和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

1日の読書時間ゼロ。

2018-02-28 | 産経新聞
今日の産経新聞「産経抄」は

「本離れ」というテーマ。

「全国大学生協連合会の調査によると、
学生の『本離れ』はますます進んでいる。
昨年はとうとう、1日の読書時間ゼロと
答えた大学生が、初めて5割を超えた。」

「別の調査では、高校生の『不読率』も
5割に近い。」


そういえば、産経の一面コラムは、
本の紹介が、さりげなく多いのでした。

今日も、沢木耕太郎著「敗れざる者たち」と
本を紹介しているし、なによりも
コラムのはじまりは、こうでした。

「東大教授の福島智さんは、
ハードボイルド小説のファンを公言している。
福島さんは、9歳で失明、18歳で聴力を失った。
見えなくて聞こえない過酷な状況で生きる
ということは、毎日戦場にいるような感じだという。」



水曜日なので久々に曽野綾子さんの連載に目を通す。
こんな、言葉がありました。

「この世に生まれてくるのは、
人に会うためなのである。
人と出会ってその豊かな
才能を見ることが、楽しみ
でもあり豊かさでもあると、
私は始終感じている。」

今日の連載の最後は、
こう締めくくっておりました。

「外で服を買うとすればまず
似たような既製品を買う他はない。
しかし既製品の服ほどに、同じような
人間はめったにいないということを思うと、
この個性的な人間の存在を、
どれほど貴重なものと思うべきかを、
子供たちにも、幼い時からはっきり
教えるのも親の務めなのだろうと思う。
親が、人と会うのは楽しいことだ、
と言えば、子供は大体そう思う。
初めの教育が日本にはないのだろう。」

曽野さんの連載の下には
立腰教育の玉田泰之氏の「解答乱麻」が
ありました。

産経歌壇も水曜日でした。
小島ゆかり選のはじまりは

二十三冊一度も開いたことのない
     古典全集老後の楽しみ
       大阪市 渡辺たかき

選評】案外、思い当たる読者が
多いかもしれない。結句の表現に
含みがあっておもしろい。二十三冊の
古典全集、果たして、老後一度ぐらい
は開くかどうか。



はい。私は見栄っぱり、
「1日の読書時間ゼロ」とは答えない。
私ならば、新聞を開いただけで、
読書時間にカウントします(笑)。

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読みたい二冊。

2018-02-27 | 本棚並べ
日曜日の産経新聞新刊書評。
先崎彰容著「未完の西郷隆盛」新潮選書が、
町田明広書評で取り上げられておりました。
書評の最後は

「本書は最近出版された数多ある西郷本の中で、
西郷の言行そのものは追っていない異色の存在であるが、
西郷論を展開する思想史を通じて、
日本の近代化の是非を改めて
ひもとくことに成功した必携の一冊である。」

西郷隆盛は読んだことがないけど。
はい。そう言われれば触手が動き。
さっそく注文し、それが今日届く。

月曜日連載の産経新聞「明治の50冊」。
7回目は「三酔人経綸問答」でした。
そのはじまりは

「これからの日本の進路は
非武装中立だとする理想主義に対し、
国益第一と対外強硬策を掲げる国権主義。
そして、そのどちらにも距離を置く現実主義。
この3者が討論するユニークな思想書が
『三酔人経綸問答』だ。・・・
中江兆民の主著であり、その問題提起は
明治20年の刊行から130年あまり経った現在でも、
少しも古びていない。」

本棚に中央公論の「日本の名著」の
中江兆民があったので、未読を
この機会に返上するチャンス到来。

ということで、気になる2冊。

はい。読む読まないを忖度せずに、
とりあえずブログへ書き込み(笑)。

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涙が出るほど感動します。

2018-02-26 | 短文紹介
WILL4月号が今日届く。

こちらにも、櫻井よしこさんが登場しておりますので、
その対談から引用。

櫻井】 ・・ただ、全力で取り組まなければ見破られてしまう。
テレビも活字と同じように正直だから。つまり、良いも悪いも
評価は全て自分の仕事振りから生まれてくるということです。
テレビの方が活字よりも楽かと言われれば、究極的には同じですね。
自分との戦いです。

川村】 今のテレビ報道をご覧になって、どうですか。

櫻井】 仕方ないことですが、それでも敢えて言えば、
テレビ局は視聴率を気にしすぎています。
視聴者の興味を引く話題に時間を割いて、
本質的な問題への踏み込みが足りない。・・・・

