夢見るシャンソン人形

2017-06-18 04:32:54 | 懐かしの洋ポップス
石川ひとみ 夢見るシャンソン人形


http://blog-imgs-83.fc2.com/t/o/s/toshiichi/201511150947161dd.mp3

Je suis une poupée de cire, une poupée de son
Mon cœur est gravé dans mes chansons
Poupée de cire, poupée de son

わたしはろう人形、おがくず人形
私の心は歌の中に刻みこまれているの
ろう人形、おがくず人形

Suis-je meilleure, suis-je pire qu'une poupée de salon?
Je vois la vie en rose bonbon
Poupée de cire, poupée de son

客間にある人形にくらべてまし?それともだめ?
私、世界をバラ色の眼鏡をかけて見てる。
ろう人形、おがくず人形

★Mes disques sont un miroir
Dans lequel chacun peut me voir
Je suis partout à la fois
Brisée en mille éclats de voix

私のレコードは鏡なの。
そこから歌っている私が見える。
私は同時にいろんなところにいるの。
声はちりぢりになって、こわれそうだけど★

Autour de moi, j'entends rire les poupées de chiffon
Celles qui dansent sur mes chansons
Poupée de cire, poupée de son

私のまわりで、ぼろきれの人形が笑うのが聞こえる
彼女たち、私の歌にあわせて踊ってる
ろう人形、おがくず人形

Elles se laissent séduire pour un oui, pour un nom*
L'amour n'est pas que dans les chansons
Poupée de cire, poupée de son

ぼろきれの人形は名前や「はい」という返事に簡単に身を任せる
愛は歌の中にあるだけじゃないってことね
ろう人形、おがくず人形

★~★ くりかえし

Seule, parfois je soupire
Je me dis: «À quoi bon»
«Chanter ainsi l'amour sans raison»
«Sans rien connaître des garçons?»
Je n'suis qu'une poupée de cire, qu'une poupée de son
Sous le soleil de mes cheveux blonds
Poupée de cire, poupée de son

ひとりでときどきため息をつく
自分に聞いてみる。「いったい何になるの?」
「わけもなく愛の歌を歌う。男の子たちのこと、何も知らないのに」
わたしはただのろう人形、おがくずの人形
太陽のような金色の髪の
ろう人形、おがくず人形

Mais un jour je vivrai mes chansons
Poupée de cire, poupée de son
Sans craindre la chaleur des garçons
Poupée de cire, poupée de son

でもいつか、自分の歌のように生きるつもりよ
ろう人形、おがくず人形
男の子たちの情熱を怖れないでね
ろう人形、おがくず人形


フランス・ギャル (本名:イザベル・ギャル)、・・・著明なシャンソンの作詞家だったロベール・ギャルを父に持ち、子供の頃からシャンソンのビッグネーム達と接していたイザベルにとって、歌はとても身近な存在でした。

15歳のある日、イザベルは父に勧められるままテープレコーダーに歌を録音します。
小さな頃に可愛がってもらったシャルル・アズナブールの曲を収めたテープは、父のコネで音楽関係者の手に渡り、間もなく彼女に本格的なレコーディングの機会が訪れます。
イザベルは「恋のお返し」という曲を録音しましたが、間もなくこの曲が自分の人生を左右するとは、おそらくイザベルは考えてもみなかったでしょう。

本当は、父から娘への誕生日プレゼントだったのかも知れません。
1963年10月、イザベルの誕生日にラジオで流された「恋のお返し」は予期せず評判になり、イザベルはフィリップスレコードと契約を結ぶことになりました。

父が考えたと言われる芸名「フランス・ギャル」。
16歳のリセは胸一杯の夢を抱いて歌手になりました。
レコードは飛ぶように売れ、あっという間にイザベルはアイドルの称号を手にします。

しかし時代は60年代前半、オシャレに着飾って下手クソなラブソングを歌うアイドル歌手も彼女達に熱狂する子供達も、大人達には眉間の皺を増やす存在でしかありませんでした。
イギリスで、自作のロックンロールを歌う長髪の4人組がそうであったように・・・

デビューから1年余り、順調なレコードセールスを続ける彼女は「ユーロビジョン・ソングコンテスト」(レコード大賞のEU版かな?)の出場権を獲得しますが、歴史ある音楽祭を仕切るカタブツの大人達には当然ながら歓迎されませんでした。
新聞は「可愛いだけのアイドル歌手」と酷評し、専属のオーケストラからは演奏を拒否する者まで出る始末だったそうです。

1965年3月20日、四面楚歌の大舞台に立ち「夢みるシャンソン人形」を歌った彼女は下馬評を翻す大喝采を浴び、見事グランプリの栄冠に輝きます。
「権威ある音楽祭のグランプリが何故アイドル歌手なのか」とメディアは批判的でしたが、父の知人で、これまで彼女に何曲も歌を提供してきたセルジュ・ゲーンズブールの手によるこの曲は国内外で大ヒットし、彼女を世界のトップアイドルへと押し上げたのでした。


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