東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

災害廃棄物国代行処理 福島広野町の(仮設)シャフト炉式ガス化溶融炉はすでに解体工事が始まっていた~

2017年07月16日 21時41分02秒 | 災害廃棄物など

環境省「広野町の災害廃棄物の国による代行処理」仮設処理施設(平成27年4月撮影)

 

ブログ「ごみから社会がみえてくる」に、「広野町の溶融スラグ 帳尻合わず」の記事が出ていた。なんと、広野町の仮設のガス化溶融炉は、災害廃棄物の処理は終了し、すでに解体工事が始まっていたというので驚いた。そして、記事のなかでは、災害廃棄物の処理量とスラグ量の疑問点などが細かく出ている、なかなか興味深い、、、、詳細は「ごみから社会がみえてくる」の記事を参照のこと~

東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)後、宮城、岩手、福島と、、、各エリア毎に、大小さまざまな仮設焼却炉がどれだけできたのだろうか? そして、災害廃棄物の処理、処理終了で、解体工事と、、、まるで焼却炉プラントにとっては建設、運転稼働、解体工事と災害廃棄物特需であった。

なかでも、この、広野町の災害廃棄物の国による代行処理は、仮設のガス化溶融炉建設だったので、ガス化溶融炉まで仮設で建てるのかと、、、驚いたというよりも、かなり胡散臭いと詮索したものだが、、ということで、広野町の災害廃棄物の仮設焼却炉建設で、はじめて新日鉄住金エンジニアリングが落札となった。新日鉄住金受注実績をみると、「仮設減容化処理施設の設計・施工、運営・維持管理及び解体・撤去(業務期間:平成26年4月~平成30年3月)」とあり、解体・撤去までの込みの契約だったようだ。

福島地方環境事務所の「調達情報」には、国による代行処理分の契約情報は公開してないのだが、、環境省の「契約締結情報の公表」には、「公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく随意契約に係る情報の公表(物品役務等)」ということで、かなりの情報がエクセル形式で公開されている。

しかし、みているだけでいやになるほどの契約、契約、契約、 単年度の契約金額が出ているので、、、広野町のガス化溶融炉建設関連のそれらしきものを取り出すてみたが(下段に記載)、,,、、新日鐵住金の契約金額が合計いくらになるのかはよくわからなかった~見方もよくわからなかった、


広野町の溶融スラグ 帳尻合わず

2017/07/13 20:57 (抜粋)

広野町は震災直後に避難指示が解除されたため、普通の市町村と同じ扱いとして災害がれきや放射能汚染ゴミの処理が課せられましたが、自治体も被災していることから、緊急的措置として国に代行処理を委託できることになっており、環境省が仮設炉を建てて処理しています。
費用は町が1/10を負担することになっています。

すでに解体工事が始まっていた

災害廃棄物の処理量は1万1千トン

除染廃棄物(草木類)、農林業系副産物をあわせてTOTALの処理量は3万876トン

スラグの総量は13,200トン
※スラグ1万200トンは太平洋セメントに再生処理を委託 金額は4億5千万円。

溶融炉の稼働月数は、1年6か月

処理したものが3万トンでスラグが1万トン以上?!

早速、環境省「お問い合わせ窓口」に質問を出し、「5営業日後」に回答を得た。

A.お問い合わせの件ですが、まず、ゴミの処理量3万876トンに、間違いはございません。ただ、ゴミの組成によってスラグの量は変動します。処理の際、コークスや石灰石を入れるため、量が増えたということです。ただその場合でも減容率は1/10くらいにはなっています。

詳細はブログ「ごみから社会がみえてくる」を参照のこと



環境省の「広野町の災害廃棄物の国による代行処理」のサイトを見ると、、、
ほんとうに「平成29年1月25日に減容化処理が完了しました。」となっていた~


環境省:Ministry of the Environment

広野町の災害廃棄物の国による代行処理

平成29年1月25日に減容化処理が完了しました。

災害廃棄物処理完了量(可燃物)

  • 災害廃棄物 約1万1千トン

仮設焼却炉の概要 施設規模:

  • ガス化溶融炉 80 t/日×1炉
  • 敷地面積 約25,900 m2

焼却灰等放射性物質濃度 

稼働開始当時は、溶融飛灰のセシウム濃度も8,000Bq/Kg以下が続いていたが、いま見直してみると、セシウム合計10,000Bq/Kg以上も度々あって17,000、18,000、19,000Bq/Kgと、、、



