東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

岩手県・宮城県の災害廃棄物の処理に係る契約と進捗状況など(仮設焼却炉の設置状況から~)

2012年02月18日 17時32分30秒 | 放射性廃棄物など


岩手県
岩手県災害廃棄物処理詳細計画
http://www.pref.iwate.jp/download.rbz?cmd=50&cd=34456&tg=3
詳細計画の特徴
① リサイクルを重視した処理フロー
詳細計画における処理の流れを図-1.2.1 に示します。まず、被災現場において解体・撤去を行った災害廃棄物を一次仮置場に集め、「柱材・角材」、「可燃系混合物」、「コンクリートがら」等におおまかに選別します。次に、二次仮置場において、「可燃系混合物」や「不燃系混合物」等をさらに細かく選別した上で、復興資材等に利用可能なものはできる限り再生利用し、それ以外は一般廃棄物の焼却施設や最終処分場で処理・処分します。

② 太平洋セメントを災害廃棄物の処理拠点に
太平洋セメント(株)大船渡工場(以下「太平洋セメント」という。)は、最大1,000t/日の処理能力を持つことから、この施設を災害廃棄物処理の拠点とすることで、災害廃棄物の迅速な処理が可能となります。また、復興資材としてセメントを供給できます。
なお、太平洋セメントを災害廃棄物処理の拠点とする場合、災害廃棄物の塩素濃度を0.1%以下にする等クリアすべきいくつかの要件があります(図-1.2.2)。
③ 仮設焼却炉の設置
県内で処理可能な量をはるかに上回る災害廃棄物が発生していることから、処理能力不足を補い、災害廃棄物を適正に処理するため、県内に1~2 箇所、仮設焼却炉を設置します。
④ 広域処理の推進
仮設焼却炉を設置してもなお、県内の処理施設のみでは、平成26 年3 月末までに災害廃棄物の処理を完了させることが困難であるため、県外の処理施設を利用する広域処理を並行して進めます。

株式会社タクマ
岩手県災害廃棄物処理に伴う仮設焼却炉設置業務の受注について
平成23年9月30日 
http://www.takuma.co.jp/news/2011/20110930.html
【業務の概要】
1 業務名 :宮古地区内仮設焼却炉賃貸借
2 設置場所 宮古地区広域行政組合 宮古清掃センター敷地内
3 賃貸借期間 平成24年 3月 1日 ~ 平成26年 3月31日
4 設備概要
 ① 処理対象物 災害廃棄物(廃木材・可燃性粗大ごみ・廃プラ・畳・布団等)
 ② 施設規模 95t/24h(47.5t/24h×2炉)
 ③ 炉形式 固定床式ストーカ炉

新日鉄エンジニアリング
岩手県釜石市から災害廃棄物溶融処理委託業務を受注
<業務概要>
 1)業務名称:釜石市災害廃棄物溶融処理業務委託
 2)委託者:岩手県釜石市(市長 野田武則)
 3)委託期間:平成23年10月1日から平成24年3月31日まで
  (平成26年度3月31日まで継続的に実施を予定する業務のうち第1年度分)
 4)履行場所:釜石市栗林町 旧釜石市清掃工場
 5)施設概要:処理方式 シャフト炉式ガス化溶融炉
       施設規模 109t/24h(54.5t/24h×2炉)

岩手県一般競争入札
■平成24年度災害廃棄物(宮古地区内仮設焼却炉処理焼却灰等)運搬業務 8,754トン
案件詳細(主灰7,416トン、飛灰1,338トン)

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仙台市の仮設焼却炉は2011年6月には正式契約、昨年中にすべてで稼働開始した。
すでに維持管理データ↓↓の公表も~

■仙台市の震災廃棄物搬入場内仮設焼却炉の維持管理データ
(最新データ)

 仮設焼却炉の排ガス中のばい煙量・ばい煙濃度及びダイオキシン類濃度を測定した結果をお知らせします。
測定結果は、蒲生搬入場、荒浜搬入場、井土搬入場の各仮設焼却炉ともすべて「基準値以下」となっております。
http://www.city.sendai.jp/sumiyoi/gomi/keikaku/__icsFiles/afieldfile/2012/02/16/img-216102904.pdf
蒲生仮設焼却炉:90t/日ロータリーキルン(JFE)2011年3月30日受入、2011年10月稼働
荒浜仮設焼却炉:300t/日ロータリーキルン(川崎重工)2011年4月22日受入、2011年12月稼働
井土仮設焼却炉:90t/日チェーンストーカ(日立造船)2011年4月15日受入、2011年10月稼働

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一方、宮城県の災害廃棄物委託契約では、あっちでもこっちでも官制談合の噂はあれど「談合は認められなかった」となっている。また、仮設焼却炉の具体的な情報はあまりでてきていない。
☆仮設焼却炉の状況、本ブログに記録したニュースからのみの抜粋↓↓