川村】 関口宏が司会をしているTBSの
『サンデーモーニング』は見ていますか。

櫻井】 一応チェックしなければと思いつつ、
見ると気分が悪くなるのですぐテレビを切ってしまいます(笑)。
 ・・・・・

川村】 ところで、櫻井さんが憧れたジャーナリストは誰ですか。

櫻井】 ・・・言論人としては、
河合栄治郎や福田恒存、江藤淳さんといった方々を尊敬しています。

川村】 ・・・今、『この人の署名記事は読みたい』と
思わせる記者はいますか。

櫻井】 亡くなった伊奈久喜(いなひさよし)さんは日経新聞の記者ですね。
また、産経新聞に元気の良い記者が多数います。
産経の『歴史戦』の記事、政局モノ、中国分析など、
非常に興味深い。・・・

川村】 朝日新聞にはいないですか。

・・・・・
櫻井】 加計学園問題に関しても、愛媛県今治市の話や
国家戦略特区の民間委員の話を聞くと、獣医学部の新設
認可プロセスに安倍首相は全く関係ないことがすぐわかります。

それにもかかわらず昨年5月17日の一面トップで
『総理のご意向』という文言だけを抜き出して、
都合の悪い部分を隠して報道しました。
これは印象操作で、捏造と言われても反論できません。

朝日は失敗に学ばないと思います。
慰安婦、吉田調書、モリカケ・・。
挙げればキリがないけれど、
懲りずに同じような過ちを繰り返してしまう。
(p43~45)


櫻井】 先日、朝日新聞は、加計学園問題での
朝日報道を批判した小川榮太郎さんに五千万円の
損害賠償を請求しました。これは一種の
スラップ(恫喝)訴訟です。
朝日を批判する言論人を萎縮させる効果があります。
・・・・(p48)



あ。そうそう。対談の最後に
こんな箇所がありました。

櫻井】 久米邦武が書いた岩倉使節団の『米欧回覧実記』
を読むと、西洋の街や人々の後ろにある価値観まで見事に
表現されていて、涙が出るほど感動します。
初めて見るもの、初めて触れるものを、
筆一本であれほど的確に表現したのは本当に凄い。
・・・(p52)


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正直言って本当につまらない。

2018-02-24 | 朝日新聞
月刊「Hanada」4月号が今日届く。

「総力大特集 赤っ恥、朝日新聞!」の
最初の走者は、櫻井よしこさん。

うん。ここでは、櫻井さんの文を引用。


「民主主義体制とは、
一人ひとりが問題意識を持ち、
一つひとつの政策や国家の取るべき方向性について
国民自身が判断していく制度である。
その判断材料になる情報をメディアがきちんと
伝えなければ、民主主義は立ち行かない。」(p40)

「・・・そのような朝日新聞は、
正直言って本当につまらない。」(p40)

「朝日新聞は訴状で、
≪安倍晋三首相が関与したとは報じていない≫
≪「安倍叩き」を目的として報道したこともない≫
と述べている。だが、
六百本にも上る怒涛の『モリカケ報道』とその影響を
受けた他メディアの報道によって、昨年二月から夏にかけて、
安倍政権の支持率は六割台から三割台に急落した。

朝日新聞は
≪安倍晋三首相が関与したとは報じていない≫と
言ってのけたが、前述したように、その主張はそのまま、
朝日新聞が印象操作報道を行ったという告白と解釈できる。

そのうえ、論争を避けて裁判に訴えた。
朝日よ、言論機関としての矜持を捨てたのか。

物を言う言論人の立場から見て、
今回のような不当な裁判を起こす朝日新聞は、
まさに言論弾圧新聞だと断じざるを得ない所以である。」
(p41)


次のページは小川榮太郎氏で、
題して『朝日新聞の自殺』とあります。


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天竜市立秋野不矩美術館。

2018-02-23 | 地域
昨日は、静岡県出身の方と飲む。

静岡の画家といえば・・・。
名前が出てこない。

あの福音館書店の絵本「いっすんぼうし」
の絵を描いた人。
魅力的な美術館だったなあ。
と思い出そうとしても、
名前が出てこない。


本棚を探して、そうだ
秋野不矩でした。
カタログを手にすると、
その間から、美術館パンフレットが
ぽろり、
うん。秋野不矩の絵を語るのは、
苦手ですが、秋野不矩美術館について、
語るのは、楽しい。
基本設計は藤森照信。

その「秋野不矩 インド」という
カタログのはじめには
司馬遼太郎の直筆の文が
そのままに掲載されて2頁。
題して「菩薩道の世界」。
なかごろに、司馬さんは記します。