●「平成26年度広野町災害廃棄物等の減容化処理業務に係る生活環境影響調査書概要版(平成26年9月 環境省)

(抜粋)

 計画の概要
(1)施設において処理する廃棄物
処理対象物は、広野町において東日本大震災により発生した災害廃棄物、除染廃棄物のうち
草木破砕物等の可燃物及び農林業系廃棄物でその総量は 42,000 トンを想定している(表1)
処理期間は約 2 年間を予定している。なお、ごみ質は低位発熱量で 5,000~11,300 (kJ/kg)と
見込まれる。     

処理対象物  発生場所 広野町内
・災害廃棄物タイヤ、畳、木材、布団等 ←さすがになんでもOKのシャフト炉式ガス化溶融炉
・除染廃棄物(除草・草木類)
・農林業系廃棄物

施設の処理能力
建設する仮設減容化処理施設の処理能力は、80t/日 (80t/24h×1 炉)である。施設の稼働日
数は平成 27 年度は 285 日、平成 28 年度は 245 日を予定している


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「仕様書」などのリンクは切れているが、

●平成26年度広野町災害廃棄物等の減容化処理業務[総合評価落札方式]入札公告


仮設焼却炉を建てるだけでも、そのための諸々の工事が必要なのか、、、、


環境省の「契約締結情報の公表」から広野町災害廃棄物等の減容化処理施設建設関連を抜き出すと、
、、

公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく随意契約に係る情報の公表(物品役務等)
公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開  

平成25年度広野町における廃棄物組成等調査業務
契約を締結した日 平成25年4月5日
契約の相手方 エヌエス環境株式会社
一般競争入札
"契約金額 4,200,000円

平成25年度東日本大震災により生じた災害廃棄物の国代行処理業務(広野町) における仮設減容化処理施設敷地造成(伐採)工事
契約を締結した日 平成25年10月28日
契約の相手方 株式会社橋本組
一般競争入札
"契約金額 39,165,000円

平成25年度東日本大震災により生じた災害廃棄物の国代行処理業務(広野町) における仮設減容化処理施設敷地造成(伐採)工事
契約を締結した日 平成25年10月28日
契約の相手方 株式会社橋本組
一般競争入札
"契約金額 (9,165,000 円)"

平成25年度東日本大震災により生じた災害廃棄物の国代行処理業務(広野町)における仮設減容化処理施設敷地造成工事
契約を締結した日 平成25年12月24日
契約の相手方 清水建設株式会社
一般競争入札
"契約金額(518,400,000 円)"

平成25年度東日本大震災により生じた災害廃棄物の国代行処理業務(広野町)における仮設減容化処理施設に係る環境現況調査業務
契約を締結した日 平成26年1月22日
契約の相手方 株式会社市川環境アセス
一般競争入札
"契約金額 3,024,000円


年度毎にいろいろでているのだが、、
どうみればいいのかわからない、、平成25年度分がみつけられなかった、、、
重複しているような数字がたくさん出てくる

平成26年広野町災害廃棄物等の減容化処理業務(H25繰越)
契約を締結した日 平成26年4月21日
契約の相手方 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
一般競争入札
"契約金額(3,189,485,160円)"

27年度広野町災害廃棄物代行処理業務(減容化処理)
契約を締結した日 平成27年6月1日
契約の相手方 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
随意契約によることとした会計法令の根拠条文及び理由(企画競争又は公募)
"平成26年2月19日に公告し、3月14日に技術提案書審査委員会を開き3月27日の入札による「一般競争の総合評価落札方式」で落札者を決定して、4月21日に上記の落札者と契約を締結した。
入札にあたっては、履行期限を平成27年3月31日とし、単年度の事業経費額をもって入札金額としている。
平成26年度においては、仮設減容化処理施設及び管理棟等のすべての設備、機器、構造物及び建築物の設計・施工業務を実施したが、施設全体の適切な稼働に配慮した設備の改良や装置の設置、調整等の追加的な検討及びその対応に所用の日数を要することから、平成26年度の履行期限を変更し、平成27年5月31日までとした。
平成26年度は、仮設減容化処理施設の詳細設計を進めると共に、生活環境影響調査を実施し、生活環境影響評価書を作成した。また、8月1日には現地造成工事に着手し、地盤改良工事等を進め、10月1日よりプラント工事に着手し、平成27年4月28日で処理施設が完成した。5月3日からは、災害廃棄物を受け入れて処理試運転を開始し、平成26年度業務が完了した。このため、平成26年度業務範囲のすべてが履行完了となり、業務のスピードと品質において充分な内容であった。よって、2年目以降に随意契約するに値する成果であったと言える。
平成27年度は、本省から福島環境再生事務所に業務移管となり、事業の内容及び契約の目的から、当然に同一受注者が履行期限まで継続して事業を遂行すべき業務であり、新たな競争に付することができない契約内容であると判断される。
上記のことから、平成27年度の契約については、会計法29条の3第4項(契約の性質又は目的が競争を許さない場合)による随意契約によって契約を締結し、業務を継続させるものである。"
予定価格(1,212,156,738 円)、契約金額(1,211,610,495 円)、落札率(100.0%

