NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」では最後のシーンで主人公あさが新次郎のまぼろしを見る場面で終わりました
もう半世紀も以前の名画「慕情」でも思い出の草原で大樹の陰に主人公(女優ジョニファジョーンズ扮する)が相手役(俳優ウイリアムホールデン扮する)のまぼろしをみた場面では多くの観客が感動の涙を流したと思います
人はどんな時まぼろしをみるのでしょう
私は母を亡くしてその後相次いで兄も亡くしたころ どうしようもなく寂しくて 悲しくて恋しくてどうにもこころが定まらない時期がしばらく続きました
そんな時はよくJRに乗ってお墓参りに出かけていました
墓前でいろいろ想い喋りお参りをすませてお墓のあるお寺を出て帰り道に商店街を歩いていたときのことです それは商店街の曲がり角であるビルの前に来たときでした
前方から母がそれはそれはきれいな和服姿でこぼれんばかりの嬉しそうな笑顔で今にも転びそうな急ぎ足で私の前にやってくるではありませんか
そして言うのです
「もう いいからね」と
これからは“そんなに度々お墓参りをしなくてもいいからね”ということかしらと私は思いました
すると今度は何処からやって来たのか兄が私の左肩に肘を乗せて私にもたれかかるような姿勢でこう言うのです
「本当よ」と
昼下がりの商店街の歩道での出来事です
一瞬周囲の騒音が消え失せて時も止まったような静寂のなかで私はハッとわれにかえりました そのころの私はいつも寂しくて悲しくて恋しくてこころが飢えていたのは確かです
そして悲しいけれどもいつまでも恋しい影を追うのではなくて
亡き母や兄からこれまでに与えられた沢山の恩愛を感謝して与えられた思い出を
胸に抱いて生きていくことが大切であり そのことを気つかされたのだと
私は受け止めました
それからはお墓参りのあとでその商店街を歩くとき母と兄のまぼろしを見た場所は
此処だったなといつも思い出すのです
私にとってはまぼろしをみたことは喪失感から立ち直りのきっかけになったと思っています でもこんなことを思い出していると今でも悲しい性かな私はすぐに涙がでてしまうのです
牡丹の花大きく咲きました
もう半世紀も以前の名画「慕情」でも思い出の草原で大樹の陰に主人公(女優ジョニファジョーンズ扮する)が相手役(俳優ウイリアムホールデン扮する)のまぼろしをみた場面では多くの観客が感動の涙を流したと思います
人はどんな時まぼろしをみるのでしょう
私は母を亡くしてその後相次いで兄も亡くしたころ どうしようもなく寂しくて 悲しくて恋しくてどうにもこころが定まらない時期がしばらく続きました
そんな時はよくJRに乗ってお墓参りに出かけていました
墓前でいろいろ想い喋りお参りをすませてお墓のあるお寺を出て帰り道に商店街を歩いていたときのことです それは商店街の曲がり角であるビルの前に来たときでした
前方から母がそれはそれはきれいな和服姿でこぼれんばかりの嬉しそうな笑顔で今にも転びそうな急ぎ足で私の前にやってくるではありませんか
そして言うのです
「もう いいからね」と
これからは“そんなに度々お墓参りをしなくてもいいからね”ということかしらと私は思いました
すると今度は何処からやって来たのか兄が私の左肩に肘を乗せて私にもたれかかるような姿勢でこう言うのです
「本当よ」と
昼下がりの商店街の歩道での出来事です
一瞬周囲の騒音が消え失せて時も止まったような静寂のなかで私はハッとわれにかえりました そのころの私はいつも寂しくて悲しくて恋しくてこころが飢えていたのは確かです
そして悲しいけれどもいつまでも恋しい影を追うのではなくて
亡き母や兄からこれまでに与えられた沢山の恩愛を感謝して与えられた思い出を
胸に抱いて生きていくことが大切であり そのことを気つかされたのだと
私は受け止めました
それからはお墓参りのあとでその商店街を歩くとき母と兄のまぼろしを見た場所は
此処だったなといつも思い出すのです
私にとってはまぼろしをみたことは喪失感から立ち直りのきっかけになったと思っています でもこんなことを思い出していると今でも悲しい性かな私はすぐに涙がでてしまうのです
牡丹の花大きく咲きました
私も読んでいて涙が出てきました。
「まぼろし」では無かった!
そう思います。素敵な宝物ですよ。
私も母を突然に亡くした時は呆然と
母と二人の母子家庭でしたから。
1年間は納骨出来なくて泣いてばかり
思い切って二人部屋の納骨堂に巡り
あって、自分も最後は母と一緒。
納骨を済ませたものの何故か傍に
いつも気配を感じます。
同じ思いです。こうして書いていて
涙が溢れます。娘は甘えん坊ですね。
今日も素敵な一日になりますように♪
いつまでも見守って下さっているんですね。
私はまぼろしではありませんが、父が亡くなった後のことですが、父の手で頭をなでられたことがありました。
その時は、主人は働き盛りで残業が多く、子育ての真っ最中でしたから心身ともに大変な時でした。
疲れた体で台所で洗い物をしていた時に、いきなり頭の左側を大きな手でワシワシと撫でられたんです。
その時には一瞬ぞーっとしましたが、あとから思うに、父が慰め励ましてくれたのだと思いました。
親って、いつまでも子のことを想ってくれているものですね。
こうしてブログでお付き合いさせて頂いているのも何かのご縁と思います。
少しでもfuyouさんの生活の彩りとなりますように。
牡丹も大きく咲きましたし、元気出してね
こんにちは
涙あふれても 仕方ないですよね
そう 羽さま 私も甘えているとおもうのですが
これもまた仕方なくて
羽さまはお母様と二人家族だったのですか
猶更とおもいます
私もよく気配を感じます
それも一人ではないと言ってもらえているんだと
こころが優しくなれます
羽さま 今日は有難うございました
ブログでお逢い出来てよかったです
こんにちは
ほんとうに親はありがたいと思います
越後美人さまはお父さまが頭を撫でてくださったのですね
見守ってくださっているのですね
きっと傍にいて下さっているのですね
そう想うと
元気で生きていけます
越後美人さま いつもブログでお励まし頂きまして
有難うございます