「秋野絵画は、上村松園の血脈をひいていると
私はおもっている。詩的緊張が清澄を生むという
稀有の系譜である。」

うん。こんなことを
酒の席でスラスラ語れるわけもなく、
名前が出てこないままに。
話題はすぐにそれてゆきました。


いまごろになって、
秋野不矩美術館の佇まいと
その中に佇んでいた自分を
思い出しております。
一度行ったきりなのにね。
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わが家の、二宮尊徳像。

2018-02-22 | 本棚並べ
昨年ころから、
気に入った写真や絵なのど、
コンビニのコピー機で拡大コピー(A3)して
部屋の飾りにしている私です(笑)。

山野博史著「人恋しくて本好きに」(五月書房)
のカバー表紙は、いしいひさいち氏が描いておりました。
そうだ、これもカラーコピーして飾ろうと
数日前に思いまして、さっそく
本棚の前に、切った段ボールに貼って立てかけました。
うん。たのしい。とニコニコしています。

さてっと、この山野博史氏の本のカバーを
コピーする際に、はがしてみると、
カバーを取りはずした本の、
その本体の表紙にも、絵が描かれているのを
はじめて発見。これもいしいひさいち氏が描いてます。
本の表紙の上半分に紋章の少し大きいくらいの
絵でした。

どんな絵かというと、山野氏らしき人物が、
学校の校門脇にあった二宮尊徳像よろしく、
背中に、薪のかわりに本や書類を背負って、
背広に眼鏡をかけ、本を両手で開きながら、
歩く姿。

はい。さっそく、こちらも拡大コピーして、
我が家の新・二宮尊徳像として飾ることに。
蔵書棚に貼るならば読書の御利益あり(笑)。

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避難場所の先と後。

2018-02-21 | 短文紹介
「津波の霊たち」(早川書房)の中の
第3部「大川小学校で何があったのか」の
はじまりは、「古い世界の最後の時間」。
この箇所が、私に印象深いので引用します。

「ふたつの異なるグループの人々が学校に集まりはじめた。
ひとつ目は、子どもたちを引き取りにきた児童の両親や
祖父母、彼らは車や徒歩でやってきた。
ふたつ目のグループは、地元の住人たちだった。
大川小学校が釜谷地区の正式な避難場所として指定されていた
ことによって、事態はさらに複雑になった。」
(p160)

東日本大震災で津波が襲う前までは、
この避難場所が「地区の正式な避難場所として指定されていた」
のでした。

津波が襲った後に、記者が訪れた
別の「避難場所」の光景についてなら、
著者リチャード・ロイド・パリーが直接出かけていって、
こう指摘しております。

「私としては、頭のなかで比較せずにはいられなかった。
これが日本の東北ではなく、イギリス北東部だったら?
何百人ものイギリス人が学校の体育館に集まり、
さらにすし詰め状態で生活し、眠る姿を想像してみた。
きっとその状況が訪れるまえに、殺し合いが始まるにちがいない。

震災直後の数週のあいだに東北を訪ねたすべての外国人は、
その光景に心を打たれた。・・・・
残酷で恐ろしい場面、底知れない痛みがいたるところにあった。
ところが、被災者たちの回復力と礼儀正しさによって
恐怖は相殺され、ときに陰に隠れてしまった。
そのときの私は、これこそが日本の最高の姿ではないかと感じた。
このような広大無辺な慈悲の心こそ、
私がこの国についてもっとも愛し、賞賛することのひとつだった。」
(p218)


もどって、津波襲来の直前の大川小学校。
ここは「釜谷地区の正式な避難場所として指定」されていました。
津波が到達するまえの大川小学校の状況が
この本はありました。

「地元の住民たちも、津波の危険を軽く見ていた。
釜谷の地区長は、話し合いの中心人物だったようだ。
議論に積極的に参加していた人は、全員が死亡した。
しかし生存者による断片的な証言から、
地域住民から教頭に対して、
子どもたちを学校の校庭にとどまらせるべきだ
という働きかけがあたことがわかった。

児童】 『山へ逃げよう』と言った教員もいたが、
『学校にいた方が安全』だという教員や地区の人もいた。

保護者】 ・・・教頭が、70歳以上?の地区住民(男女)
4~5人にやさしい口調で次のような確認をしていた。
『裏の山はくずれるんですか』『子供たちを登らせたいんだけど・・・』
『無理がありますか』

児童】 教頭は山に逃げた方が良いと言っていたが、
釜谷の人は『ここまで来ないから大丈夫』と言って、
けんかみたいにもめていた。  


児童】 教頭と釜谷の区長が言い争いをしていた。
『山に上がらせてくれ』(と教頭は言ったが)。
『ここまで来ることがないから三角地帯へ行こう』
と区長は言っていた。  」(p161~162)


