こんにちは
和服や 樹（いづき） スタッフの郁恵です
今日の横手は雨・・・。
一気に朝晩冷えてきました。
もう9月ということで、樹の浴衣は全部しまい、単衣ものや袷着物
店内に出しました～
是非、遊びに来て下さいね
かわいい七五三関係の商品も展示中です。
お子さん、お孫さんのお祝いは是非、きものを着せて健やかな成長をみんなで、
お祈りしましょう
さてさて、
今月も「和の街通信」完成しましたのでいくつかご紹介しますね
和服や樹 社長が心に思う事を綴るコーナーです
【当方見聞録】 NO,82
7月下旬、京都に出張の折り、ついでに伊勢まで足を伸ばして、伊勢神宮にお参りをして来ました。
今まで、一度も行ったことがなかったので、20年に一度の「式年遷宮」に当たる今年に出かけた方が記憶に残ると思い強行軍ではありましたが、決行しました。
京都の仕事を早く終わらせ、16時10分京都駅発の近鉄特急に乗り、伊勢市まで到着。伊勢神宮には内宮と外宮があり、内宮の方がずーっと規模が大きく、その距離はバスで20分位も離れていることを現地に行ってから知りました。
そんなことも知らずに、外宮に歩いて4分という近さに引かれよく調べもせず伊勢市駅前の旅館宿をネットで予約してしまったのです。その宿は、駅から歩いて4～5分の所にあり、駅に着いて電話したら女将さんらしき人と娘さんかお嫁さんらしき人と二人で私と家内を迎えに出てくれていました。古びた風情のある建物の前で、待つ二人は笑顔だったのですが、少しくらい雰囲気が漂っていました。
旅館に入るなり、「えっ何これ！？」と思ったのは玄関に自転車は置いてあるし、普通の民家にしか思えない雑然とした生活感漂い過ぎる玄関でもう少し綺麗にしとくだろうと思うような旅館にあるまじき玄関にビックリしたのですが、気を取り直して、「随分歴史のある旅館なんですね」と宿の女将に気を使っている自分がいました。ギシギシとなる階段を登り、二階の予約している部屋に案内され、「この部屋が、お客様が予約された部屋です。8畳・6畳の二間続きです。でもこの部屋はバス、トイレが付いていません。バス・トイレは廊下を出て共同の洗面所とトイレ、それに一階にある共同風呂をお使い下さい。」というのです。確かに二間続きで部屋は広いのですが、次の間に床の間がありそこに何やら薄気味悪い只ならぬものをこの鈍感な私でも感じるのです。私はすぐさま「すみませんバス・トイレ付きの部屋はないんですか」と訪ねました。そしたら「あぁ別館の方にありますよ。部屋が四畳半になりますけど良いですか」と言うので、この部屋に寝るよりだったら多少部屋が狭かろうが構わないと思い、即「お願いします！」と頼みました。
別館と言っても、廊下で続いている部屋で、その廊下を歩いているうちギシギシきしむ音が続きます。途中、通りかかりの部屋の襖が傾いて隙間が左右に開いています。「もうこれは覚悟するしかないな。」と訳の分からないことを思っている私でした。
案内された部屋は狭い、臭い、古い、只クーラーだけはガンガン効いていました。風呂は、よく言えば昔懐かしいタイルの風呂で、懐かしすぎて入る気になれず、先に教えられた一階の共同風呂に行ったらそこもタイル貼りの部屋の風呂の3倍くらいの大きさの風呂でシャワーも鏡もありません。おまけに大きな蚊が2～3匹いて家内はその蚊に喰われました。御愁傷様・・・。
「女将が夕食は何時にしますか？他のお客様が6時になっていますが。」というので、まず風呂に入ってからと思い「7時にしてください。」と言いました。夕食が終わる頃、「明日の朝食は何時にしますか。」というので、「7時半にしてください。」と言ったら、「あぁ、分かりました。」とちょっと間を置くのでひょっとしたら、他のお客様と同じ時間帯にしてもらいたかったのかなと一瞬思ったのですが、時間が経つに連れ、他のお客様の気配は全然しないし、物音も、声もしないし、この旅館の泊まり客は絶対に私と家内の二人だけだと気付きました。それなのに、玄関には泊まり客を装うように女性のサンダルを三足、私達の靴と一緒に綺麗に並べているし、他のお客様等と言ったりするので自分達の他にも泊まり客がいると思い少しは安心していましたが、翌日になってそれは間違いだったことを知りました。
帰って来て、樹のスタッフたちに話したら、「社長ネットで注文する時は、利用者の評価を必ず見て参考にしないとダメですよ。」と教えられました。後で、その旅館の評価を見たら、私達が経験した事がそのまま書かれていたのです。「まるでオバケ屋敷だ。」とまで・・・。
初めての伊勢参りは、初めから強烈なインパクトがあり、肝心のお参りの方の話しが出来ずに終わりますが、又、いつかの機会にということで。
。
も真っ盛りカナ
と思っていましたが、
。
(苦笑)
