夏は来ぬ
早朝
四時半
空がシラケルとともに目覚め
五時頃
日の出の頃合に窓を開ける
此は、母に外の景色を見せんが為也
果して、外は紅色の景色哉
今日も亦いい天気哉
五時半頃
蝉の一斉鳴き声高なる哉
「お母ちゃん、ごめんな」
「もっと、外の景色を見たからうに」
・・・と
外を眺むる遺影に そう詫びながら
そっと 窓を閉める
惟・・毎朝のこと
明るい
夏空に夏雲
鮮やか哉
夏は来ぬ
やっぱり、夏はいい
夏は来ぬ
早朝
四時半
空がシラケルとともに目覚め
五時頃
日の出の頃合に窓を開ける
此は、母に外の景色を見せんが為也
果して、外は紅色の景色哉
今日も亦いい天気哉
五時半頃
蝉の一斉鳴き声高なる哉
「お母ちゃん、ごめんな」
「もっと、外の景色を見たからうに」
・・・と
外を眺むる遺影に そう詫びながら
そっと 窓を閉める
惟・・毎朝のこと
明るい
夏空に夏雲
鮮やか哉
夏は来ぬ
やっぱり、夏はいい