先日この近くの穴水というところで、定年退職後イベリコ豚などの放牧をしているという方が来られた。なかなか理知的な方で、自力で放牧場をやっているようには見えなかったことや、その知恵深さに驚いたこともあって、家のものたちと出かけた。穴水の山のなかにあった。イベリコ豚一頭300㌔はすると聞かされてはいたものの、じっさいに見ると見ないとではずいぶん違うのだ。豚が30頭ぐらいとか、ヤギが50頭ぐらいと言われていた。ヤギはもう小屋のなかに入っていた。が豚は放牧でかってに山のなかにいるとか。ご飯の時だけ、近くまで来るとのこと。そのなかで2頭が野ざらしの檻のなかにいた。これはと聞くと、出荷するものとか。そのままでは、トラックに乗り込まないので、3日前からここに入れておくらしい。で、トラックがきて積み込む時に、そこの場所がイヤだからトラックにみずからさっと乗るとのことであった。 うーん、そうなんだよ。こういうものをわれらはうまいといって食べているのだ。と、その情けなさそうな豚を見て、おもったよ。かれの姿、その残像 困るね。
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