東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

東京都 下水処理における汚泥焼却灰等の放射能測定結果の推移(2011年5月~2016年12月)

2016年12月26日 09時36分28秒 | 東京23区のごみ

葛西水再生センター(江戸川区臨海町)は、セシウム合計532q/Kg(前回1,060Bq/kg)、、、
がくんと下がったが、、、、このさきまたどうなるか~

多摩地域では、セシウム134の不検出も増えてきた~

急上昇、急降下から、再び上昇傾向、やっと下がって、、当分は、上がったり下がったり、,また上がったりと、、、、、
福 島第一原発の事故から5年が過ぎ、、セシウム濃度も,当時に比べればかなり下がったものの、まだまだ当分は上がり下がりもあるだろう、全ての施設で、セシ ウムが100Bq/kg以下、そして検出下限値以下になるのはどれくらいの年月を要するか考えると気が遠くなる。2015年からグラフを別立てして、もう しばらくセシウム濃度の変化をみることにする。

 

下水処理における放射能濃度等測定結果
【2015年1月~】

東京都下水道局HPより
下水道施設における空間放射線量測定結果について〔12月22日発表〕

 東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター、スラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能量並びに各施設の敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量の測定結果をお知らせします。
1 放射能量測定結果
   試料採取日 11月16日~11月29日
(1)汚泥焼却灰

【23区】

 
【多摩地域】


 

☆セシウムは上がったり下がったりの繰り返し、、、
多摩地域では、セシウム134の不検出もぽつぽつとではじめた~
と はいえ、検出下限値にかなりのばらつきがあるので、,,不検出といえども、他地域の検出下限値よりも小さな値もあり、数字をどうとらえればいいのかも難し い。どちらにしても、かなり小さな数字とはいえ、不検出の場合は、下限値以下の場合はかぎりなくゼロの可能性もあるし、、、検出ということはやはり確実に 検出されたという結果でもある。

それにしても、下水道終末処理施設とはよく言ったもので、,,
さまざまなものが水に流されて集まってくるところ、、、

放射性ヨウ素が気になって過去の検査結果も洗い出してみた。(ヨウ素-131(131I) 半減期 8.04日)
下 水道局の場合、福島原発事故後の2011年5月の測定時は、脱水汚泥の放射能測定もあったが、、、脱水汚泥のヨウ素は当初は常に2桁検出、ときには3桁の 検出が続いていたが、,,不検出が多くなって、2011年12月末で脱水汚泥の測定はなくなった。それ以降は、汚泥焼却灰の測定結果のみとなった。

下水汚泥焼却灰でも、原発事故由来とも思えないヨウ素の検出がときとしてある。
そして、検出される地域は、一定のパターンがあるように見受けられる。清掃工場の焼却灰のヨウ素検出もそうであったが…
そこからなにが読み取れるのか? 

2011年、2012年は、全ての施設でヨウ素不検出も多かったが、、、
全ての施設で不検出の場合の測定日は除いて、1施設でも検出があった場合のみ抽出した。
とりあえずグラフにしてみた~ 


1 放射能濃度測定結果

   

 

  試料採取日 11月30日~12月13日  
 
 (1)汚泥焼却灰
単位:Bq/kg
   
施設名 放射性
ヨウ素131
放射性
セシウム134
放射性
セシウム137
東部スラッジプラント    (江東区新砂)
不検出
(< 21)
66 320
葛西水再生センター     (江戸川区臨海町)
不検出
(< 23)
72 460
みやぎ水再生センター    (足立区宮城)
11月29日から焼却炉停止中
新河岸水再生センター    (板橋区新河岸)
不検出
(< 22)
31 230
南部スラッジプラント    (大田区城南島)
不検出
(< 20)
45 180
北多摩一号水再生センター  (府中市小柳町)
不検出
(< 17)
26 150
南多摩水再生センター    (稲城市大丸)
不検出
(< 15)
不検出
(< 24)
34
北多摩二号水再生センター  (国立市泉)
不検出
(< 17)
59 270
浅川水再生センター     (日野市石田)
不検出
(< 12)
不検出
(< 20)
37
多摩川上流水再生センター  (昭島市宮沢町)
不検出
(< 11)
不検出
(< 20)
51
八王子水再生センター    (八王子市小宮町)
不検出
(< 13)
不検出
(< 17)
76
清瀬水再生センター     (清瀬市下宿)
不検出
(< 12)
不検出
(< 20)
68

 ( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
※ ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。

※ 「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
 たとえば、検出下限値「< 13」とあるのは、検出できる最小値が13Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「13Bq/kg未満である」ことを意味します。


(2)混練灰

 
単位:Bq/kg
   
施設名 放射性
ヨウ素131
放射性
セシウム134
放射性
セシウム137
南部スラッジプラント     (大田区城南島)
不検出
(< 16)
48 270

※ 混練灰とは、汚泥焼却灰に水とセメントを混ぜて飛散防止措置を施し、中央防波堤外側処分場へ埋立てるものをいいます。
※ ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。
※ ( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
※ 「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
たとえば、検出下限値「< 19」とあるのは、検出できる最小値が 19Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「19Bq/kg未満である」ことを意味します。

2 空間放射線量の測定結果
    測定日 12月18日~12月20日
詳細は~

3 排ガス中の放射能量測定結果
     試料採取日  11月1日~22日

4 放流水の放射能量測定結果
     試料採取日 11月1日~21日
排ガス、放流水、すべて不検出
詳細は~

 


