和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

ひどいところになると。

2017-05-22 | 古典
新潮日本古典集成「方丈記 発心集」(三木紀人校注)
の解説(長明小伝)を読み直す。
うん。読みやすいくて、分かりやすい(笑)。

ここに、方丈記と池亭記との関連に
触れた箇所があったのでした。

渡部昇一・林望「知的生活 楽しみのヒント」(PHP)の
第二部は林望氏からはじまっておりました。
そのはじまりは
「『本朝文粋(ほんちょうもんずい)』という平安中期の
漢詩文集の『池亭記』という文章に次のような一節があります。」


ということで、ひょんなところで、
方丈記へと結びつきました。

こりゃ。「方丈記と知的生活」という結びつき。

それはそうと、
「知的生活 楽しみのヒント」に
大学の図書館事情が語られております。

まずはイギリス

「たとえばトリニティのような伝統あるコレッジは多分、
二十四時間図書館が開いています。」(P71)

「東大の図書館は通常夜九時半まで、
慶應は九時までです。
ひどいところになると、夕方五時に図書館が閉まる(笑)。」(P72)


こう林氏が指摘すると、
それをうけて、渡部氏は

「そうですね。アメリカでも大学院中心の図書館は
二十四時間、あるいは午前二時ぐらいまで開いています。
二流、三流になると夜の十二時までですが、
十二時前というのはないと思います。・・・・
そんな経験をしてから日本に帰りましたので、
日本の大学図書館では仕事にならないと感じ、
自分のプラベート・ライブラリーをつくろうと
自立精神を発揮したわけです。・・・」(~P74)



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そのときに。私有財産の本。 | トップ | 再読、三読に備える。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典」カテゴリの最新記事