『先生方はパニックになっていました』とある保護者は言った。
別の親は、ひどい寒さにもかかわらず石坂教頭が汗だくになり、
髪の毛と服が頭と体に貼りついていたと証言した。
しかし別の保護者は『先生方は冷静沈着とまではいえなかったけれど、
パニックになっていたわけではないと思います』と語った。」(p161~162)


語っている児童の視線が、
童話の「裸の王様」を読んでいるような
不思議な気持ちになるのでした。


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デモを取材し、参加者に話を聞いた。

2018-02-20 | 短文紹介
注文してあった、リチャード・ロイド・パリー著
「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」(早川書房)が届く。

著者は
「英≪ザ・タイムズ≫紙アジア編集長および東京支局長。
20年以上、東京に暮らす。1969年生まれ・・・」
とあります。

とりあえず、新聞をパラパラとひらくように
ページをめくっていると、こんな箇所がありました。
それはデモ取材の様子を書いている箇所です。
以下に引用。

「・・・安倍首相はたびたび抗議運動に直面することになる。
原子炉の再稼働問題、自衛隊の海外派遣を可能にする新安保法案、
物議を醸した新たな特定秘密保護法案・・・・。
私はこれらのデモを取材し、参加者に話を聞いた。
そのたび、安倍首相に対する反感の強さに驚かされた。
問題は彼の国家主義的な考え方だけではなかった。
彼の人間性の何かが、デモ参加者のなかに
生理的な強い嫌悪感を生み出していた。
安倍晋三は影響力の強い大企業と原子力産業の下僕だ、
と誰もが同意した。日本を再び戦争へと導く
可能性のある軍国主義者だ、と。
政治家に対してさえ、
日本人は口汚い罵り言葉をそう簡単に使うことはない。
しかし、デモ参加者が掲げるスローガンの多くは、
安倍首相をファシストだとこき下ろしていた。
なかには、安倍首相の顔にアドルフ・ヒトラーの
口ひげを書き加えたポスターもあった。

デモ参加者のひとりに、
第二次世界大戦後の混乱を生き延びた戦前生まれの
年配の男性がいた。彼自身も1945年の東京大空襲を経験し、
若くして徴兵されたいとこは広島の原子爆弾の犠牲になったという。
・・・デモ会場の片隅で私たちが話をしていると、
まわりに人が集まってきた。男性の話に耳を傾ける老若男女が、
うんうんと同意してうなずいた。そのうしろから、
拡声器越しに響くスローガンが聞こえてきたーー
『安倍政権反対! 戦争反対!』

私は男性に尋ねた。
安倍首相の政策に反対だとすれば、
誰が総理大臣として適任ですか?
責任感のある賢いリーダーはほかにどこにいますか?
誰が日本を率いるべきだと思いますか?

高齢の男性は戸惑い、それから驚き、
最後に恥ずかしそうにした。
私たちを取り囲む抗議者たちは、黙ったまま
互いにちらりと視線を交わし、何人かが気弱に微笑んだ。
私は菅直人の後継者の名前を挙げてみた。
いまや野党へと失脚した中道政党である民主党を率いる、
カリスマ性のない弱々しいリーダーだった。
人々はうんざりとした表情で首を振った。
誰かいるはずだと私は訴えた。
ところが、候補者の名前はひとりも出てこない。
そのときの私は、
日本でもっとも政治意識の高い人々に囲まれていた。
彼らにとって安倍晋三は憎悪の対象であり、
ほとんど怪物のようなものだった。
にもかかわらず、その代わりとなる
人間の名前はいっさい出てこなかった。」
(p221~222)


はい。私はきちんと読まず、
パラパラ読みの段階です(笑)。

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いま、60歳を過ぎて思うのは。

2018-02-19 | 短文紹介
新潮45の3月号に
「『県紙』上毛新聞の高い『温度』」
と題して、小田嶋隆氏が書いている。
それが印象深いので、その文の
最初の方と、最後とを引用することに。


「『上毛新聞』の本社を訪れた。・・
本社は、前橋市の中心部にある。・・
取材に協力してくれたのは、
編集長の関口雅弘氏と、鶴田里紗さんという
入社8年目の女性記者だった。
・・鶴田さんはどう言ってよいのか。
凛とした女性だ。本当はこういう紋切り型の
言いようは好まないのだが、凛としているものは
凛としているのだから仕方がない。」(p200)