平成28年度広野町災害廃棄物代行処理業務(減容化処理)
契約を締結した日 H28.4.1
契約の相手方 新日鉄住金エンジニアリング(株)
平成26年2月19日に公告し、平成26年3月14日に技術提案書審査委員会及び平成26年3月27日の入札による「一般競争の総合評価落札方式」で落札者を決定して、平成26年4月21日に当該落札者と契約を締結した。
入札にあたっては、履行期限を平成27年3月31日とし、単年度の事業経費額をもって入札金額としている。入札時の要求水準書には「本事業全体の履行期限は平成29年度末」旨を規定しており、事業の内容及び契約の目的から、当然に同一受注者が履行期限まで継続して事業を遂行すべき業務であり、新たな競争に付することが出来ない契約内容である。
平成27年度は、平成27年6月1日業務開始、平成28年3月31日履行期限とする2年目の契約を締結した。仮設減容化施設の運営業務を開始し、仮設溶融飛灰処理物保管施設の整備と溶融飛灰処理物仮置場の整備が必要となり変更契約を行ったが、平成28年1月には当該保管施設も完成した。平成27年度業務範囲はすべて履行完了となっており、業務の品質において充分な内容であった。よって、3年目以降に随意契約するに値する成果であったと言える。
上記のことから、平成28年度の契約については、会計法29条の3第4項(契約の性質又は目的が競争を許さない場合)による随意契約によって契約を締結し、業務を継続させるものである。
契約金額(1,224,162,160 円)

平成28年度広野町災害廃棄物代行処理業務(減容化処理)
契約を締結した日 平成28年4月1日
契約の相手方 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
(3年次の契約)
契約金額 1,224,162,160円

 


 

災害廃棄物の処理、溶融処理量とスラグ量の減容化率のクエッションもさることながら、、、
飯舘村蕨平地区の汚染土壌のセシウム昇華(1,350℃の高温熱処理)実証事業では、処理対象物重量よりも、生成物の重量は多くなる、素人には、限りなくクエッションはでてくる、???

飯舘村蕨平地区、汚染土壌のセシウム昇華(1,350℃の高温熱処理)実証事業の「副産物」セシウム濃度 55 万 Bq/Kg も、

2017年04月12日

さすがに福島の汚染土壌や焼却灰を高温で昇華(揮発)させると、、、
「副産物」のセシウム濃度は55万Bq/Kgも、、
正気の沙汰とは思えない、、、、

セシウムを分離した「生成物」は100Bq/Kg以下にはなるとはいえ、、、

多額の費用をかけてセシウムを分離濃縮させて高濃度の「副産物」をつくり、「生成物」とやらを再利用する必要があるのだろうか?(「生成物」は再生路盤材や盛土材として福島の公共事業で活用検討)

そして、驚くことに、、、
土壌の昇華実証事業では、処理対象物重量よりも、生成物の重量は多くなる、、、
たとえ、1,350°Cの高温熱処理とはいえ、燃えない土壌や焼却灰では減容効果などないのだろうが、、、
「放射性セシウム が分離しやすくなるよう、 処理対象物に 反応促進剤を加えて 処理している」となっているので、その分の重量が増えているのだろうか?焼却灰の溶融処理でも、「塩基度調整剤」を加えてそういう現象があるような気がしたが、、、

飯舘村蕨平地区における仮設資材化実証事業の稼働状況

処理対象物重量よりも、生成物の重量は多くなる~

 

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 前の記事へ | トップ | オープンキャンパス真っ盛り!! »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。