我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

左近尉   米中接近と消費税

2009年08月04日 | 政治

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2009 08 04 左近尉 米中接近と消費税【わが郷・記事】

ニクソン米国大統領の支那訪問  (Wikipedia)

 

 

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  冷戦の時代から、日米経済戦争の時代へ

 日米繊維摩擦などというものは、2000年からの米支経済摩擦のようなもの。

 アメリカのその、絶対的な覇権を脅かすであろう存在は、日本国を於いて他にはない。この事を、日本国内の者達で認識出来ているのは、ごく限られた存在だけだった。米ソ対立は見せかけの緊張であり、ソ連は第二次世界大戦での同盟国である。では何故、米ソ対立の冷戦が言われたのか。その謎を解明するには、マッカーサーの軍産複合体への、懸念を理解せねばならぬ。さて本稿は冷戦以降の日米関係を論じるものである。よって、米ソの冷戦は別稿にゆずる。

 日米自動車摩擦はアメリカ産業、とりわけ工業部門でのアメリカの劣化を、誰の目にも鮮明にした。日本国の兵装は安保条約の 「瓶の蓋」 、つまり米穀軍産の恫喝で独自開発がままならない。しかし政治状況は、急変してしまった。伝統日本派を押さえつける、その重しが左翼である筈だった。それが想定以上に大きくなった。とくに新左翼勢力は、本気になって安保体制を突き崩しにかかっている。そのあなどりがたい力が実現させたのが、沖縄の施政権返還であった。


 1972年5月15日 -

 アメリカから日本へ沖縄返還され、沖縄県が再発足する。

 歴史の流れは力強いがその速度はきわめて緩やかで、注視していなければその変化さえ掴めない。1960年の反安保闘争は、これが他の国で行われれば、ゆうに現政権を打倒するエネルギーを持っていた。そしてその十年後の反安保闘争は、誰の目にも判りやすいターゲットを獲得した。それが米兵の沖縄少女への暴行を契機にした、反安保・沖縄返還闘争である。このうねりは優に60年安保の規模を超えていた。このままでは、自民党政権が、新しい左翼勢力によって暴力的に転覆させられるかも知れない。日本国自衛隊は、国内の反対闘争には投入されない。つまり、圧倒的な数の反体制デモ隊が、国会を、そればかりではなく放送局などを占拠してしまえば、"革命"は成就してしまう。そして、此処で観ておかねばならぬ事。米穀の分析は、コミンテルン・サヨクと新しい左翼との違いが認識出来なかった。すべてが革命勢力と写ったのかも知れない。

  それで日本国は沖縄施政権への、米穀の執着を断ち切ることに成功した。 (つまりこの事は、ポツダム支配体制の崩壊のはじまりだった。日本国の南方諸島と、台湾そして朝鮮半島を分断する。そして北方領土は、参戦のご褒美として、ソ連に割譲する。このサンフランシスコ講和体制にヒビを入れることに成功したのだ。)

  1971年の10月にヘンリー・キッシンジャー大統領補佐官が、隠密裏に周恩来・中国首相と会談を行っている。ここで彼らは、これからの共同の敵が日本国だと、明確に其の認識を共有したのだ。つまり米国の力は衰退して、日本国が再軍備を進めれば、アメリカは軍事的な優位を失ってしまう。それほどまでに米国の工業は、内部の空洞化が進んでしまった。

  原子爆弾の投下により、大日本帝國は屈服させることに成功した。

 しかし戦後世界に出現したのは、普通選挙の実現による、一定程度の民主主義の普遍化であった。黒人の選挙権獲得闘争も、米国内ではおおきなうねりとなっていた。それで、米国内ではベトナムという、小国さえも屈服させる軍事力を、発現出来なくなっていた。

 

 ここでもし、日本国が自立してしまえば、

アメリカの世界覇権は潰える。

 

 アメリカは新しいパートナーとして支那を選んだ。

 その後ろ盾をえて、米軍は極東から軍を引くこととなった。

 

  アメリカ金融の黄昏 アメリカ金融の黄昏

 

m(_ _)m ただ今、この稿の手直し中です。 m(_ _)m 

とくにこれ以降は、もっと世情の分析を加える予定です。

 

 世界金融の国家移動

 資本は、労働価値が低い地域に浸出する。その場合、政権の安定性が前提となる。投下される資本が多ければ市場は急激に拡大するが、引き揚げられた市場は急激に萎んでゆく。
日経の報道によると、GMは今年の前半期に支那の市場で、販売台数を38%伸ばしたそうである。これは41億ドルの販売助成金などの成果であるという。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCYF1008.html


さらに「今年前半の6カ月間に中国市場でGMの販売台数は38%増加したが、これが続くとは限らない。自動車販売が好調なほかの市場と同じく中国も、41億ドルの需要刺激策に負うところが大きい」と分析している。

GMの4-6月期売り上げはは、北米市場では32%減となっている。7月期は助成金の支援もあって、減少率は前年同月比10%減とマイナスに歯止めが掛かりだしてはいる。

 

 

http://blog.goo.ne.jp/wagasato/e/283887aa85c117f8e76499fb9dc9f217


 世界政府への納税

 それにしても、消費税とは政府に毟り取られる税金のことかと思っていたならば、政府から下賜されるものもあるとは恐れ入谷の鬼子母神。それに引き替え日本国の選挙公約で
景気回復後に消費税を引き揚げると明記した自民や、いずれは引き揚げるとぶれだした民主は、いったい何処をみて政策を決めているのか。官僚の無駄遣いなどと普段は威勢が良いが本当は、厚生年金や医療保健の実態のムダの上に乗っているのが、そうだよテメエラ自公と民主や共産までも含めた既得権益、日本政治の真実の姿なんだと知っているやら、しらぬやら。爺婆惚け医師会の手先は自民で、国公立のコメディカルや事務職は民主の牙城で御座いますよ。たまには間抜けで一階に移動が不自由なお年寄りのスペースなんてのもあったが、ほとんど鉄筋の入れすぎで出来たときには篭抜け詐欺の、箱抜け手品。