とはじまる6頁の文を端折るのは
もったいないのですが、
『ええ~い』と掛け声をだして最後を引用。

「・・いま、60歳を過ぎて思うのは、
自分が大学卒業時点で、もう少し優秀な学生で
朝日新聞に入社していたら、そこから40年ほど、
怠けに怠けたであろうということだ。
と、私は、何の仕事も残すことができなかったはずだ。
そう思えば、この40年、貧乏に追われて
仕事を残してきたことは、あるいは
幸福だったのかもしれない。

上毛新聞の鶴田記者は、
就活の時は東京の全国紙をひと通り受けました
というお話と、全部落ちたから上毛新聞に来ました
ということを、率直に話してくれた。

あっさり話してくれたのは、
それだけ現在の自分の仕事に
手応えを感じているからなのだと思う。

たとえば、私が新卒の大学生だったら、
朝日新聞を蹴飛ばして、
上毛新聞に入社しようと思う。

その方が間違いなく成長できるはずだし、
60歳になった時点で振り返って
自分の仕事に誇りを持てるはずだからだ。」
(p205)


どうして、ここに、
朝日新聞が登場するのかは、
6頁を読んでのお楽しみです。
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井戸端会議の議員さんたち。

2018-02-18 | 産経新聞
板坂元著「考える技術・書く技術」(講談社現代新書)に、
一読忘れられない箇所があったのを思い出しました。

小見出しは「生き字引の限界」とあります。
以下に引用。

「読んだり考えたりして蓄積された知識は、
将来の使用のために整理し管理しておかなければならない。
井戸端会議の達者な人は、情報量には乏しくないけれども、
その整理・管理が自我流に頭の中に入っているだけなので、
せっかくの情報が噂のレベルより先に進むことができない。
・・・つまり、井戸端会議の議員さんたちは
情報を乱雑にとり入れて、その取捨ができないで、
情報をプールする方法がきわめてまずいわけである。」
(p86)

最近の産経新聞(2月17日)
「阿比留瑠比の極言御免」に、
希望の党の玉木雄一郎代表が登場しておりましたので
そこを引用します。

「『(自衛隊が)最初から合憲なら、
改憲で自衛隊を明記する必要はない』
希望の党の玉木雄一郎代表は、安倍首相の提案を
こう批判した。だが、合憲であるものを
明記してはいけないという理屈は成り立たない。
玉木氏の言葉はまるで無意味である。

むしろ政府は合憲だと解釈する立場を取ってきたのに、
憲法学者の6割以上が自衛隊は違憲だと判断している現状を
放置し続けることこそ、政治家として無責任だといえよう。
・・・共産党も『自衛隊と憲法9条は両立し得ない』
(志位和夫委員長)との見解であり、
自衛隊をこんな中ぶらりんの立場に放っておいていいわけがない。
・・・・」

まだ、引用したいのですが、
次の引用へ。

産経新聞2月13日「正論」欄は、竹内洋氏で、
題は「共通テストは日本の強み培うか」。
そこに、「井戸端会議」という言葉がありました。
そこを少し引用。

「実際、新しい学力観にもとづいて学校は
討論型授業、総合学習、体験学習などをそろえた。
コミュニケーション能力などが新しい学力だとされ、
従来型学力では、21世紀社会を生き抜き、
社会を機能させていくことは不十分であるとされた。
その頃から大学では、次のようなことが起こっている。

新入生のための基礎ゼミで本を読ませようとすると、
こんな反応が返ってくることがある。
『先生、本など読むよりディスカッションにしましょうよ』。
なるほど『新しい学力』世代の学生は総合学習などで話し慣れし、
大勢の前で臆せず自分の意見を言う。昔の学生とは大違いである。

しかし、基礎知識が十分でないところで社会問題を論じるから、
井戸端会議か雑談の類いになりがちである。」


う~ん。玉木雄一郎の後輩は、これからも、
ぞくぞくと生まれ出てきそうだとわかります。

さて、井戸端会議の処方箋は何か?
最近の参考になりそうな事例。

場所は、平昌のオリンピックレセプション会場。

「既に文在寅のスピーチが始まっていた。
安倍とペンスは会場に入るのをやめ、
別室でスピーチが終わるのを待った。
『遅刻』も予定通りだった。
スピーチ前の集合写真に金永南らと
一緒に写りたくなかったのだ。
安倍とペンスは、スピーチを終えた
文在寅を別室に招き入れ、
日米韓の3人だけで写真を撮影した。
『3カ国の連携を絵に残る形で打ち出したい』
という米側の意向の表れだった。
写真撮影を終えるとペンスはレセプション会場で
数人と言葉を交わした後、5分ほどで会場を立ち去った。
・・・一方、安倍とペンスは開会式までの間に
2時間も一緒に過ごし、韓国や北朝鮮に対して
日米の緊密さを見せつけた。」

