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佐賀市清掃工場「二酸化炭素分離回収設備」稼動式典(8/26)について

2016年08月19日 17時27分13秒 | ごみ全般/環境政策

環境省「佐賀市清掃工場「二酸化炭素分離回収設備」について」より

 

環境省のお知らせの「佐賀市清掃工場「二酸化炭素分離回収設備」稼動式典について」がでている。
そうか、こういうのにも環境省の補助金が出ているのだ~

 

環境省 2016年8月19日

佐賀市清掃工場「二酸化炭素分離回収設備」稼動式典について

平成28年8月26日(金)に、佐賀市清掃工場で二酸化炭素分離回収設備の稼動式典が開催されます。
この設備は、環境省の補助により佐賀 市清掃工場の廃棄物発電施設に設置され、廃棄物焼却ガスからの二酸化炭素を回収するものです。回収された二酸化炭素は藻類の培養等に活用し、藻類から抽出 した成分を化粧品、サプリメント等の材料として利用します。これは、廃棄物発電施設からの二酸化炭素回収・利用の可能性を実証する、日本初の取り組みで す。

1.設備の概要

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二酸化炭素回収機能付き廃棄物発電検討事業)は、二酸化炭素回収機能を有する高付加価値な廃棄物発電の導入に向けて、廃棄物焼却排ガスからの二酸化炭素回収プロセスや採算性を検討することを目的としています。

本事業として、平成27年5月、佐賀市の提案を採択し、佐賀市は環境省の補助により設備の整備を進め、このたび稼動式典が開催されることとなりました。

この設備は、佐賀市清掃工場の廃棄物発電施設に設置され、廃棄物焼却ガスからの二酸化炭素 を回収するものです。回収された二酸化炭素は藻類の培養等に活用し、藻類から抽出した成分を化粧品、サプリメント等の材料として利用します。これは、廃棄 物発電施設からの二酸化炭素回収・利用の可能性を実証する、日本初の取り組みです。

2.稼動式典の概要

【日時】 平成28年8月26日(金)11:00~12:00

【場所】 佐賀市清掃工場(佐賀県佐賀市高木瀬町大字長瀬2369番地)

【主催】 佐賀市

【共催】 株式会社東芝

※ 受け入れ体制の都合により、式典へのご出席は、関係者及び報道関係者限りとさせていただきます。

※ 式典終了後、二酸化炭素分離回収設備及び回収した二酸化炭素の供給先である株式会社アルビータの藻類培養施設見学会を開催します。株式会社アルビータの施設見学は今回限りの予定です。

3.取材のお問い合わせ先

佐賀市環境部バイオマス産業都市推進課

担当 江島(電話 0952-30-2431)

添付資料

 


 


■ 佐賀市清掃工場向け二酸化炭素分離回収プラントが稼働を開始


東芝:トップページ プレスリリース 2016年08月10日

清掃工場で商用利用される世界初の二酸化炭素回収プラントが稼働

 当社が佐賀市清掃工場に納めた二酸化炭素分離回収プラントが、今月26日から稼働します。本プラントは、清掃工場で商用利用される世界初の二酸化炭素分離回収プラントで、ごみ処理過程で発生する排ガスから二酸化炭素を分離回収します。回収した二酸化炭素は藻類の培養や農作物の栽培等に活用するために、佐賀市が事業者に売却します。

  本プラントは、当社が火力発電所向けに開発した化学吸収法による二酸化炭素分離回収技術を適用しています。ごみ焼却時に発生する排ガスにアルカリ 性のアミン水溶液を接触させることで、排ガスから二酸化炭素を吸収し、その水溶液を加熱することにより、二酸化炭素を高純度で分離・回収します。これによ り、清掃工場から発生する排ガスの一部から、1日で最大10トンの二酸化炭素を回収できます。

 当社は、佐賀市の「清掃工場バイオマス利 活用促進事業」において、2013年10月に小型の二酸化炭素分離回収実験プラントを佐賀市清掃工場に納 入しました。実験プラントは累計で8,000時間稼働しており、そこから得られたデータをもとに、農業等に提供可能な高純度の二酸化炭素分離回収技術の検 証、清掃工場での回収コストの評価、二酸化炭素の利活用方法の検討などを佐賀市と共同で実施しました。本プラントでは、これらの知見を活用し、清掃工場固 有の排ガスの不純物影響等を考慮した分離・回収システムを確立しました。

 当社は、本プラントおよび福岡県大牟田市の二酸化炭素分離回収パイロットプラント等での実績をもとに、二酸化炭素分離回収技術の高性能化と適用市場の拡大を推進し、将来的に火力発電プラントと統合された低炭素システムの構築を目指します。 

2016年8月10日時点。当社調べ。

 


 

環境省

平成26年度環境配慮型CCS導入検討事業委託業務報告書

表紙・目次 [PDF 0.7MB]

要約・Executive Summary [PDF 0.5MB]

  1. 二酸化炭素分離・回収プロセスの環境負荷評価 [PDF 1.9MB]
  2. シャトルシップによる二酸化炭素輸送・貯留システムの検討

    (1/4) [PDF 3.8MB] (2/4) [PDF 2.6MB]

    (3/4) [PDF 3.5MB] (4/4) [PDF 1.5MB]

  3. CCSの円滑な導入手法の検討 [PDF 2.1MB]
  4. 実証試験の実施に向けた検討 [PDF 3.1MB]
  5. 検討会等の開催 [PDF 0.7MB]

 

環境省

 

関連(本ブログ)
平成26年度環境省予算(案) 主要新規事項等の概要 2013年12月27日

CCSによるゼロカーボン電力導入促進事業(一部経済産業省連携)

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (tnk)
2016-08-21 08:21:31
実用化前の状況で清掃工場からCO2を回収する理由が理解できない。
清掃工場では過剰な空気で燃焼するため、化石燃料ボイラに比べCO2の濃度が高くなく、排ガス中の水蒸気も多い。
排ガスには水銀やダイオキシン等も含まれるためマイナスイメージもあり、商業的にに持続可能な施設ではないと思う。
自治体や環境省を利用したPR効果を狙っているのか。
補助金で開発費を浮かせて実証施設を作り、実用化出来たら石炭火力発電所に大規模なプラントを建設する足掛かりにするだけか?
二酸化炭素分離回収実験プラント (渡辺)
2016-08-21 09:51:30
そうですね。二酸化炭素の回収・貯蔵 (CCS) 技術は環境省も経産省も力を入れているようですが、、、どうも、おおがかりな回収・貯蔵というのもとても心配です。佐賀清掃工場のように回収したものを活用するというのもうまくいくのか~

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