知らずじゃねー」
つまり・・・サムライ国のオスの沽券として美女呼ばわりなんて自分を許せないのだ。
なに、いってんだか。

そのカフェはひなびた路上にある。世田谷線の横っちょ、盲腸エリアにある。
ひとの往来もそこそこにあるのだが、なぜか道の真ん中には電光かがり火のオブジェが鎮座。
路上に寄せ集めのテーブルをセットして、深情け醜女3人とわめきあい。

「愛情関係はどうなってんだね」花も恥じらわない未婚アラフォーたちとフリートーク。
こっちとしては彼女たちの恋愛前科帖を把握している。中間報告の集いでもある。
良好1、グズグズモタモタ1、厳選中1。都会の住人らしい比率である。ノーマルゼロは必然か。

仕事に自信を持ち、もっとアクティブに展開しよう。そんな年代だ。
ノーマル、つまり結婚して出産してといったレギュラー街道にこだわらない・・・
「ろくでなしども」となじる立場ではけっしてない。本人が了とすればそれでよし。

エラソーに、破戒僧のくせに説教をたれる。
「こほ。自由に呼吸するてのはさ、失うものはあまりない。その代わり得るものは・・・ちょびっとだけ。お情け程度」
あおー、ジーザスクライスト・スーパー弁当半額。

足元に蚊取り線香をいぶしながらワインなんぞを大痛飲。
醜女ガールズは恐れ入るような底なしだ。ガバガバ飲んで食った真夏のよるの結論。
「地球は醜女中心でまわっているわさ、ね」「そうよ、そうよ」ああ、美女不在のよる。

    *言い訳になる。当時の仕事は毎日24時間体制で、待ちタイムは麻雀がベストだった

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