夜空の笛

2017-07-14 09:22:08 | マスターお薦め曲
森山愛子 夜空の笛


http://blog-imgs-114.fc2.com/t/o/s/toshiichi/201707140405560db.mp3

チイタカタッタ
チイタカタッタ 笛の音が
ビルの窓から 飛び出して
暗い夜の空へ 流れて行く
僕の姉さんの 住んでる遠い国
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイ ヤイヤイ ヤイ
僕も行きたいな 夜空をかけて

チイタカタッタ
チイタカタッタ 笛の音が
聞こえる窓の あの中で
僕の一番好きな 姉さんが
きれいなドレス着て 毎日踊ってた
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイ ヤイヤイ ヤイ
僕は一人で 風吹くビルの外
 
チイタカタッタ
チイタカタッタ 笛の音が
聞こえる窓を 見ていると
きれいで優しかった 姉さんが
今でも笑って 踊っているようだ
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイ ヤイヤイ ヤイ
僕はあの窓を 今夜も眺めてる
ヤイヤイ ヤイヤイ……



郷愁、幼年思慕の歌。

みなし子の姉弟だったのでしょうか、戦後の風景の中での物語が浮かんできます。

姉がダンサーをしながら弟を育てていた、そんな 気がします。

姉の踊るダンスホールはビルの上階にあって、小さい弟はビルの外で冷たい夜風に吹かれながら姉が出てくるのを待っていたのでしょう。
 
戦前ですが、昭和11年の西東三鬼の句を引いてみました。
  
運転手地に群れタンゴ高階に

ジャズの階下(した)帽子置場の少女なり
  
三階へ青きワルツをさかのぼる
  

ところで、いま姉が住んでいる「遠い国」とはどこでしょう。

ひょっとして、進駐軍兵士に見染められてアメリカにでも行ったのでしょうか。

それとも亡くなったのでしょうか、死んで星になる、という言い方もありますから。

それにしても、「チイタカタッタ」とはなんと大胆なオノマトペ(擬音語)でしょう。

こんな意外なオノマトペを平然と作ってしかも人口に膾炙させたところに、浜口庫之助さんという作詞家・作曲家のまことに自由な想像力、既成の枠組みにとらわれない奔放な才能があらわれています。
 
ちなみに、。

「イヌ」というより「ワンワン」、「ネコ」というより「ニャーニャー」。

「イヌ」という言葉は犬という動物とちっとも似ていませんし、「ネコ」という言葉も猫という動物とはちっとも似ていません。

でも、「ワンワン」「ニャーニャー」はそれを指し示す動物の鳴き声と似ています。

だから言葉が物とすぐに結びつく、・・・子供がオノマトペが大好きのも分かります。

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