完成予想CG
JFEエンジニアリング「リトアニア国最大の廃棄物発電プラントを受注」から
日本経済新聞の「JFEエンジ、リトアニアでごみ焼却発電所受注」によると、、、
「欧州連合(EU)では、ごみの埋め立て処分を減らす規制を設けており、2020年ごろに市場が10年前の2倍規模に拡大する見込みだ。」となっている、、、そうなるだろうか、、、
日本経済新聞 2017年10月21日
JFEエンジニアリングはリトアニアで同国最大のごみ焼却発電プラントを受注した。受注額は約50億円とみられ、1日に1000トンのごみを処理する能力があるという。欧州連合(EU)では、ごみの埋め立て処分を減らす規制を設けており、2020年ごろに市場が10年前の2倍規模に拡大する見込みだ。
JFEエンジのドイツ子会社がリトアニア政府系のエネルギー会社から受注した。同国第2の都市カウナス市に20年までに… ...
EUの廃棄物政策、これまで埋立に依存していた多くの国が、どのように埋立を回避していくのか注目している。コンポストが増えるのか、リサイクルが増えるのか、それともそっくり焼却するのか、、、それぞれの国により、いろんな事情があるのだろうが、焼却の割合が確実に増えている国もある、
リトアニア国最大の廃棄物発電プラントを受注
~スタンダードケッセル・バウムガルテ社のボイラ技術が高評価~
2017年10月25日
JFEエンジニアリング株式会社
スタンダードケッセル・バウムガルテ社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下「SBG社」)は、このたびリトアニア国カウナス市で同国最大の廃棄物発電プラントを受注しました。今回受注したのは、プラントの主要機器である炉・ボイラ設備一式です。
リトアニア国では、都市ごみの大部分を埋め立て処分してきましたが、近年ではEUおよび同国の環境政策により処分場が逼迫し大きな問題となっています。こうした背景に加え、ごみ焼却時の廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントへ注目が高まっています。
今回SBG社が受注したのは、リトアニア政府系エネルギー会社であるリトヴォス・エネルギア社とフィンランド政府系エネルギー会社であるフォータムグループが共同出資して設立された特別目的事業体UABカウノ コゲネラツィネ ヤゲイネ社が計画する廃棄物発電プラントです。
このプラントは、1炉で年間約20万tの廃棄物(一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚泥)を処理し、電気と暖房用の熱源をカウナス市に提供します。
SBG社はこれまで、100を超える廃棄物発電プラントの設計・建設を手掛けてまいりました。こうした実績に加え、高効率発電のために必要となる、廃棄物を燃料にして高温高圧蒸気を発生させるボイラ技術が高く評価され、今回の受注に至りました。
JFEエンジニアリンググループは、グループの総合力を結集し、今後も世界各国で廃棄物発電プラントの提案を進め、循環型社会の形成に貢献してまいります。
■受注概要
(1) 発注者 | : | UABカウノ コゲネラツィネ ヤゲイネ社 |
(2) 受注範囲 | : | 炉・ボイラ設備一式(据付を含む) |
(3) 処理規模 | : | 最大300,000 t/年(最大919 t/日)×1炉 |
(4) 蒸気条件 | : | 7.6MPa-450℃ |
(5) 発電出力 | : | 24MW,el |
(6) 熱出力 | : | 70MW,th |
(7) 工期 | : | 2017年8月~2020年4月 |
■スタンダードケッセル・バウムガルテ社 会社概要
(1) 所在地 | : | ドイツ国デュイスブルク市 |
(2) 業務内容 | : | 廃棄物発電プラント、バイオマス発電プラント、廃熱回収プラントなどの建設 |
(3) 設立 | : | 2017年5月 ※1925年10月、旧スタンダードケッセル社設立、1935年2月、旧バウムガルテ社設立 |
■完成予想CG
■建設予定位置
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少し古いデータだが ↓↓
■欧州で存在感を放つ日本企業 ごみ処理プラントの新勢力図 2014年06月06日
☆ダイヤモンド・オンライン「欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図」より転載