ミカのメイク オフ日記 

市原市議会議員 小沢みかのプライベート日記です。自閉症の長男とのエピソード、出会い、想いなどを素顔になってつづります。

死ぬときぐらい好きにさせてよ

2017-06-17 | 医療
今回の代表質問では「QODの向上」について取り上げます。
QODは「quality of death」の略。直訳すると「死の質」なんですが、自分らしい死の在り方って、きっと人それぞれですよね・・・。
ただ、日本は今、「自分らしく死ぬ」ことが意外に難しい社会です。ひょっとしたら、「自分らしく生きる」ことより難しいかもしれません。

昨年話題になった宝島社企業広告のコピーに、それがよく表されています。
ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフに、癌で闘病中の樹木希林さんが横たわるビジュアルの訴える力が凄いです。

死ぬときぐらい好きにさせてよ

人は必ず死ぬというのに
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく、
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。


日本の平均寿命は今や世界一だが、いかに長く生きるかばかりに注目し、いかに死ぬかという視点が抜け落ちている。
いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであるから、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか、
というメッセージ広告です。

因みに、「オフィーリア」のオリジナルは、こちら。


今年初め、市内で3000名以上を在宅で看取った在宅医による講演会を開催し、お陰さまで大好評だったのですが、その先生もこんなことをおっしゃっていました。

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今どきの若い医者は、何もしないで死んだ人を見たことが無い。
救急車で行けば、もうすぐ天国に行けそうな人の家族に「人工栄養をしますか?」「気管内挿管をしますか?」「心臓マッサージをしますか?」と聞く。
「できることは全てしてください」と言いたいでしょうが、それは「できるだけ苦しめてください」と言っているのと同じ。聞いている医者も聞かれている家族もわかっていない。
病院の医者が自然死を見たことが無いから仕方ない。死ぬときは苦しいものだと思っているから。

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近年、国も地方自治体もQODの向上について注目し始めるようになってきました。
日本はどうしても「死」をタブー視する傾向がありますが、超高齢化社会において在宅医療を進めるうえで、今後は行政も避けては通れない課題だと思っています。
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