東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

東京二十三区清掃一部事務組合「清掃技報」第9号(2009年) 目次紹介

2010年05月26日 18時42分36秒 | 東京23区のごみ

※東京二十三区清掃一部事務組合「清掃技報」第9号 平成21 年(2009年)より

目次のみの紹介

東京二十三区清掃一部事務組合
清掃技報 第9号 平成21年 (2009年)
□特別寄稿□
○10年目を迎えるにあたって 東京二十三区清掃一部事務組合副管理者 佐藤良美
□論 説□
1.10.09 行政と技術について 伊東和憲(総務部)
<廃プラスチックのサーマルリサイクル特集>
□報 告□
3.91.09 廃プラスチックのサーマルリサイクルにともなう実証確認とサーマルリサイクルの影響について 池田真司(総務部)
3.92.09 多摩川清掃工場における廃プラスチック混合可燃ごみ焼却処理の取組みについて 加藤博 指田進 青木康和 安藤佳奈子(多摩川清掃工場)
3.93.09 安定的な燃焼に向けて 佐藤弘隆 安田勇樹 伊藤賢(葛飾清掃工場)
3.94.09廃プラスチックのサーマルリサイクル実施にともなう不燃・粗大ごみ処理施設における実証試験の実施について 古舘陽 渡邉浩司 廣瀬秋男(中防処理施設管理事務所)
3.95.09 収集現場からみた分別変更~廃プラスチックサーマルリサイクルの実施 千田宏喜(新宿区)
<灰の溶融処理特集>
□報 告□
3.96.09 溶融処理技術検討委員会での取組みについて(中間報告) 鈴木和歌 大手洋平 松並亮(施設管理部)
3.97.09 新たな他工場灰受入枠拡大を目指した溶融の取組み 松村到(板橋清掃工場)
3.98.09 電気式灰溶融単独施設における排ガス処理方法について 川畑伸兆(中防処理施設管理事務所)
3.99.09 溶融スラグに関する自主分析の取組み 石山康史(中防処理施設管理事務所)
3.100.09 溶融スラグを配合したコンクリートの評価 寺口範行(施設管理部) 板倉治夫(東京都道路整備保全公社)
□実例紹介及び提案□
7.26.09 プラズマ式灰溶融炉の主電極位置調整による主電極消耗量の削減 水野義昭 阿部文雄 増山義彦(葛飾清掃工場)
7.27.09 プラズマ式灰溶融炉の安全安定運転について 藤森直樹 野崎進一 苅込大輔(足立清掃工場)
□解 説□
2.15.09 清掃技術訓練センターの整備について 安田俊英(総務部)
□報 告□
3.101.09 地球温暖化対策の現状と課題 入江貴弘 池上剛(施設管理部)
3.102.09 消石灰吹込み停止実験の結果と考察 中村明日子 入江勇 加賀谷隆(多摩川清掃工場)
3.103.09 豊島清掃工場ボイラ水管破孔事故について 田中和則 柳信雄(豊島清掃工場)
3.104.09 清掃工場等搬入先ごみ性状調査の結果を利用した総合指標の作成に係る考察 橋本淳一(中防処理施設管理事務所)
3.105.09 蒸気タービン加減弁連結機構故障報告について 芝﨑一男(新江東清掃工場)
3.106.09 飛灰処理における重金属固定剤及び添加水の注入量についての報告 平山慶介 河本剛 米川彰(新江東清掃工場)
3.107.09 練馬清掃工場建替事業における高さ規制への対応 池田光陽(施設建設部)
3.108.09 清掃工場の耐震性能について 山本哲央 韮沢有一 山下知良(施設建設部)
3.109.09 事業系一般廃棄物からのバイオマスエネルギーの回収について 江東区環境清掃部 ㈶東京都環境整備公社
□資 料□ 
6.32.09 清掃工場等搬入先ごみ性状調査の結果報告 田中善光 水内理智(施設建設部)
□実例紹介及び提案□
7.28.09 洗煙反応装置 消石灰使用量の削減 阿閉聡(千歳清掃工場)
7.29.09 地球温暖化防止にともなう省エネ改造について 千葉雅人 牧野信之 小林源吾 岩下勝 阿部克由 新里彰 (港清掃工場)
7.30.09 飛灰圧送配管における灰漏れ検知装置の設置について 菅沼美文 菅将次(千歳清掃工場)
7.31.09 杉並清掃工場における蒸気タービンの静電気対策について 向吉光博(杉並清掃工場)
7.32.09 スラリー噴霧用空気量の見直しを通じて、地球温暖化対策に取り組む 永島広明 蜂谷明伸 前田健二 野中誠 根本貴洋 丸山信一 青木一吉 山﨑幸一 芳賀由光 須賀正明 松尾国彦 木島聖吉 (北清掃工場)

以上

区政会館の特別区自治情報交流センターで、「清掃技報」第9号を閲覧してきた。正確にはまだながめた程度~ とは言え、どちらにしても専門的なことばかりで、理解は出来ないのではあるが、とりあえず1年遅れで目を通した。やはり職員技術発表会の報告を中心に、清掃技報にまとめられているようだ。

職員技術発表会やこの清掃技報を見ることで、清掃工場や溶融処理施設での職員の取り組みを知り、内容は理解出来なくとも、運転管理のたいへんさはよくわかる。 とかく私たちは、事故や故障やトラブルで、一組はなにやってんだ!! 一体全体どうなっているのか!!と言いがちなのだが~ でも、やはり、高度な技術なくしては安全がのぞめない施設は住民にとって不安である。いまの体制で、技術の継承がどこまで確実に出来るのか? “ 一度決まったことは止められない ” ではなく、廃プラ混合焼却にしろ、灰溶融施設の操業にしろ、一度決まったことでも常に原点に立ち返り、引き返す勇気も必要。安全に循環処理できる政策への転換、高度な技術開発に頼るのではなく、ごみの後始末事業ではなく、予防原則こそ重要。ハイテクからロウテクに、よりシンプルに、よりローカルに。安全・安心・安定した真の循環型清掃事業を望む!!

先ず、特別寄稿 副管理者 佐藤良美さんと、論説 総務部 伊東和憲さんの文章だけ読んだのだけど~ 佐藤さん『 従来、「官」がともすれば陥りやすい “ 一度決まったことは止められない ” 、“ 規則でできない ”などの弊害を改めることから始めたものです。』とすばらしいことが書かれている。この言葉はまだまだ有効なのですよね!! 伊東和憲さんの文学的、哲学的な文章は、一度読んだだけでは私には?? これからじっくり読んでみよう。報告のおもしろそう(?)な部分はしかりコピーをとってきたので、いずれまた~



関連(本ブログ)
■東京二十三区清掃一部事務組合 職員技術発表会(第9回)
2009年03月15日 23時18分24秒 | 東京23区のごみ
■東京二十三区清掃一部事務組合 第10回 職員技術発表会(その2)
2010年02月18日 23時30分15秒 | 東京23区のごみ
■東京二十三区清掃一部事務組合 第10回 職員技術発表会
2010年02月18日 22時32分20秒 | 東京23区のごみ

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