東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

23区清掃一組 水銀混入ごみによる板橋清掃工場1号炉の停止について

2017年05月15日 17時47分44秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場一覧」に焼却炉停止期間と物的被害金額(概算)を書き加えた。

 

またまた水銀による焼却炉の停止
どうなっているのだろう~

今度は板橋清掃工場1号炉の焼却炉停止(5月12日)
煙突入口水銀濃度0.055mg/m³N、自己規制値より若干のオーーバー

23区の清掃工場、通常の可燃ごみの焼却であれば、排ガス中の水銀濃度は0.05mg/m³N以下に十分対応可能ということであったが、、、どんな水銀混入ごみが入ったのやら、板橋清掃工場は約9割は区収集ごみ、事業系の持込は1割程度。平成22年7月、平成24年3月に続いて3度目の水銀による焼却炉停止。

どんなに最新鋭の清掃工場といえども、
対応能力以上の水銀廃棄物が入ってくればあっというまに排ガス水銀は上昇する、、そして焼却炉停止、
その間は、ごみの焼却も停止する、そしてその都度、各種設備の清掃費など多大な費用がかかる、、

23区の清掃工場等、毎年、毎年、定期点検補修工事や設備補修工事、排ガス等の改良工事などの各種補修費に、随意契約の公表分だけでも100億円以上の経費をかけている。それも、清掃工場の安全な操業のための必要経費だとはおもっているが、、、

「液体キレート緊急注入装置改造工事」と、水銀関連らしき工事は、平成28年度は、品川清掃工場(日立造船)、江戸川清掃工場(JFEエンジ)、平成27年度は港清掃工場(三菱重工)、中央清掃工場(日立造船)で工事を行ったようだが、、、そのほかの工場は、すでに対応済みなのか、それともまだなのかはわからないが、、、入ってくる水銀混入ごみを阻止できない限りは、、どんなに設備にお金をかけようとも、このような事態は繰り返し起きる、、

全国の廃棄物焼却施設も、廃棄物処理法施行令等の改正(水銀関係)で排ガスの水銀規制が始まれば、、23区の清掃工場の事態も他人事ではなくなる。もっとも、23区のように、水銀の連続測定器を設置する自治体は限られるだろうから、年に2回程度の水銀排ガス測定ではあまり危機感も感じないかな、、、排ガス水銀規制は本年10月1日から、、環境省「廃棄物処理法施行令等の改正(水銀関係)についての説明会の開催について


東京二十三区清掃一部事務組合 平成29年5月15日

水銀混入ごみによる板橋清掃工場1号炉の停止について(PDF:175KB) NEW


水銀混入ごみによる板橋清掃工場1号炉の停止について

 板橋清掃工場において、1号焼却炉の排ガス中水銀濃度が、自己規制値※1(0.05mg/m³N)を超えたため、焼却炉を停止しました。※2
 なお、排ガス中の水銀濃度が一時的に自己規制値(0.05mg/m³N)を超えることがあっても、周辺地域に環境汚染や健康被害を生じることはありません。
 区民、事業者の皆様におかれましては、適正なごみの出し方に従い排出されるよう願いします。
 今後の見通しについては下記のとおりです。

1 停止日時 平成29年5月12日(金)18時41分

2 経緯 5月12日(金)16時54分 排ガス水銀濃度上昇
           18時00分 煙突入口水銀濃度0.055mg/m³N(1時間平均値)
           18時41分 焼却炉停止操作開始

3 今後の見通し及び対応
 設備の汚染状況調査と清掃等の対策を実施し、再稼働予定です。

4 不適正ごみの搬入防止
 プラント設備の機能などを脅かす不適正なごみの搬入防止に向けて、搬入物検査の強化と23区と連携して対策を継続して講じています。

※1 排ガス中の水銀に関して法律による排出基準はありませんが、東京二十三区清掃一部事務組合の清掃工場においては自己規制値(0.05mg/m³N)を定め、その遵守を徹底しています。
※2 板橋清掃工場2号炉は、正常に焼却処理を行っています。


東京二十三区清掃一部事務組合

水銀混入ごみによる焼却炉の停止

23区内の複数の清掃工場では、水銀が混入したごみの搬入が原因で排ガス中の水銀濃度が上昇したたため、焼却炉を停止する事態が発生し、その復旧に多大な時間と費用がかかっています。
水銀を含むごみの搬入は絶対に許しません。
区民、事業者の皆様におかれましては、水銀の適正な分別処理をお願いいたします。

【水銀混入ごみにより停止した工場】

清掃工場名

焼却炉番号

停止期間

物的被害金額(概算)

