先日誰ぞが書いていたものを読んで、ははぁーんと思ったものやから、書いてみる。明後日は2月15日でお釈迦様の涅槃会。いまだにお釈迦様を偲んで法要を営んでいます。そのお釈迦様の骨のことを舎利といいます。これ日本に来ると、ご飯のシャリ、いわゆる銀シャリ。になっている。このことの由来は、お釈迦様の舎利を盗んで逃げた鬼を捕まえたものが韋駄天さま。彼は守護神のなかの武将で足が早くて強い。舎利は日本においてはお米の別名になり、そのためお釈迦様の舎利を守った韋駄天がお米を守る神さまに。それゆえ禅宗の台所である庫裡には、韋駄天さまが祀られてある。ちなみに涅槃会のお参りには米粉で造った団子を、法要の最後に豆まきのようにしてまく。それをひろって大切に持っていると、無病息災だとか言われて毎年大にぎわいの行事だったのです。ぼくなんかの子どもの頃、この涅槃団子、炭火であぶって食べた。今から思うと、そんなに美味しいものでもなかったように思うけんど、ともあれうまいうまいと食べていた。もののついでにもうひとつ、ご馳走は、韋駄天が馳せ走ってよい食材を集め回ったことに由来していると。ほんに言葉というものは長くながれてきたんやねぇ。
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