忘れる

2017-01-18 20:26:57 | 日記

 にび色の雲のあいまから、青空がのぞいている。雪景色、雲、青のコントラストがじつにいい。冬の空の特徴はこのにび色(鈍色)だ。それがいいのだ。が、その色だけでは、その良さが今ひとつ解らない。そこに青空が、澄んだ青が一点、入るとそのにび色が光る。それに大地は雪景色。ぼんやりもののこれでも、なにかが入るのだ。アタマの中はいつも、なにかが占領している。それは段取りだったり、ボヤキだったり、思考だったりである。いまここに空のしたで大地を踏みしめながら歩いているにもかかわらずである。わたしとはなにか、それはよくわからない。が、アタマの思いに占領されることではないわい。ということは思う。空を空と見ることでようやく、われに帰るような気がしている。うつくしい!ということや、あーきもちいいなぁということを、すぐわすれさって、つまらぬおもいのなかにふけりたがるのだ。

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