これは産経新聞2月13日の一面記事(田北真樹子・阿比留瑠比)
で書かれております。北朝鮮を交えた集合写真をとれば、
かっこうの、井戸端会議の話題となります。
また3面では

「露骨な南北融和路線に冷や水を浴びせたのが
首相、安倍晋三と米副大統領、マイク・ペンスだった。
2人は五輪開会式でも隣に座り、2時間にわたり会話を続けた。
・・・結果は日米の絆ばかりがクローズアップされた。」


あと一箇所引用。
産経新聞2月15日の国際欄に米国家情報長官の言葉。

「【ワシントン=黒瀬悦成】
コーツ米国家情報長官は13日、上院情報特別委員会の
公聴会で証言し、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に
どう対応するかについて『決断のときはかつてないほど迫っている』
と述べ、北朝鮮が米本土攻撃能力を確保するのを阻止する時間は
少なくなりつつあるとの見方を示した。コーツ氏は、
北朝鮮が。今年も弾道ミサイル発射を複数回強行するだろうと予測。
北朝鮮の李永浩外相の発言を引き合いに、金正恩体制が
太平洋上の大気圏内で水爆実験を検討している可能性に言及した。」


うん。今年、
北朝鮮が弾道ミサイル発射をしたら、どうなるのか?
う~ん。井戸端会議に、そぐわない話題となりました。
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しかし、朝日は違った。

2018-02-18 | 産経新聞
2月18日の産経新聞は収穫あり。

読書欄に
リチャード・ロイド・パリー著
「津波の霊たち  3・11 死と生の物語」(早川書房)
の書評が掲載されていた。評者は黒木亮。

はじまりは
「英国人ジャーナリストによる渾身のノンフィクションだ。」
「描かれているのは・・・宮城県石巻市の大川小学校の悲劇である。」

うん。大川小学校については、気になっておりました。
朝。さっそく注文。

今日の「新聞に喝!」は門田隆将氏。
はい。こちらを引用することに。
はじまりは

「これほどの政治ショーは滅多に見られるものではない。
国の生き残りを懸けた、まさに息を呑む駆け引きである。」

直接読んでもらうにこしたことはないのですが、
こちらは、端折って引用していきます。

「度重なる経済制裁で、北は悲鳴を上げている。
しかし、あとわずかで悲願の核ミサイル開発が成就する。
北が欲しいのは、四半世紀に及ぶ闘いの末の
『完成までの少しの時間』なのだ。
つまり南北対話という言葉は、そのまま
『核ミサイルを完成させる』と同義語なのである。


私は、日本の新聞がこれをどう書くのか注目した。
それは、最も大切な『国民の命』を、新聞が
どう捉えているかを教えてくれるものでもあるからだ。」


こうして、
毎日・読売・産経を並べ。
そのあとに、朝日を比べています。

その順で引用。
毎日は11日付社説でした

「南北の首脳会談を必要としているのは北朝鮮である。
そこを見誤ると、核を温存したまま国際包囲網を突破
しようとする北朝鮮に手を貸すことになってしまう。」

読売同社説

「看過できないのは、北朝鮮側に直接、
核開発の放棄を求めなかったことだ。
(略)米朝対話に委ねるのではなく、
自らが非核化を迫らねばならないことを、
文氏は認識すべきである」

産経同主張

「拙速に南北対話を進めるのは、
国連から制裁を科されている正恩氏に
救いの手を差し伸べるに等しい。」


「しかし、朝日は違った。」
として、朝日同社説が引用されていますが、
引用せず、そこはカットで、後を続けます。

「・・この期に及んでも、
朝日だけは対話の重要性を強調した。
建前と綺麗事、そして偽善は、
新聞の専売特許だ。
しかし、ことは日本国民の『命』に
かかわる大問題である。・・・
思ってもいないのに
そんなことを書いているのだとしたら、
これほど無責任で、
読者をバカにした話もない。」


そして、この文の締め括りを、引用します。

「ネットの浸透と共に、
部数が猛然と減り続ける新聞業界の中で、
生き残るのは『現実』を見据えたものだけになるだろう。
平昌を舞台に繰り広げられる政治ショーは、
私たちにとって新聞というものを
見つめ直すまたとない機会ともなっている。」

