東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 清掃工場の放射能等測定結果の推移 (2011年6月~2014年10月)

2014年10月20日 20時02分15秒 | 東京23区のごみ

☆江戸川清掃工場の飛灰セシウム濃度の推移(2011年6月~)

江戸川清掃工場の飛灰(試料採取10月7日)セシウム合計は396Bq/Kg(前回9/22は1,418Bq/Kg)
ただし、薬剤処理後の飛灰処理汚泥のセシウム合計は1,002Bq/Kgで数字が逆転、けっしてセシウム濃度が低くなったわけではなさそう。(今回、葛飾と破砕も飛灰と溶融飛灰の値が逆転) 各種環境測定での試料採取も、排ガスなどと違って、たまたまとった部分がどんなものかで、びっくりする値もときにはでてくる。信憑性というより、その程度のものでしかないのだろう。

今回から、大田清掃工場(新工場)の測定結果もあり、
大田清掃工場第一工場は4月6日で運転停止(焼却炉は休止扱い、京浜島不燃ごみ処理センターの排水処理は継続)。新工場は5月12日に焼却炉の火入れ式、試運転は無事終了したのか、、10月に予定通り引き渡しができたということか? 順調に操業できているのだろうか??? 大田新工場に関しては、今のところ、なにもお知らせなし。



東京二十三区清掃一部事務組合ホームページより
放射能濃度及び空間放射線量率等測定結果
■焼却灰等の放射能濃度測定結果(9月24日~10月9日採取分)(PDF:168KB)
測定機関 株式会社 むさしの計測
測定方法 放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)
廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル(国立環境研究所)
使用測定器 ORTEC社製 ゲルマニウム半導体検出器 GEM25-70

●主灰の放射能濃度測定結果(主灰又は流動床不燃物)《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】
板橋、なぜだか急上昇、

※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 流動床式焼却炉であり、主灰が発生しない施設であるため、測定結果には流動床不燃物  の測定値を記載しています。
※3 主灰が発生しない溶融処理施設であるため、測定していません。
※4 工場閉鎖に伴い焼却を停止したため、測定していません。
※5 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。



●飛灰の放射能濃度測定結果《放射性ヨウ素131》
【ヨウ素は2011年6月~2014年3月で測定終了】




●飛灰の放射能濃度測定結果《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】

※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 飛灰が発生しない溶融処理施設であるため、測定していません。
※3 工場閉鎖に伴い焼却を停止したため、測定していません。
※4 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。



●飛灰処理汚泥の放射能濃度測定結果《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】
ize="1">※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 他工場で飛灰の処理を行っているため測定していません。
※3 他工場の飛灰を受入れて薬剤処理したものの値です。
※4 工場閉鎖に伴い焼却を停止したため、測定していません。
※5 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。


●江戸川清掃工場《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】



灰溶融施設の稼働状況
今夏の清掃工場の電力供給(送電)増量について
1 灰溶融炉1炉稼働 期間:平成25年度末まで
2 灰溶融炉全停止 期間:平成25年7月22日(月) ~ 8月9日(金)
詳細はこちらへ~

灰溶融施設(7施設)は、平成28年度以降は2施設(多摩川、葛飾)を残して5施設は休止となる。中防灰溶融施設は平成25年度末で休止となった。
●今後の灰溶融処理の休止について


●溶融飛灰放射能濃度測定結果《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】

※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。

溶融飛灰 放射性セシウム合計
品川清掃工場※1
多摩川清掃工場 9月30日 337Bq/Kg 
世田谷清掃工場 9月29日 995Bq/Kg
板橋清掃工場※1
足立清掃工場※1
葛飾清掃工場※1


●溶融飛灰処理汚泥の放射能濃度測定結果《放射性セシウム》
【2011年6月~2013年3月】



【2013年4月~】

※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。

●溶融スラグ 放射性セシウム合計
品川清掃工場※1
多摩川清掃工場※1
世田谷清掃工場(溶融)※1
世田谷清掃工場(ガス化)※1
板橋清掃工場※1
足立清掃工場※1
葛飾清掃工場※1
中防灰溶融施設※1
※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 「-」の工場は、定期補修工事等により測定していません。

紛らわしいですね、、、
大田清掃工場第一工場と大田清掃工場(新工場)
大田第一工場は、焼却炉は休止扱い。
京浜島不燃ごみ処理センターの排水処理を継続のため、施設の解体等はないようだ。
新しい工場は、「大田清掃工場(新工場)」が、そのまま新名称になるのだろうか?


