東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

三菱マテリアルと麻生、焼却灰(飛灰)のセメント資源化事業会社を設立

2017年04月05日 15時07分00秒 | ごみ全般/環境政策

<完成予想図>
三菱マテリアル焼却飛灰のセメント資源化事業会社を設立」より


三菱マテリアル株式会社と株式会社麻生は、焼却飛灰のセメント資源化事業を行うため、福岡県北九州市に共同事業会社である北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社を設立しました。焼却飛灰中の塩素をセメント資源化が可能となる低濃度まで洗浄する技術を開発しまという。それがうまくいけば、廃棄物の埋立処分量は更に減量可能。

日本経済新聞「三菱マテリアルと麻生、焼却灰再利用の新会社」によると、、「洗浄後の飛灰は三菱マテの九州工場(福岡県苅田町)や麻生グループの麻生セメント(福岡市)に限らず、外販する。 三菱マテが飛灰の再利用事業に取り組むのは初めて。自治体との取引に強い麻生と組み、九州以外でも両社による事業展開を検討する。」となっている。

しかし、重金属まみれのものを洗浄して、、キルン炉で焼成、大丈夫なのだろうか、、、
洗浄の工程での重金属は? 大気への排出もやっと2018年度から水銀は規制がかかるが、
それこそ、都市鉱山、山本還元か? 安全・安心にはほどとおい境地だが、、

まだまだ東北、関東のごみ焼却灰は、放射性セシウム検出されている。
23区の清掃工場も、「主灰」はセシウム不検出も増え、ほぼどこも100Bq/Kg以下にはなってきたが、「飛灰」に関してはまだまだとうぶんは、、、

三菱マテリアルと麻生、焼却灰再利用の新会社
日本経済新聞 2017年4月5日
 三菱マテリアルと麻生(福岡県飯塚市)は4日、廃棄物の焼却灰の一部をセメント原料に再利用するための事業会社を設立したと発表した。今まで埋め立て処理するしかなかった焼却灰を有効活用し、両社以外のセメントメーカーにも低コストの原料として販売する。

 

三菱マテリアル

プレスリリース

2017年4月 4日

焼却飛灰のセメント資源化事業会社を設立

三菱マテリアル株式会社
株式会社麻生

 三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、以下「三菱マテリアル」)と株式会社麻生(取締役社長:麻生 巖、以下「麻生」)は、焼却飛灰のセメント資源化事業を行うため、福岡県北九州市に共同事業会社である北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社(以下「新会社」)を設立しましたので、お知らせします。

 日本国内における廃棄物最終処分場は、その残余年数が現時点で20年程度といわれる中、新設が困難なことから、廃棄物の最終処分量の削減による延命対策が重要な課題となっています。最終処分される廃棄物となる日本国内の一般廃棄物の焼却残渣は、2014年度実績で年間約440万トン発生しています。一般廃棄物の焼却残渣は、約25%がセメント原料等にリサイクルされているものの、残りは最終処分場で埋め立て処理されています。中でも、焼却飛灰(焼却灰のうち集塵装置等で集めたばいじん)は含有する塩素濃度が高いためにリサイクルが進んでおらず、両社推定では焼却飛灰の年間発生量の大半となる約70万トンが最終処分されているのが現状です。

 三菱マテリアルは、このような背景から最終処分場の容量確保に大きく寄与する焼却飛灰のリサイクル利用を目的として、焼却飛灰中の塩素をセメント資源化が可能となる低濃度まで洗浄する技術を開発しました。三菱マテリアルと麻生は、福岡県北九州市の旭硝子株式会社北九州事業所敷地内の一部を賃借し、三菱マテリアルの技術と麻生の事業ノウハウを生かす新会社を共同出資により同地に設立し、焼却飛灰のセメント資源化事業を行ってまいります。新会社で洗浄した焼却飛灰は、三菱マテリアルのセメント工場である九州工場をはじめ、近隣のセメント工場でリサイクル利用してまいります。

 新会社は、焼却飛灰のセメント資源化事業を通じて、循環型社会に貢献してまいります。

【事業会社の概要】

社名 北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社
所在地 福岡県北九州市戸畑区牧山五丁目1番1号(旭硝子株式会社北九州事業所敷地内)
代表者 代表取締役 山口省吾
設立 2017年4月3日
資本金 2.5億円
出資比率 三菱マテリアル 65%、麻生 35%
事業内容 焼却飛灰の洗浄並びに付帯関連する一切の事業
処理能力 焼却飛灰:最大116トン/日
今後の予定 2017年5月頃 建設工事を着工
2018年4月  事業開始(営業運転)

 

 


 

参考までに

ごみ焼却灰、主灰も飛灰も重金属はたっぷり~

23区清掃工場「平成28年度 環境調査結果」から、焼却灰等に含まれる重金属類の測定結果は~

2017年06月19日 21時10分38秒 | 東京23区のごみ

☆清掃一組「平成28年度環境調査結果」から作成
 
詳細は「23区清掃工場「平成28年度 環境調査結果」から、焼却灰等に含まれる重金属類の測定結果は~」へ
 
 

廃プラスチックの焼却処理に関する調査報告~重金属の移行割合

2009年01月24日 20時27分12秒 | 東京23区のごみ
 

 
 
  

 

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4 コメント

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排出基準は? (tnk)
2017-04-08 07:28:47
再利用という流れは肯定しますが、廃棄物処理に関する各種の規制基準と、セメント等の鉱業関係の大気・水質の排出基準が同等なのか?
セメント製造業は人員削減が進んでいて、製品本来のの品質管理は適切にやっても、排ガスや排水の管理が廃棄物処理の観点で どこまで緻密にできるか疑問。
また、セメントに重金属が含まれると→コンクリート建造物→建物解体→砕石代用として道路路盤に→土壌に溶出のおそれ
今後のセメント(コンクリート)の需要と、廃棄物量とのバランスを考えると、廃棄物をセメント産業に預けて行く方向性に、危うさを感じる

セメント焼成 (wa)
2017-04-08 10:16:35
セメント工場の排ガス規制(大防法)は、NOX、SOX、ばいじんのようですが、新たに水銀の規制も対象になりますね。ほとんどのキルン炉は電気集じん機のようですが、バグフィルターのところもあるようです、そして、廃棄物の自己完結とかで、当然のごとく自工場のばいじんなどもまた全量原料としてキルン炉に投入で廃棄物ゼロということをうたっています。
エコプロダクツ展で、太平洋セメントさんに、疑問点などをたっぷり聞いたのですが、、、キルン炉での焼成、そこでできたクリンカを砕いてセメントの原料にするということで、、、重金属は封じ込め、いろんな基準をオーバーすると再度キルンに投入というかんじで、、溶融スラグのイメージをえがきました。

主原料の石灰石由来の水銀、廃棄物由来の水銀と、排ガスの水銀規制がかかるのでより一層の環境対策を望むところですが、、あの雨ざらしの巨大なキルン炉というのをみると、、、環境云々というよりも恐ろしく原始的なものにみえてしまいます。

Unknown (Unknown)
2017-07-17 17:16:13
重金属が含まれてるのは主灰ではないでしょうか。
そうですね (wa)
2017-07-17 17:44:53
焼却灰のセメント原料化など、、、放射性セシウムの問題が大きく取り沙汰されて、主灰はなんとかOKでも、飛灰まではとてもという感覚があって、、ついつい重金属類も同様に書いてしまいました。主灰にもたっぷり重金属は含まれていますが、セメント会社は全く問題視していませんね、、

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