はい、線を引き、
これも切り抜いて取り置き。


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俺は何を読みたいか。

2018-02-17 | 道しるべ
「新潮45」3月号が届く。

気になったのは、
特別企画
「妻に先立たれた男の話」でした。
そのはじめに、眉村卓氏の文があります。

そういえば、
読売新聞の今年の1月3日一面コラム「編集手帳」は
眉村卓著「妻に捧げた1778話」(新潮新書)を
とりあげていたなあ。と思い出す。

こう続けば、つぎは、この本(笑)。
「編集者 齋藤十一」(冬花社)を
おもむろに取り出す。
そして、おもむろに引用。

「『新潮45』の第一回編集会議・・・
編集長以下編集スタッフ四名を自室に呼んで、
齋藤さんが放った言葉はいまも忘れられない。
昭和59年(1984年)12月28日のことである。

『他人(ひと)のことを考えていては雑誌はできない。
いつも自分のことを考えている。
俺は何を欲しいか、読みたいか、
何をやりたいかだけを考える。
これをやればあの人が喜ぶ、
あれをやればあいつが気に入るとか、
そんな他人のことは考える必要がない』

『要するに、世界には学問とか芸術と
いうものがあるし、あったわけだね。
そういうものを摂取したい自分がいる。
したいんだけど、素人だから、手に負えない。
そういうものにうまい味をつけて、
誰にも読ませることができるようなものに
するのが編集者の役目だ』

強烈なアジテーションに、
われわれ編集部員は圧倒された。」(p168~169)


もどって、
今月号「新潮45」の眉村卓氏の文はというと、

「・・・妻が発病して手術を受けた頃、
私自身は物書きとして、大きな曲り角にさしかかっていた。
それまで書いてきたものが、今の自分にとって、
必ずしも書きたいものとは言えなくなり、
しかもそのこれから書きたいものは、
どうも世の中に受け入れてもらえそうもないーーー
と感じるようになっていたのだ。
低迷していたと言っていい。

そこへ妻の発病があり、不治の宣告である。
妻とは若い時分から共通の目標を持ち、
長年一緒にやってきた。
その妻がいなくなるとなれば、
行く手が空白になる感じである。
妻が生きているうちに何かしたい。
何かしなければならぬ。
で、私が思いついたのは、
一日に一本短話を書いて
読んでもらうことであった。・・・
妻に相談した。
妻も読もうと言った。・・
一日一話は結局五年弱で
終ることになった・・・」(p53~54)

ちゃんと、眉村卓氏の
書き下ろしショートショートも
p61~65に掲載されておりました。

他にも、妻に先立たれた男が五人
登場しておりました。

あとは特集
「『非常識国家』韓国」。

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平気でいられることこそ。

2018-02-17 | 道しるべ
小説は読まないので、
小説は買いません(笑)。
買っても3頁ほどで投げ出す始末。

けれど、その他の本はというと、
安い古本だと、読まなくても買うのが、
以前からの癖になっていて、こういうのは
ちょっとのきっかけで拍車がかかったりします(笑)。
買えば読めばいいのに、それはしない。

さてっと、
昨日の産経抄に
板倉聖宣(きよのぶ)著「日本史再発見」が
取り上げられておりました。

はい。板倉氏の著作は数冊買ってありました。
こういう時が、読み頃とそんなにもない本棚を
さがすもない。段ボール箱で冬眠しているかも
しれないけれど、見当たらない。
たしかに、買ったことはある。
たしかに、中身を読んだことはない(笑)。
せっかく、読めるチャンスなのに、
読めないもどかしさ。

うん。こういう時は、
気分をかえることにします。

昨日の産経抄が一面の左下にあり、
その一面の右側下には広告が掲載されておりました。


広告は、こうでした。
「きょうは日蓮聖人のおたんじょうび。」
「日蓮宗」とあり、小文字で
「2021年にご降誕800年を迎えます。」
とあります。
へ~。そうなんだ。

板倉聖宣著「日本史再発見」は
本棚に見つからなかったかわりに、
末木文美士著「日本仏教史」(新潮文庫)が
あるのを本棚に発見。
もちろん、未読(笑)。
この文庫の解説をひらくと
橋本治氏でした。
解説と題した脇に、小文字があります。

「『仏教を必要とした日本人の思想の歴史を
みんなで考えなければならない』と言う入門書」

はい。それでもって、
その解説を読んだら、
お気に入りの言葉に出会いました。
それを引用しておきます。

「紀元前四~五世紀、あるいは紀元前五~六世紀の
ブッダの思想は、
『ちゃんとした大人になるために、
自分の頭で物事を考える訓練をして、
そのためにさまざまな知識を吸収する』
という、近代の学校教育の基本と同じ
ようなものだと思われます。別に
『悟りを開いたら空が飛べる』というわけでもない。
『超能力が身につく』というわけでもない。
そういうつまらない願望を捨てて
平気でいられることこそが
『悟りを開く』ということなのだとしたら、
ますます分かりやすく、合理的です。
・・・ブッダの思想は、もしかしたら、
【宗教】と呼ばれるようなものですらない
かもしれませんーーそのように私は思います。」
(p400)