■宮城県の災害廃棄物処理に係る入札情報(プロポーザル方式)
http://www.pref.miyagi.jp/shinsaihaitai/nyusatsu/index.htm
業務対象範囲/業務受託候補者名/参考業務価格/(審査結果発表日)
■(石巻ブロック) 石巻市,東松島市,女川町
 鹿島建設株式会社 東北支店を代表企業とする特定建設工事共同企業体/192,360,000,000円H23.8.23(この契約のみ宮城県のHPでは金額の公表がない。日刊建設通信新聞焼却炉はロータリーキルン炉3炉とストーカ炉2炉で、いずれも処理能力300t/日)
■(亘理名取ブロック(名取処理区)) 名取市
 西松・佐藤・奥田・グリーン企画・上の組特定業務共同企業体/19,286,516,000円(H23.9.21
日刊建設通信新聞焼却施設などの設計・施工は2012年3月25日まで、運営・管理期限は2014年3月25日。
選別,破砕,焼却等の中間処理を経て再資源化及び最終処分
■(亘理名取ブロック(岩沼処理区)) 岩沼市
間組・奥田建設・上の組・春山建設・佐藤建設特定業務共同企業体/28,304,603,000円(H23.9.21
選別,破砕,焼却等の中間処理を経て再資源化及び最終処分
■(亘理名取ブロック(亘理処理区)) 亘理町
大林・戸田・鴻池・東洋・橋本・深松・春山特定業務共同企業体/64,676,840,000円(H23.9.21
選別,破砕,焼却等の中間処理を経て再資源化及び最終処分
■(亘理名取ブロック(山元処理区)) 山元町
フジタ・東亜・青木あすなろ・大豊・本間・河北・佐藤特定業務共同企業体/39,382,828,000円(H23.9.21
選別,破砕,焼却等の中間処理を経て再資源化及び最終処分
■(宮城東部ブロック) 塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町
JFEエンジニアリング株式会社 東北支店を代表企業とする特定業務共同企業体/28,005,583,000円(H23.11.28
日本経済新聞 (プレスリリース)
    災害廃棄物の種類:主に高カロリーの破砕木くず
    焼却炉:ストーカ炉(処理能力:110t/日)
    災害廃棄物の種類:土砂が多く含まれるその他の可燃物
    焼却炉:ロータリーキルン炉(処理能力:210t/日)

■(気仙沼ブロック(南三陸処理区)) 南三陸町
清水建設株式会社 東北支店を代表企業とする特定業務共同企業体/26,133,552,000円(H24.2.7(焼却炉は135t/日×2炉) ←募集要項に記載


気仙沼ブロック(気仙沼市)をJV(「大成建設」など10社のJV)に484億円で業務委託

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宮城県 災害廃棄物処理に係る入札情報
プロポーザル企画提案に係る募集を終了したもの
http://www.pref.miyagi.jp/shinsaihaitai/nyusatsu/index.htm
業務名 業務対象範囲 入札方法 公告日 審査結果発表日
災害廃棄物処理業務(石巻ブロック) 石巻市,
東松島市,
女川町 プロポーザル方式 H23.7.25 H23.8.23
災害廃棄物処理業務(亘理名取ブロック(名取処理区)) 名取市 プロポーザル方式 H23.8.25 H23.9.21
災害廃棄物処理業務(亘理名取ブロック(岩沼処理区)) 岩沼市 プロポーザル方式 H23.8.25 H23.9.21
災害廃棄物処理業務(亘理名取ブロック(亘理処理区)) 亘理町 プロポーザル方式 H23.8.25 H23.9.21
災害廃棄物処理業務(亘理名取ブロック(山元処理区)) 山元町 プロポーザル方式 H23.8.25 H23.9.21
災害廃棄物処理業務(宮城東部ブロック) 塩竈市、
多賀城市、
七ヶ浜町 プロポーザル方式 H23.10.25 H23.11.28
災害廃棄物処理業務(気仙沼ブロック(南三陸処理区)) 南三陸町 プロポーザル方式 H24.1.11 H24.2.7
災害廃棄物処理業務(気仙沼ブロック(気仙沼処理区)) 気仙沼市 プロポーザル方式 H24.3.27 H24.4.24


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《宮城県災害廃棄物》4つの地域ブロック

「宮城県災害廃棄物処理実行計画- 災害廃棄物処理の基本的考え方 -」より

関連(本ブログ)
■宮城県災害廃棄物処理実行計画 (第1次案) - 災害廃棄物処理の基本的考え方 -平成23年7月(2011年11月19日)

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1 コメント

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なぜ焼却処理を続けるのか  (村田秀臣 )
2012-07-29 11:00:24
ダイオキシン、PCBその他の有害排出物が問題となっている焼却方式を、なぜ災害廃棄物処理にも採用するのか? 生活ごみ、その他廃棄物処理システムは根本から見直すことが必要である。
ごみ、廃棄物を資源と考える炭素化システムの採用は考えられないのか?

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