●汚水処理汚泥の放射能濃度測定結果 
放射性セシウム合計

中央清掃工場 ※3
港清掃工場 10月2日 27Bq/Kg
北清掃工場 10月1日 不検出
品川清掃工場 ※3
目黒清掃工場 10月3日 不検出
大田清掃工場 第一工場 10月2日 不検出
大田清掃工場(新工場)10月2日 不検出
多摩川清掃工場 ※3
世田谷清掃工場 ※3
千歳清掃工場 ※3
渋谷清掃工場 ※2
豊島清掃工場 ※2
板橋清掃工場 10月1日 不検出
光が丘清掃工場 10月1日 不検出
墨田清掃工場 10月7日 不検出
新江東清掃工場 ※3
有明清掃工場 10月6日 不検出
足立清掃工場 10月3日 不検出
葛飾清掃工場 10月3日 不検出
江戸川清掃工場 10月7日 不検出
中防灰溶融施設 ※3
破砕ごみ処理施設 ※2
中防不燃ごみ処理センター ※3
※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 汚水処理汚泥を工場内で処理して埋立てを行わないため、測定していません。
※3 「-」の工場は、測定結果が得られていない又は定期補修工事等により測定していません。

参考:【グラフ縦軸を「対数」(Log)表示】















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■放流水の放射能濃度測定結果(10月1日~10月7日採取分)(PDF:92KB)
測定機関 株式会社 むさしの計測
測定方法 放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)
     廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル(国立環境研究所)
使用測定器 ORTEC社製 ゲルマニウム半導体検出器 GEM25-70

放射性セシウムの合計
中央清掃工場 ※2
港清掃工場 10月2日 不検出
北清掃工場 10月1日 不検出
品川清掃工場 ※2
目黒清掃工場 10月3日 不検出
大田清掃工場 第一工場 10月2日 不検出
大田清掃工場(新工場)10月2日 不検出
多摩川清掃工場 ※2
世田谷清掃工場 ※2
千歳清掃工場 ※2
渋谷清掃工場 ※2
豊島清掃工場 10月1日 不検出
板橋清掃工場 10月1日 不検出
光が丘清掃工場 10月1日 不検出
墨田清掃工場 10月7日 不検出
新江東清掃工場 ※2
有明清掃工場 10月6日 不検出
足立清掃工場 10月3日 不検出
葛飾清掃工場 10月3日 不検出
江戸川清掃工場 10月7日 不検出
中防灰溶融施設 ※2
破砕ごみ処理施設 ※2
中防不燃ごみ処理センター ※2
※1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※2 「-」の工場は、測定結果が得られていない又は定期補修工事等により測定していません。

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■排ガスの放射能濃度測定結果(9月17日~10月1日採取分)(PDF:134KB)
測定機関 株式会社 むさしの計測
測定方法 放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)
     廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル(国立環境研究所)
使用測定器 ORTEC社製 ゲルマニウム半導体検出器 GEM25-70

中央、港、北、多摩川、世田谷、墨田、新江東、有明、足立、破砕ごみで不検出。
他の工場は、測定結果が得られていない又は定期補修工事等により測定していません。
測定箇所ごとの測定値(検出下限値の表記もあり)

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■空間放射線量率測定結果(9月29日~10月10日)(PDF:134KB)


あまりにデータが固まってしまうので、年度ごとにグラフを分けた。
●23区清掃工場 敷地境界空間放射線量率推移(東西南北)





※東西南北地点の他に、灰処理設備から最も離れた地点の測定結果も別途あり


●清掃工場の工場内灰処理設備付近での空間放射線量率測定結果

但し書き
※ 測定値は、当組合工場職員等による測定です。
測定方法:「放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)」(指示値を5回読み取った平均値)
使用測定器:日立アロカメディカル(株)製 TCS-172B(エネルギー補償型シンチレーション式サーベイメータ)
富士電機(株)製 NHC-7(エネルギー補償型シンチレーション式サーベイメータ) (※2)
※ 測定値は気象条件等により変化します。
※ 敷地境界は地上高さ1m、工場内灰処理設備等は設備から5cmと1mの距離での測定結果です。
※ 次に掲げる項目は、それぞれ両施設を含む敷地境界で測定しているため、測定結果は同じ値となっています。
  1 大田清掃工場第一工場及び大田清掃工場(新工場)
  2 中防灰溶融施設及び破砕ごみ処理施設
※1 灰処理設備から最も離れた地点です。
詳細は~


江戸川、葛飾といつまでも放射線量の値は高い
東京都健康安全研究センターの環境放射線測定結果からグラフを作成してみた~


●江戸川の測定場所は江戸川区 上篠崎(都立篠崎公園)


一日のうちでも最大値と最小値でだいぶん違う、

最新データ
●江戸川


●江東


同じ23区の中でもかなりの違い

●新宿、江東、大田、足立、江戸川(最大値と最小値の平均値

測定場所
新宿 新宿区 百人町(健康安全研究センター)
江東 江東区 青海(産業技術研究センター)
大田 大田区 羽田空港内
足立 足立区 舎人公園(都立舎人公園)
江戸川 江戸川区 上篠崎(都立篠崎公園)


23区の清掃工場放射能等測定は2011年6月中旬から測定を開始している。福島原発事故直後、2011年3月下旬、4月、5月の放射性セシウムは、そのまま通常の扱いで埋立処分場に埋め立てられている。下水汚泥焼却灰等の放射能測定結果は2011年5月測定分から公表されている。3月下旬、4月測定結果は一部のみ公表

参考
測定方法:放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)


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