和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

尻拭い。

2017-03-21 | 短文紹介
「新潮45」4月号。
曽野綾子氏の連載のはじまりは

「2017年2月3日に死去した夫の三浦朱門という人は、
家の中で常に笑いの中心であった。」

今回の連載のさいごは

「ワルクチの謂い放題をしながら、
朱門は決して誰かに本気で悪意を持たなかった。
死後思い出そうとしても、朱門に深く嫌われていた人を
私は思い出せない。小出しにワルクチを言うことが、
彼の誠実のあり方だったのかもしれない。」(p21)


ひとつ引用。

「朱門には旧制高校時代の親しい友達がいた。
そのうちの一人は優しい誠実な性格で、
いつも朱門の荒っぽい、投げやりな性格の
『尻拭い』をしてくれていた。
或る日朱門はその人に殊勝なことを言った。
『友人は皆死なないでほしいな』
『君、今日は珍しく優しいことを言うね』
『いや、皆がいないと、俺の葬式だすのに困るからさ』」
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