わじゅ カタル

山里・龍昌寺

万葉集

2016-12-28 21:23:05 | 日記

 昨日は一日雨降りだった。この時期の雨には、だいぶ違和感がある。今朝は冷え込んで朝から雪が、それでうっすらと雪化粧、なぜか安心する。

 昨日は万葉集の会だった。先日、「よみがえる万葉人」永井路子著を読んだ。そのなかで、こんな句を紹介していた。「世の中を何に喩へむ朝開き 漕ぎ去にし舟の跡なきがごとし」沙彌満誓。それを永井は自身の体験を踏まえて、以下のように。“広い水面にたった一隻、舟はパントマイムを演じているかのようだった。その姿はやがて、朝霞に融け、ひとすじ残った水尾も、いつか消えた。大伴旅人の「世の中は空しきものと知る時、いよよますます悲しかりけり」これは観念的、単調にすぎる。上の歌の詩境には及ばない。”と。  あの水面に舟の跡がすーっと伸びてゆく情景は、いつでも印象に残るものとしてあった。それを無常観をあらわすものとしてとらえていた。ここは能登で、航空自衛隊の緊急発進の戦闘機の航跡をいつも目にする。あの飛行機雲も、ほんにしばらくの出来事で。そう言えば、内山老師も雲がふわっと湧いて、すっと消えるのも、人の一生のできごとと同じだねぇ。と、いつも言われていたな。

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