たかが12,000円で大もめしたのに、車の買い換え助成金では減税と併せると40万もの負担減となるという。自民も民社も自動車業界には滅法弱いところてん。心が太くなるのは援助交際は法の抜け道裏道通り。便所の裏の奥田で凄まれりゃ何でも聞きます、馬謖も斬ります情け納屋の裏取引あったのか。兎に角、消費税の対応と自動車販売促進下賜金でマンガと宇宙人の心根は読めた。

 

 自民も民主も、腹の足しにはならぬが、夏の一興ご愛敬、どのような拙き踊りおどるやら。まずは高見の見物。

 

  日本国民の経済学的な民度

 消費税の増税は経済政策では一般国民の生活費を搾り取ってさらに少ない消費活動に更に追い打ちを掛けるようなもの。これでは税収は増えずに経済は停滞するばかり。自分たちの既得の公務員権益は保持したまま一層の増収を企むなんてえのは、どれだけ面の皮が厚いのか、見当も付かない。その馬鹿さ加減低脳さの程度を計る秤があったら、あまりの酷さに瞬時に壊れるだろう。
何度も言ってるが経済が沈没していっこうに浮揚しないのは、構造改革で実体経済を絞りに搾っているからである。金融改革は銀行の不良資産の整理などと言っていたが、実態は貸し剥がしであった。企業経営者は自宅の土地や家作を担保に事業資金を捻出するのが当然の金融手段だったわけだから、事業が発展し売り上げが伸びれば当然、借り入れ残高も増加する。しかし、自宅の土地や家作が自己増殖するわけもなく、当然単価あたりの担保価値は増加したような計算にはなっていた。何故このようになるかと言えば、企業会計が実態とはそぐわない部分がかなりあると言うことである。一番なのは技術の資産的評価が難しいこと。特に熟練労働技能などの、明文化出来ない技量は評価が難しい。そもそも事業所会計で、人材を財産として計上する方法はないに等しい。
激烈な競争に勝ち抜くには、優秀な人材の確保が大切なのだが、そのためには給与を沢山支払う必要がある。だいたい会社経営をまともにやろうと思ったら、儲からないのが当たり前。ヤクザや暴力団なら、住民を難癖付けて追い出して、更地にして高値で売り抜ければ大きな儲けが出るのかも知れない。なれど、堅気の衆が生活のための消費では、まさかローンを組んでネギを買うわけにもゆかぬ。儲けなど時の運、不運でいくらか出るかでないかのギリギリの経営がほとんどである。景気の活性化を図るには、このような経済に何らかの方法で、資金を流し込むことにある。

日本のバンカーはアホだったが故に、会計公準の不備を改訂出来ない能なしだったが故に、土地を担保秤の錘に使っていただけのこと。例えば熟練技能者の能力を資産として貨幣価値に置き換えられれば、済むだけのことであった。ナノテクの熟練者一人あたり、三千万などと計上出来ればそれだけ事業所の資産価値は上がるし、貸し増しも出来るというもの。

 

 

 兎に角経営の方法が気に入らないと、素人ヤクザにイチャモン付けられたので経営者は情熱が冷めてしまった。従業員や顧客に対して気を遣って、経費も掛けてその上儲けが出なければ、会社も個人資産も召し上げではやる気も失せる。鵜飼いの競り市。その挙げ句が

 

 

  消費税
  何時かは上げる

  支持下がる

     支那をかけた 釣り針

 

 ベトナム戦争で負けても、米穀はドルのシニョリッジ中毒である。それで実体経済への配慮は、全くのお留守であった。湯田屋のオヤジのドル依存症。木の葉をどれほど化かしても、これでは芋さえも焼けない。ドル依存症の酔眼では、世界の実相が見えない。通貨は実物商品の価値を計る計測器にすぎない。このメジャーがどんどん間延びしたのでは、金融管理者のメタボの体躯を正確に計ることはかなわない。

  1971年 フォード マスタング


 

 国際金融はその紛争好きが昂じて、墓穴を掘り進め

 ASEANは米穀を忌避した

 支那の狂惨は匪賊の成り上がりで、米穀の政府も血塗られた戦車の轍が彼等のトレンド。
そんな暴漢が仕立て下ろしの背広着ているようなていたらくでは、まともな国家運営を望むべくもない。戦中世代やその一世あたりまでは臥薪嘗胆の気骨を残した政治家もそれなりにいたのだろう。孫より後の世代では、平和ボケして安保頼みのボケナスばかりが巾を利かす時勢とはなったもの。今回の金融危機では、大道具の紙細工がすっかり剥げ落ちて、骨格の泥棒国家の骨組みが、みんな見えちまったが知らん顔の半兵衛さんは、アメや支那とのお付き合いは何時もの通りで御座います。米穀は自由民主の守り神の体は装っても、911で凶暴さは折り紙付きで、詐欺師の構えはCDSの保証付き。支那共産は名ばかりで、恐怖の惨劇チベットにウイグルの解放とは名ばかりの、押し込み強盗人殺し。『ぼやきくっくり』(※1)さんによれば、サミット途中中座の胡錦涛得意の血刀ひっさげて、ウイグル鎮圧の指揮を執ったとかどうだとか。
 ※1 http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/

 

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