船橋市田喜野井 SATO音楽教室

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2016合同発表会 第二部 ピアノ独奏⑥

2016-10-14 09:48:55 | 演奏会
◆高学年女子 「トルコマーチ」

モーツァルトのトルコマーチは、初めから彼女に弾いてもらいたかったです。
実はとってもシャイで、前に前に出るタイプではないのですが、
レッスンでの課題も笑顔でちゃんと消化できているし、
運動も得意で、リズム感もよい子です。
小学生になって数年たつと、音感も安定してきて、
コツコツ勉強する努力家です。

モーツアルトは、天才と謳われていても
まったくそれをプレッシャーに感じることなく、
湯水のごとく沸く作曲能力と奇想天外でありながら聴衆の心をとらえるメロディーと和音の構成と
考えられた全体像がまさに天才的な作曲家だと思います。

トルコマーチは多くの人に知られた曲であり、
底抜けに明るいメロディーが彼女の突破口になってくれるのではと願いを込めて譜読みが始まりました。
手が大きくない彼女でしたが、
高学年になってオクターブも届くようになりました。
譜読みも早い段階でかなり進むようになり、力がついてきたのが目に見えてわかる上達ぶりです。

本番前のレッスンで、クライマックスのアルペジオの本来の音が出た時は、
とっても嬉しく、2人で喜びました。

みんながみんな、同じでなくてよいと
私は思います。
クラシックは全体的にこうでなければいけないという型があり、
それから外れた演奏をするとマニアックな愛好家からはきっとお叱りを受けるでしょう。
私は声楽出身のせいだと思いますが、
その日によって少しだけの演奏のアレンジは大きく作曲家の意図から外れなければいいと思っています。
そして、それに賛同してくれる先生も(声楽の先生には)多いです。
なぜなら楽譜を読み込んで練習をしつくしていると「ああ、こう演奏したい、そうしよう!」と体の底から感性が叫ぶ時があるのです。
彼女のトルコマーチも、今回ほかの生徒さんにもよく私は舞台で好きなことやっていいよと話しました。
彼女にはこれからももっともっと笑顔とご本人のいいところを引き出したいです。

本番後のレッスンでは、
「どうだった?」と聞く私に、ちょっとはにかんで首をかしげていた彼女。
感想を聞かせてくれて、彼女が目指すものがもっと上にあることを再確認。
これから進級するにあたり学校も大変になると思いますが、
ぜひ彼女らしい感性でこれからも音楽と楽しく過ごしていってほしいと願っています。

◆高学年女子 「アルプスの鐘」

彼女は、決してペラペラおしゃべりはしないけれど、
か細い容姿とは逆に、前に進むパワーと練習の大切さを身をもって感じている勤勉さ、
そして、何かに向かって負けないぞ!と気丈にふるまう凛とした精神を持っています。

そんな完璧に見える彼女も、
過去の発表会では、体調を崩しとても大変な思いをして頑張ってきました。
今年の発表会では、
実は譜読みの段階では「ん」に濁音が付くくらい苦心していました。

珍しく譜読みの時に「難しかった」とレッスンで話した彼女。
そう、この曲は大変舞台映えする曲で、
実はペダルでごまかしちゃえば何とかなっちゃう曲ですが(実際に子供の発表会ではそういう演奏も多々あり)
きちんと音をこぼさず譜読みして、演奏するには難しいのです。
「この子は完璧にやる気だ」
と私は彼女の入会から変わらない真摯な姿に心の中で感動していました。

背は高いけれど、
実をいうと指の開きがわずかに硬さが残る彼女。
オクターブを連打する曲が増えてくると、苦心していました。
でも、それをカバーする力を持っているのも彼女の強みです。
高学年になって、彼女の中の感性も磨かれてきて、
これからがますます楽しみです。

今年初めてピアノ出演をした保護者の方と生徒ちゃんから、
「〇〇ちゃん、凄いですね!!」
とご感想いただきました。大変うれしいことですね。
小さいピアニストさんにとって、憧れのお姉さんたちがいることは大きな励みになります。
音符カード選手権では彼女が低学年の時は30秒を切る子がたくさんいましたね。

きっと彼女たちはいろんなところで、すごいね!と言われているのだと思います。
でも、毎週レッスンをご一緒していていつも思います。
すごい!と感じる子たちは、それ以上に努力をたくさんしていること、
いつも追いかけられるプレッシャーと戦っていること、
人知れず自分と戦っていること、
人を攻撃することを嫌っていること、
失敗に震える心をおうちの方からの暖かいサポートで乗り越えていること
とても大切で有難いことです。

彼女たちに中学生になってどんな曲をまず弾いてもらおうかな、と楽しみな私です。
部活や勉強をしながらピアノを続けるのはとても大変なことですが、不可能ではありません。
高学年の彼女たちが頑張る姿が必ず心に響き、後輩を育ててくれることでしょう。

次は連弾の部です。










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