 

下水処理における放射能濃度等測定結果
【2011年5月~2013年3月】
【2013年4月~2015年3月】


【23区】





【多摩地域】



 


参考【グラフ縦軸を「対数」(Log)表示】
事故直後の数字があまりに大きいので、下降傾向にあると、ついつい安堵してしまうが、それでもまだまだこういう状態が続くのだろう。100Bq/Kg以下にはほど遠い~
セシウム-134の半減期 2.06年、 セシウム-137の半減期 30.1年、










関連(本ブログ)
福島原発事故直後、2011年3月下旬、4月の測定結果は~↓↓
■23区 下水処理施設の汚泥焼却灰 2011年3月下旬 17万ベクレル/Kgの高濃度放射性物質(2011年05月13日)

東京都 廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果推移(2011年5月~2016年12月) 2016年12月28日

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平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法


厚生労働省

「放射性物質が検出された浄水発生土の園芸用土又はグラウンド土への有効利用に関する考え方」

放射性物質が検出された浄水発生土の当面の取扱いに関する考え方について

環境省

8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針


国土交通省

「放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方」について


東京都

浄水場発生土の有効利用


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2 コメント

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下水汚泥焼却灰の行き先 (せがわ)
2016-12-27 17:58:35
混練灰だけ「中央防波堤外側処分場へ埋立てる」とありますけれど、23区はみんな最終的にそこへ行くにしても、いつまで何Bq/kgになるまで保管とか指針のようなものはあるのでしょうか?100Bq/kg越えは敷地から出さない核施設よりゆるい基準でやってる?
よくわかりませんが、、、 (wa)
2016-12-28 13:10:58
上下水道は東京都の管轄、東京都独自の指針などはないのでは?
現状の東京都の処理をみると、放射性物質を含む 浄水場発生土や下水汚泥焼却灰などは、福島第一原発事故以降に制定された特別措置法、各省庁からの指針や通達などに従って処理しているのでは?

下水汚泥焼却灰
東京都が放射性物質の検出を確認したのは、2011年3下旬に採取された汚泥焼却灰からだと思うので、原発事故直後の超高濃度のものは従来どおりセメントなど建設資材に再利用されてしまった。2011年5月に測定結果が公表されたもので、高濃度のものは17万Bq/Kgもあったが、それからは再利用に回さずに、「中央防波堤外側埋立処分場」で埋め立て処理をしたのでしょう。

多摩地域の下水汚泥焼却灰も、当初は、それぞれの施設で保管していたようですが、、緊急措置として2011年10月から南部スラッジプラントで混練処理後、「中央防波堤外側埋立処分場」に受け入れていました。その後、放射性物質の濃度が低下し、資源化が回復してきたということで、2014年6月で中央防波堤外側埋立処分場への搬入を終了しています。セシウム濃度がたかい場合は、資源化可能なレベルに処理して再利用しているのでは?

上水スラッジは、
原発事故以降は新海面処分場に埋め立てていましたが、2013年3月から再利用を再開しているようです。400Bq/Kg以下で再利用?

東京都がどのように考えているかはわかりませんが、「中央防波堤外側埋立処分場」は廃棄物の最終処分場ですから、下水汚泥焼却灰に関しては「保管」などという概念は全くないとおもいます。可能な限り、事故前のように再利用したい、再利用できないものは埋立処分しているのだとおもいます。

東京都内でセシウム8,000Bq/Kg以上の指定廃棄物として届け出ているのは、23区の江戸川清掃工場からの焼却灰(集じん灰)です。今現在も、新海面処分場の一時保管エリアに仮置きしたままで「保管?」しています。23区の清掃工場の焼却灰の放射能濃度調査も2011年6月の試料採取分からですから、、2011年3月以降、事故直後の超高濃度であっただろう焼却灰等は,通常どおりに埋立処分場に埋め立てていました。

これを機会に、放射性物質含む焼却灰等のことを少し整理してみましたが、、、今思えば、非常事態、緊急事態とはいえ、次から次と特措法の制定や各種基準緩和の特例措置ができてしまって、納得いかないことだらけでした。その都度、パブコメ意見なども出しましたが、、、放射性物質に関しては、なにがいいのかどうすればいいのか、よくわからないことだらけです。素人考えであれ、ただ単に、「保管」すればいいというものでもないのだと思います。その地域性もあるでしょうが、これだけ大量の放射性廃棄物がでる状況で、放射能を封じ込めて、安全に隔離できる保管施設、保管場所の確保は相当に困難だと思います。従って、管理可能な最終処分場への埋立も仕方がないのかなとおもわざるを得ません。その処分場での管理体制のチェック等は重要に思いますが~ 結局は、23区の指定廃棄物とされた焼却灰も、仮置き場で「一時保管」、保管とはいえ、体のいい放置と変わりありません。そのうち、汚染廃棄物の再測定をして、セシウムが減衰して8,000Bq/Kg以下を確認して通常の埋立処分にするのでしょうから。なんのための、仮置き場での一時保管なのかわけがわかりません。

それより何より、福島の汚染土壌などセシウム8,000Bq/Kg以下であれば全国の公共事業に再利用しようという検討まで進んでいるのですから、、、そちらの方がより深刻な問題と思います。とりあえず~



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