はい。本がないとイライラせずに、
本の方から、現われてくるのを待つ。
それくらいの心持で「平気でいられることこそが」
古本との付き合い方かもしれないなあ(笑)。

本を探しても見つからないことは、
今に始まったことじゃないし、
それならば、その度ごとに、
イライラするのは、やめた方がよさそうです。
はい。習慣からの処方箋として
「平気でいられることこそが」でいきます。


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朝日新聞広告欄からの考察。

2018-02-16 | 朝日新聞
朝日新聞の紙面広告について、ひとこと。
朝日新聞をひらく時が、私にもあります。
その際の違和感を、書きとめておきます。

紙面づくりが、広告中心主義的な構成。
その手腕が、ダントツの見栄えで、素晴らしい。

ただひとつ、残念なのは、購読料をお払いして、
広告を拝見させていただいている感じになること。

その広告にひけをとらない、
魅力的な記事を模索しているのでしょうが、
広告の間に、刺身のツマ程度の印象をあたえる記事。
刺激的な記事を追求すればするほど、
それが、きちんと、裏どりした記事でもないらしい。
誰それが、こう語った、という安直さのお手軽な逃げ腰。
古文書に、まことしやかな嘘がまじるように、
その捏造記事の判断を読者にゆだねる自由さ加減。
訂正記事を書かない以上は、捏造記事ではない。
そういう、上から目線の世界。

隠れ蓑「言論の自由」を旗印に、
広告料に、購読料という利潤追求商売の朝日新聞に
私など、口出しするいわれはないのですが、
老舗の看板を掲げ、紙面目玉記事の商品棚はスカスカ。
空きスペースは、ぎょうさんな紙面広告の影響繁殖力。
朝日新聞に忠告する他人には厳しく、ご自身には甘く。
きれいで、素敵な紙面広告の構成職人技を持ってすれば、
捏造記事の傷口などは、跡形もなくふさぐプロ集団で、
煙に巻く手腕は、朝日新聞独壇場の文章作法。

けれども、奢れるものは久しからず。だんだんと、
自暴自棄に磨きがかかってきたように、
私には見えております。
あるいは、だんだんと、どなたにも
見えるように表面化しだしております。
そういう意味からだと、
目が離せないわけですが、
購読料という一票を
朝日新聞に投票するのは、私は、
だいぶ以前からやめております。





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それでは、日本は何をすべきなのか。

2018-02-15 | 産経新聞
産経新聞2月15日のオピニオンのページは
「宮家邦彦のWorld Watch」と
「正論」欄の古田博司とを読めました。

宮家邦彦氏の文の後半の最後を引用。


「2012年4月。
フィリッピン海軍がスカボロー礁近くに停泊する
中国漁船8隻を発見・拿捕した・・

 その後中国は実効支配する岩を埋め立て
南シナ海での軍事的プレゼンスを拡大する。

2015年10月から
米海軍が『航行の自由作戦』を本格化させた。

最新の国家安全保障戦略で米国は
ロシアと並び中国を現状変更をもくろむ
『戦略的競争相手』と位置付けた。

それでは日本は何をすべきなのか。
・・・目的はただ一つ、
東シナ海から南シナ海、インド洋、
湾岸地域に続くシーレーンを
自由で開かれた海洋公共財として
維持すること。
だからこそ日本は
インド太平洋地域の関係国・友好国と
ともに同地域での多国間防衛協力を
拡大していく責任があるのだ。」


古田博司氏の本を、いつか読もう
そう思いながら、だいぶ前に読んだ数冊
どまり(笑)。
せめて、新聞に掲載の文を読む。
そこから、ちょっと引用。


「藤原正彦さんが『愚かなる小学校英語」(「週刊新潮」)
で諭している。
2020年から小学校の英語が教科に格上げされる。
教科書が作られテストが行われ、通知表に成績がつく。
でも、小学校教諭で英検準1級以上を持つものは1%もいない。
また教師の過労死が増えるだけ。
それで子供の頃から英語をうまく操る人への
憧れと劣等感を育むだけ。
常識で分かることを論理的に言わなければならない。」

ちなみに、古田博司氏の、この文のはじまりは

「常識のない私まで
常識について語らなければならない時代になっている。
ということは、日本人に常識がなくなってしまったのではなく、
常識まで論理的に語らなければよく分からない時代になって
しまったということだ。」
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