千歳

1号炉

平成23年7月15日から

平成23年7月23日まで

約50万円

杉並

1号炉

平成23年9月9日から

平成23年9月20日まで

約50万円

板橋

2号炉

平成24年3月28日から

平成24年4月4日まで

約50万円

目黒

2号炉

平成24年5月27日から

平成24年6月6日まで

約100万円

千歳

1号炉

平成24年7月12日から

平成24年7月21日まで

約50万円

江戸川

2号炉

平成25年9月18日から

平成25年10月12日まで

約350万円

光が丘

2号炉

平成26年2月10日から

平成26年3月1日まで

約300万円

中央

2号炉

平成26年2月8日から

平成26年6月11日まで

約1億9千6百万円

江戸川

2号炉

平成26年11月3日から

平成26年12月13日まで

約100万円

品川

1号炉

平成27年1月28日から

平成27年2月20日まで

約50万円

江戸川

2号炉

平成27年12月19日から

平成27年12月30日まで

約50万円

中央
2号炉
平成28年3月11日から
平成28年5月5日まで
約1,200万円

練馬清掃工場 1号炉  平成 2 9 年 2 月 1 3 日~平成 2 9 年 2 月 28 日
中央清掃工場 2号炉  平成 2 9 年 3 月 3 日~平成 2 9 年 3 月 13 日

焼却炉停止等の経過

 

水銀混入ごみにより停止した焼却炉の復旧状況等(平成22年6月から平成23年3月)

焼却炉の状況

水銀混入ごみの不適正搬入のために稼働停止を余儀なくされた5つの焼却炉はすべて正常化しました。

清掃工場名

焼却炉番号

停止期間

物的被害金額(概算)

足立

2号炉

平成22年6月11日から

平成22年9月3日まで

約2億8千万円

平成22年9月16日から

平成22年9月27日まで

約50万円

板橋

2号炉

平成22年7月1日から

平成22年7月17日まで

約50万円

光が丘

1.2号炉

平成22年7月8日から

平成22年8月13日(1号炉)まで

平成22年10月18日(2号炉)まで

約50万円(1号炉)

約550万円(2号炉)

千歳

1号炉

平成22年7月18日から

平成22年7月28日まで

約50万円

目黒

1号炉

平成23年2月22日から

平成23年3月10日まで

約300万円

焼却炉停止等の経過

 

平成22年度以前も、水銀による炉停止は時々あったようだが、、
確認できているのは、
杉並(平成21年2月)板橋(平成212)、葛飾(平成1911)、足立(平成183)、、

 

関連(本ブログ)
23区清掃一組 水銀混入ごみによる中央清掃工場2号炉の停止(3月3日) 2017年03月06日

23区の清掃工場の水銀処理能力

清掃一組曰く、「23区の清掃工場の設備能力は排ガス1㎥当たり2mg/㎥N 除去できる。2mg/㎥Nの処理能力を超えないように自己規制値(管理値)を定めており、自己規制値を超えるおそれがある場合、あるいは超えてしまった場合は緊急的に停止操作をすることで対応。」ということであった。従って、排ガス中水銀の自己規制値50 μgを超えたということは、200g を超える水銀が不法に焼却炉に投入されたということになるようだ、、、

また、「 200 gを時間当たりの焼却量で割ると、 ごみ 1 トン当たり 13.69 g。足立清掃工場の場合 はごみ 1 トン当たり 13.69 g の水銀が入ると 自己規制値を超えてしまう。 これはあくまでも ごみ 1 トン当たり に直しただけで 、ご み1トン当たりにまんべんなく水銀が入っているという意味ではありません。」ということであった。(詳細は「第1回 区民との 意見交換会 内容 <全文>」)

水銀含む製品の水銀含有量(環境省、経産省、いろんな数値がある)
水銀血圧計 - 3.5cc/個(47.6g/個)
水銀体温計 - 0.75g/本~1.2g/本(約1g/本)
蛍光灯 - 7 ㎎/本
アルカリボタン電池 - 5.1
古い乾電池は1 個当たり 50mg の水銀 を含むものもあ りという報告

200gの水銀というと、、
水銀血圧計だと4個以上、水銀体温計だと200本、
蛍光灯だと2 万本、ボタン電池だと約4万個、、
乾電池の場合、かなり前から国内は無水銀となっているので、相当古い乾電池か輸入品となるが、

ということで、、、排ガス中水銀の自己規制値50 μg を超えるということは、、、
通常の「可燃ごみ」では水銀が200g も入ることはそうそうないようで、、
素人ながらに思うには、意図的に、故意に水銀含む廃棄物を可燃ごみに混入させたようにおもうが、、

しかし、設備で対応できると過信しすぎてないか、、そして入口対策がおろそかになると、、、
2017年度からは水銀の大気排出対策として、廃棄物焼却施設も排ガスの水銀規制が始まる。
23区の先行した水銀対策は、全国の廃棄物処理施設も注目しているだろうが、、
それがこういう状況では、、、、

 

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